哲学を曲げないことが上積みを作る最大のポイント。

2024年5月12日日曜日
明治安田J2リーグ第15節
藤枝対秋田
1-0で勝利。
ホームでまたしても劇的逆転!
完全に軌道に乗った!
後は飛ぶだけ!!


この日は久しぶりにシャトルバスで藤総へ。
時間帯からかいつもより人手が多いことに少し驚きました。

強気に行こうぜ

スタジアムも母の日イベントのおかげでバックスタンドの中心は殆ど埋まっている様子。
「これ、ホーム鹿児島戦のキャンペーンのとき凄いことになるんじゃないか…?」と少し心配になるレベルでした。
運営の方、毎回気持ちの入った挨拶をしてくれて好きです。
藤枝MYFCを愛しているのが伝わっています。
共に戦い、このクラブを上に押し上げましょう!!


この日はいもじぇんぬさんの『おいもdeアイス』とすずの木さんのホルモン丼を頂きました。
『おいもdeアイス』は2度目の購入ですが、やはり激ウマ。
しかし、購入した直後に『やきいもフラペチーノ(曖昧)』なるものに気付いてしまい、やや後ろ髪を引かれる思い。
次回はそちらを!!
ホルモン丼は様々な部位の食感や味の違いが最高に楽しく、タレの味がご飯と酒を呼び込むもの。
美味しかったです!
画像はありません!!

今日はここから。


ゲームは前半から「球際、一対一」という吉田監督が放つ力強い言葉の通り、ロングボールとセカンドボールの拾い合いを制する秋田さんペース。
藤枝MYFCも今現在こだわっているところではありますが、そこはやはり秋田さんに分があります。
秋田さんの強みであるセットプレーも数え切れないくらい与えてしまいますがウエンデル、山原、中川創の三選手と北村GKを中心に何とか凌ぎ切ります。
しかし、相手のサッカーに付き合うだけではなくビルドアップからボールを回す藤枝らしいサッカーを展開し消耗を狙うなど、劣勢に見えた前半にも勝利の種を蒔き続ける藤枝MYFC。
後半開始直後6分辺りにジャッジが荒れて試合が混乱しそうになるも、その後もスコアレスに持ち込みます。
その結果、秋田さんの気迫や強度が薄まり始め藤枝MYFCの時間帯に。
今まで通らなかったパスやドリブルが秋田さん陣地で躍動し始めて一気に得点の香りがし始めます。
そして、後半AT1分。
途中交代で出場した中川風選手がゴール前の混戦から落ち着いて決め切り決勝点!!
藤枝MYFC、クラブ初となるJ2四連勝を達成。
またひとつ新しい景色を観ることが出来ました。


ホイッスルが鳴った瞬間、当然喜びに沸く藤枝MYFCファンサポーター。
もちろん僕も歓喜に舞い上がっていました。
しかし、この目に映ったのはショッキングな敗戦をしたにも関わらず藤枝MYFCゴール裏に一礼をする相手選手の面々。
痺れるほどカッコ良かったです。
こういう“強さ”があるからこそ、ああいう骨太なサッカーを貫けるんだなと痛感しました。
まだまだ、僕達は未熟だ。
まだまだ、僕達は成長しなければならない。
そんなことを感じました。
また戦うときは、そんなカッコ良さを少しでも身に付けていたいです。
ありがとうございました!!


--前半はほぼ秋田のペースだったと思いますが、狙いどおり入ることはできたのでしょうか。
1対1の局面局面で、強い思いでボール際にファイトしていったと思います。前半においては。

--後半は逆に、藤枝に流れを持っていかれてしまった原因について、どう感じていますか。
前半の強度を90分間維持していく心のスタミナ、体のスタミナ、強度のスタミナを、チーム全員で必ずつけてくれると僕は信じています。

--後半は前の選手を中心に積極的に交代カードを切っていましたが、そこでパワーアップできたのか、それとももうひとつだったのでしょうか。
思ったようなパワーアップは望めなかったように思いますけれども、その経験を必ず糧にして、挑戦して、成長する以外ないと思います。

J公式吉田監督インタビュー

吉田監督の端的な言葉から今回の試合のポイントがハッキリと分かります。
前半の強度を耐え切り、自分達の時間帯を決め切った藤枝MYFC。
今までの試合を糧に新しい武器である“終盤力”を身に付けたことが分かります。

