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第578回【筋トレ日誌 その他日々是】569(2022/12/20)▲▲あらためて、nakaちゃんねるを紹介してみる②▲▲

昨日から続きます。

いよいよ思春期真っ盛り。
相変わらず勉学低空飛行の
高校期以降です。

4)高校期

引き続き勉強は全くといっていいほど

上向かない。


入学してすぐの頃に、

なぜかレスリング部にスカウトされる。

『もしかして俺必要とされてる?』

なんて思ったのも束の間、

部員が足りない、

特に軽量級の部員がいないから

私をスカウトしてきただけだったようだ。


夏場でもストーブをつけて

汗だくで男同士で取っ組み合いすることに

嫌気がさしてしまい、

早々に部活をやめる。

今思えば、

続けておけば話のネタになったのに、

とも思う。


それからは帰宅部の傍ら、

学校の図書館の管理係になる。


図書館の管理は

好きな本を読んでいても良かったので、

高校時代の最高の思い出かもしれない。


一方、

男女比のバランスの悪いクラスだった。

女子はガサツな男子と

距離を置いているように見えたが、

中性的ソフト感が売りの私は

比較的女子とは仲は悪くなかったし

今でもやりとりが続く友人もいる。


全体を俯瞰すると、

なんだかパッとしたイメージのない

高校時代だった気がする。

この頃は毎日早く大人になりてー

と思っていた一方で、

俺みたいのが大人になったら

上手くやっていけるのだろうか

と不安で仕方がなかった。


そんな不安の中で、

高3の運動会の日は

サボって自転車で一日フラフラしていた。


小学校4年生から

皆勤賞を続けてきた身には、

サボるという行為が背徳の塊に思えたし

一方で甘美で蠱惑的な魅力があった。


今となってはどうという事は無いのだが、

当時は随分と思い切ったことしたなぁと思う。

普通通りに帰宅したら、

既に親にはバレていて

あれやこれやと叱られたけど。


高校は授業も

さほど面白いと思えなかったけれども、

小学校に上がる前から続けてきた

書道を教わっている時間が

一番楽しくて集中できる

時間だったような気がする。


あまり打ち込めるものが無かった中、

筆を持って字を書いている時間は

邪魔も入らず最高の時間だった。


そんな私でも

なんとか最後だけは勉強して

辛くも浪人することなく大学に滑り込む。


5)大学期

親元を離れたい一心で

進学を機に上京。

本当は一人暮らしを

堪能したいところだったが、

さすがにそこまで親にワガママは通せず

地元の名士が設立した学生寮に入る。

(つまり、同じ地元の学生しかいない)


この寮は一部屋が3畳もあったかどうか

怪しいくらいにクソ狭かったし、

東京の府中にあったことも踏まえ

『府中刑務所』と私は呼んでいた。


しかも目の前に自衛隊の基地があるので、

毎朝6時に大音量の進軍ラッパが鳴り

嫌でも叩き起こされる。


普通の大学生なら

昼までゴロゴロ寝て過ごすところ、

なんとも健康的な生活を送っていたわけだ。


寮生活をしていると

あれこれ管理はされたりするものの、

親元を離れた開放感から

毎日が放駒のようにじっとする事なく

都会の楽しさに淫していた。


当時はとにかく金がないから

通学は毎日往復40キロを

自転車で通っていたし、

(途中から面倒くさくなって

 電車通学に変更)

時には電車の初乗り代も無くなって

新宿から府中まで20キロを歩いて帰ったことも

何度もある。


当時は若さで面白がって

なんとか乗り越える事は出来たが、

やはり金の無い生活は嫌だ

と強く心に刻む。


そんな純粋な青年を惑わしたのが

府中という町である。


自転車で10分もあれば

東京競馬場があるし、

もう少し先まで自転車を漕げば

多摩川競艇場がある。

隣町の調布に行けば

京王閣競輪場がある。

何とも恐ろしい町である。


そんな中パチンコに手を出さなかったのは

唯一の救いかもしれない。

今思えば何とも虚しい投機をしていたものだ、

と情けなくなってしまう。

でも、

競艇は大人のロマンを感じられて

興奮したのだが。(汗)


それでも無為に過ごしていたわけではなく、

ミニコミ誌を作成するサークルに所属していた。

今思えば結構真面目にやっていたし、

入稿前の徹夜も何度も経験した。

あの経験のおかげで

出版業界には就職しない、という

意思決定基準を作れた事は良かった。


先輩後輩の関係もそう厳しくはなく、

比較的緩い関係で4年間を過ごす。


大学4年間はやはり濃密なので、

次回に続く・・・。

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