進行形JR乗りつぶし日記(少しのオマージュ)#21~さんふらわぁ僥倖旅(7)【苫小牧→鵡川→苫小牧→千歳】
駅のすぐ横にある工場からは白い煙が青空に立ち上っている。今日最後の目的である日高本線の14時33分発鵡川行き各駅停車は既に苫小牧駅の端っこのホームに入線して、けたたましいディーゼル音を響かせている。
先程乗った室蘭本線に象徴されるように、もはや「本線」の名称が何の意味も持たなくなったJR北海道の中でも、特にこの日高本線は8年前の高波被害で海岸沿いの線路や路盤が多く流されたまま放置され、結局そのまま鵡川から終点様似までが廃線になってしまったという落ちぶれようである。日高地方