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もろちんです!!(5/1)

どれくらい時間がなくて切羽詰まっているかというと、「ねまき」を「ねまさ」と書いたり、「マイクホルダー」を「マイクフォルダー」と書いたり、「もちろんです!」を「もろちんです!」と書いて仕事の取引先の方に送ってしまうレベルですが、皆さまはいかがお過ごしでしたでしょうか。

この業界では「素敵な女性の作曲家さんで、いつかご一緒してみたいと思っていました」とか「憧れてまして」とか言われたりもするわたくしなのだが、ここで世武日記を読んでいる民は「まさか世武さんに限ってそんな美ポジ!?」という気持ちを持ったであろう。

その通り!もろちん、高く評価して頂いたり憧れて下さったりする声は嬉しい。しかし実像はほぼ世武日記が人間の形をしているだけのような感じなので、自分自身そのギャップに少し居心地の悪さを感じつつ、照れてモジモジしてしまう。

この居心地の悪さを結構頻繁に(親しい友人には)「例えるなら、男子がペニスのポジションを直したくなる感じよ」と威張って言うのだが、もろちん、私は生まれてこのかた具体的にそのような思いをしたことがないので雰囲気で言っている。ただその絶妙さが、それ以上の例はないと思わせるのだ。絶妙かどうかは知らんが、おそらく絶妙であるはず、いや、あって欲しい。あっておくれよ!お願い!!!

本日の日記が無闇やたらに卑猥な言葉で埋め尽くされている原因はもろちん、冒頭で書いた切羽詰まり脳みそによるバグと言えよう。普段の日記は大変慎ましやかだということを、偶然これを目にした人に伝えたい。

そこんとこ、きっちりと理解頂いたので、本題に入るとしよう。

朝から大物楽器を音楽ディレクターの所有している倉庫まで運び込むミッションを遂行していた。本当は彼の新しいスタジオに置かせてもらうという話になっていたのだが、ビルの所有者からあれやこれやとクレームが入り、完成が大幅に遅れているらしい。重量に耐えられるか、防音はどのくらい徹底されている等、建築的安全面での事情があるのだろう。

そんなわけで、まずは神奈川県まで行った。
次は、千駄ヶ谷のジュエリー事務所の方にデスク&チェアをお譲りするために都心へと引き返す。

雨の246沿いはなかなかのカオスで、ある程度の交通量がある道を走る度に「なぜ右折レーンを別に作るか、もしくは右折車に配慮した信号システムにしないのだろう」と思うが、その後すぐに「でもさ、全国にこうやって道路を設計した人は偉人じゃない?素人がイチイチ小煩いよ!」と思い直し、大人しく渋滞のスタメンとしてベンチを温め続けた。

昨日えみちゃんに貰ったチョコレートシリアルの紙袋に手を突っ込んで、朝ごはん代わりに食べる。
少し塩気もあって現代風な味。車の中で食べるお菓子って何だか良い。

一旦帰宅すると、うちの駐車場にドンっと巨大トラックが停まっていた。どうやら引越し業者さんらしい。
うちの目の前のマンションの方が引越し、そのすぐ隣の一軒家は建設中。せまい道に大きなトラックが3台もひしめき合っている。この状況で絶好の駐車スペースが空いているのだから「おっ、ラッキー!」とついつい停めたのだろうと思う。まあ、気持ちはわかる。

しかし本日の"もろちん"は一味違うのだ。「何時頃まで使います?いいですよ〜」などとは言ってられない。こちらもまた、人生の新章に向けてカツカツの時間割を奔走している真っ最中。

「あと一時間くらいで終わると思うんですけど、どうしたらいいですか?少し車避けてもらうのは無理ですか?」

「ご協力したい気持ちは山々なんですけど、まさに私も引越し中で、私の場合は自力引越しなんで出たり入ったりの時間が読めなくて。ほんと申し訳ないんですけど、今日は車動かすの厳しいです」

「いや、でもそうするとトラック置く場所ないんですよね」

「え、でも、私の駐車場がたまたま空いてただけで、そもそもは駐車スペースがないの知っててオファー受けてらっしゃいますよね?」

「.....すみません。こちらが無理言ってるのは分かってて.....そうすよね」

少し強引ではあったが、自分の言っていることはちゃんと把握してコミュニケーションをとっている人だったので特にムカつきもせず、ただ時間に追われて次の予定が迫っていたため、少し焦りながら結局何とかして頂いた。

一気に怒涛感が増した後、家に食べるものももうないので、仕方なく近所のファミレス風のお店で昼夜兼用ご飯を頂く。ジャンバラヤというやつだ。結構美味しかった。

そんな地味な一日も無事に終了。明日は、出発日から逆算して最後の平日だ。ゴールデンハムスターフェイスなのだから仕方がなかったことかもしれないが、わざわざゴールデンウィークに移住するなんて完全なる作戦ミスだよ。不便で仕方がないので、今後検討されている方がいらしたらあまりお勧めはできない。

よし、明日ももろちん、続・引越し物語です!

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