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妖精はいない。それは想像に過ぎない。

こんにちは!

占い師や、ミディアムシップ(霊視)をしている方が時々「妖精が見える」「妖精がいる」と言っていることを耳にしたことがあると思います。

スピ盲信の方、占い師を信じきっている方は天使や妖精を何か信じたくなるかもしれません。そういうものにすがりたくなるものです。
すがると必ず執着の念が生まれます。
かつては、天使のオラクルカード、妖精のオラクルカードをひたすら出版し続け、カリスマとして売り上げを伸ばしていた方、「それが私のライフワークだ」とまで言って、大勢の信者を集めていた方がいました。

ドリーン・バーチューさんです。
本日はドリーン・バーチューさんの発言を元に「妖精」など、目に見えないものへ崇拝することへの危惧をお話しいたします。


ドリーン・バーチューの決意と霊視の闇


彼女は、2017年に完全にキリスト教徒として洗礼を受け、それまで出していた出版物オラクルカードの出版を差し押さえ、世間の方々には、大々的に「絶対に使わないでください」と、訴えていらっしゃいます。

そして、あれほどまでに「妖精」の話をし、「妖精」をモチーフにしたオラクルカードを作っていた人が、今では、

妖精は幻想です。
イマジナリーフレンドなんです。
そのようなものはいないです。」

と、はっきりとおっしゃっています。

スピ・占いを信じる方々には、衝撃的な発言ですが、2017年以降を「救われた後」2017年以前を「救われる前」と、
表現されています。クリスチャンらしい表現です。

私はここで、ドリーンさんの発言の是非を議論するつもりはありません。
クリスチャンの方のおっしゃっていることを否定するつもりはないです。

ここで注目したいのは、なぜドリーンさんが今まで見えていた(と主張していた)ことを全否定しなけれはならないのか、です。

否定の仕方が尋常じゃないのです。

『あれは間違いでした。
私は罪を犯しました。
でたらめを言っていました。
あれが悪魔の所業だということを
私は知らなかったのです。
ですから、みなさんには使わないで
いただきたいのです。』

このように、今では「全否定」されているのです。
使えば悪影響まで及ぼすかもしれないとまで言われています。
このことで、実の息子さん、息子さんたちご家族とは縁が切れ、多くの批判に晒されることになります。
ですが、そのような苦しい立場になっても「あれは、間違いだった」と、言い続けるドリーンさん。ここを無視できません。

霊視の問題点


つまり、見えないものに頼る姿勢をおっしゃっているのです。
頼ってはいけない、ということです。

人は、知らず知らずのうちに見えないものの存在を拝んでしまう傾向にあります。なぜか。
それは、端的に言えば自分がご加護をもらって幸せになりたいからでしょう。しかしここで注意しなければいけないのは、
妖精も天使も拝む対象ではないのです。
願いを叶えるために拝んではいけないのです。
見えたから特別なわけでもない。
むしろそのような幻想が見えることに心に何らかの問題があるからだと思わなければいけない。心の問題が処理できず幻想を生み出している可能性があります。仏教でも死者を拝むわけではありません。例えば浄土宗や浄土教なら、死者ではなく、阿弥陀にお念仏を唱えます。ここでも決して阿弥陀様に助けてくださいと、拝んでいないのです。(実際、阿弥陀様にお願いされている方を見かけますが、実はその考えは間違えています。)
ただ、ドリーンさんの主張は、もちろんクリスチャンとしての立場からも、この仏教の教えも否定されています。(ドリーンさんが正しいということにはなりませんが。)

本来、人間の目に見えないものは理由があって見えないわけです。仮に天使や妖精の存在を否定しないということにしてみましょう。
天使や妖精というものは、誰もが見えるわけではありません。見えないものが見えることは何か選ばれた「特別」なステータスではなく、「体が出すSOSサイン」であり、改善が必要であると受け取った方がいいのです。神秘的なものに惹かれるのが人間ですが、盲信しすぎるのはよくないです。

闇のパワーで身を滅ぼさないこと


指摘したいのは、その見えるべきでないものが見えるのは人間が取り組むべきことから逃れようとする弱い心から生まれるものであるということ。
もちろん、時には神にお祈りをすることはあるでしょう。
お祈りが感謝であれば問題ありません。
感謝をして生きる。
それだけでよかったんです。
ですが、どうしても「助けてください。」と、なりますね。
人間はそういうもの。人間は弱いのです。弱いから、イマジナリーフレンドを作ってしまう(幻想)こともあるのです。

弱い心ですがるようなお祈り、おまじないのようなこと、
「助かるなら拝みます」や、「願掛け」はよくないです。
そこに執着心が生まれ、魔を呼び込むからです。いわゆるパワースポットが
邪気だらけ
、という理由です。

おまじないをして魔界から悪魔を呼ばないためにできること

あなたの力は誰にも奪われることはありません。
まず、自分のパワーを信じることです。生かされていることに喜びを感じること。
拝んですがって必要のない魔界のネガティブなパワーを寄せ付けないよう
日々生きましょう。やり方は至ってシンプルです。天使や妖精やなんとか霊にお願いしなくても、しっかりと現実と向き合っていれば必ず乗り越えられるのです。神秘的なものへの興味は持ってもいいですが、自分が助かるために拝まないことです。

自分のやるべきことに向き合ってください。
自分の力を信じてください。
それがあなたの使命です。

お読みいただきありがとうございました。


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