そして、耐える時間があれば、ああやってチャンスが……。最後は決定的な場面で決めましたけども、その前にもいくつかありました。課題はああいうチャンスをもっともっとモノにしていくこと。今日は1-0のクリーンシートで終わりましたけども、これを複数得点まで持っていくという力強さとか、たくましさとか、そういう勝負どころというのをもっと突き詰めていきたいなというゲームだったのかなと思います。

ただ、0-1にならないように(失点)ゼロで終わる、最後1-0で勝ち切る強さというのは、すごく評価できる点ではありますから、それは引き続きやりつつ、もう1個上に行けるようにね。ただ、やっぱり耐えなければいけない時間帯というのはこれからも絶対出てきますから、そういう耐える時間は耐えながら、うまくいかないときはうまくいかないんだよ、というマインドも持ちながら、1個1個上に上がっていけたらと思います。

J公式須藤監督インタビュー

手にした武器とこれから手にするであろう理想を胸に邁進していけば、J2での活躍だけではなく更に上の舞台で輝くことも夢ではない。
現在「やりたいことよりやるべきこと」を掲げている須藤監督ですが、その本質は究極の理想主義者です。
ある種傲慢さすら感じる哲学を胸に戦っています。
それでも、ファンサポーターから最大級の信頼を持って愛されている。
その理由は須藤監督もまた藤枝MYFCを愛しているからです。
藤枝MYFCに関わるすべての人達の気持ちを背負い、結果でそれに応えていくという覚悟と責任を持っています。
だからこそ、自身の理想と現実のバランスを考え、その中でクラブが上積みを残せるような勝ち方を模索する。
その結果が実らなくても、土壌に肥やしとして残った哲学は新しい武器を育てる上で重要な手がかりとなります。

--苦しい時間帯での苦しさは、想定を超えていなかったということでしょうか。
想定は超えていなかったですね。この1週間、最初から監督は言い続けていて、本当に簡単なゲームじゃないというのは分かっていました。「(前節の相手・)栃木より徹底してくる、本当に球際の部分がカギになってくるよ」というのはずっと言われていたので、選手たちはその想定どおりに戦えたなと思います。

--後半に流れを持ってこられたことには理由がありますか。
本当に前半でやられなかったこと、それがすべてだと思います。いつも後半に僕たちの時間が増えるというのは、今季を戦っている中でどの試合でも後半は自分たちの時間が絶対来るというのは分かっていたので、その中で、本当に焦れずに戦い続けていたのが、後半の自分たちの流れにつながりました。なおかつ点も取れたというのは、本当に自分たちが焦れずにやり続けた結果かなと思います。

--やりながら相手のほうが疲れてきているというのは感じていますか。
すごく感じていますね。もう足が止まってきてスライドが間に合わなくなってくるというのは、前節の栃木戦もそうですし、その前の群馬戦もそうですけど、相手の足が止まっているというのは多分選手の中ですごく感じています。だからこそ自分たちがより前に強度を持っていけるというのはあります。

--個人的にもかなり良いパスを通していました。
そうですね。今日は何本かありましたね。あれを前の選手が決めてくれるといいけど(笑)。でも、僕は試合に勝てればいいので、本当に徹底しながらやり続けられればいいなと思います。

J公式中川創選手インタビュー

思えば、前年は相手の強度から前半に押し負けて大量失点をしてしまう試合が多々ありました。
しかし、その強度がずっと続くことは有り得ない。
そのことをクラブ全体が共有しているからこそ、「焦れずにやり続けた結果」を手繰り寄せることに成功しました。
そして、中川創選手自身もオフェンシブな一面をここ何試合かで出し続けています。
試合中や試合後も感情を爆発させる場面が増えた中川創選手。
こうした新たな選手の魅力を毎試合見ることが出来る。
それこそが今の藤枝MYFCが持つ最大の武器。
各々が覚醒して新しい扉をこじ開けることこそがクラブを大きくする鍵だと断言します。


さあ、もう後は勝つしかない。
アウェイで戦うは強敵の山口さん。
コンディションを整えるだけでも厳しいハードな遠征となることは明白ですが、それでもやり切る必要がある。
その後に控えるACLベスト16という快挙を成し遂げた甲府さん。
そして、現在圧倒的独走体制の清水さんが待ち構えています。
ここで得られる経験値は大きい。
それならば、勝って喰らって更に成長していきましょう。
行くぞ、前人未到の15連勝。
「夢物語」と嘲笑う奴等も全員巻き込んで、高く高く翔べ藤枝MYFC!



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