見出し画像

Hierarchie

都会の人間はどうも忙しない。
最近になって、改めて感じる次第。
通勤ラッシュの満員電車。
押しつぶされそうな人々の鬱屈そうなツラ。
街を歩く人々のなんだか落ち着かない足取り。
BPMは明らかに速いだろう。


この期になって

"社会"を生きる"人々"、「社会人」とはこういうものか。

そう、考えさせられる。


当事者意識


簡単なように聞こえて、ものすごく難しい。
ジブンゴト。
おそらく、知らぬ間に自分の外に防音壁を設置しているのだろう。

もれなく私も、そうした防音壁を設置していたその1人だろう。
だからこそ、ジブンゴトにするまでに時間がかかる。
おそらく、私も4月になり社会人を迎え、早ければ半月もする頃には「鬱屈そうなツラ」"ジブンゴト"になるのだろう。
イヤな予感というものは的中するもんですから。

ただ、「知らぬより知るが得」とも言えるのもまた事実である。
知らぬ事実を後で突きつけられることの方が、期待に対するギャップとして大きく精神を傷つける刃となるはずだ。
そう考えると、私は覚悟ができている点においては少しは社会人になる心構えが備わっているのかもしれない。

そうした準備ができていれば、社会に打ちのめされた仏頂面にならないような策を日々の生活で実践すれば良い。
所謂、趣味だとか余暇の過ごし方の扱いの問題なのだろうけども。
「QOL(Quality Of Life)」なんてコトバも叫ばれる現代ゆえ、生活水準ベースで図るのが人生であり、人生の価値は生活水準そのものなのだろう。(QOLみたいに何でもかんでも横文字にするのはいかがなものと思ったりするのはナイショで。)



そう考えた時に、ふと思ってしまった。
ただ家で横になり、適当な暮らしを送るだけのカスみたいな余暇に意味があるのか、と。
YouTubeやTikTok、Instagramなど、映像や画像コンテンツの閲覧。
もちろん閲覧自体が悪いわけではないのは至極当然として、気づけば数時間経つあの現象。(コレに名前つけたいね、なんて。)
臓器が食物を消化するかの如く、時間を消化器官に突っ込んでしまっているようなものだろう。

予めそういう1日にするというテーマでない限り、ここ最近では特に時間を損している感覚に苛まれるようになってしまった。
だからこそ、こうしたnoteを綴る日々を過ごすようになって楽しいと感じることはもちろん、自分の知識の階級を高次元的にしている成長過程が楽しい。

怠惰な生活水準を送り続けピラミッドの最下層に居続けた人間が、4年も続けた塾バイトで触れ合った人たちのおかげで多少なりとも変われたのだろう。
(社会不適合者がこれから本当に社会適合できるのでしょうかねシランケド)



最近になって、

高校をやり直したい


と考える機会が増加した。
もちろん、高校をやり直すと私の場合ではあらゆる歯車が狂うことになるわけなのだが。
そのうち、今の自分がどうして存在しているのかという過程も整理しなければなりませぬ。
それでも、学び直して人間的成長を実感してみたいなんて思うものだ。
多分、今なら高校の勉強を整理して正しく理解する能力がついているんじゃないか、なんて思ったり。(それを現役で十分戦ってる高校生たち、すげーよ貴方達。)

大学生活を送る中で学んだ知識、それをどう活かすかは自分次第。
ゼミの教授に散々叩き込まれた、システム思考の氷山モデル。(※1)
物事には必ずパターンや構造があり、1番奥底には意識・無意識の前提があるというもので、見えない部分が多いということを氷山の一角と下層の氷層で現したものだ。

※1 システム思考の氷山モデル

これにおいて、私の高校時代なら最下層に「どうせ無理だよ」なんていう卑屈な考えがあった。



勉強しない。
やらなきゃ良い。
そういう、ただの言い訳。




それの裏付け的な何かを探してばっかの取り繕いの人生。
あの頃を考えたら人間らしい生活のヒエラルキーにおいて、十分成長しましたね、私。

(まあ、結果論こうした高校1・2年の生活がないと塾バイト然り友人然り、人脈はどこにあるのかと今でこそ思いますがね。)


社会人的趣味ってなんだろう。
最近それを考えながら生きているのも、おそらく一回きりの人生を少しでも楽しみたいという一心なのだろうと。
哲学的な問題と向き合う日々を送る中で、過去の過ちを繰り返さないようにしたいという気持ちがそこにはあるのだろう。


明日が来ることは解る
昨日が戻らないのも知ってる
できれば やり直したいけれど



あいみょんの楽曲「さよならの今日に」の一節。
やり直せるならやり直したい。
この気持ちは変わらず持ち続けているのは事実。
それでも戻らない昨日があるからこそ、先の未来をどうするかを検討して先を見て前進する。


"辛いときでも、楽しむ心は忘れずに。
そしたら、良いこと付いてくるっしょ!"


バイトの後輩のインスタのストーリーに彼らしさを感じつつ、今日という一瞬を生きるからには楽しく生きてこうだなんて感じるモンです。


私、昔より少しはポジティブになれましたね。
中学の頃の自分に伝えてやりたいな。

変人にはなったかもしれないけど、十分楽しめてんぞー!

なんてね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?