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わたしについて⑩ 〜ある進学校にて〜

 最初に赴任した学校は、中部にある進学校だったのですが、そこではとても貴重な経験をしました。

 授業中に、生徒に質問をして、「これ、わかる人?」と聞くと、「はい、はい、はい、、」とほぼ全員が手をあげて、アピールしてくるんです。
「先生、私に当ててー」と。

 これには、とてもびっくりしました。
私は、那覇で生まれ育ったのですが、そこでは、できるだけ目立ちたくないと考える人がほとんどで、手を挙げる人なんていないのが普通だったからです。

 本当に驚きました。
人生を謳歌して、楽しもうとしている姿勢にとても刺激を受けました。


 4月には、担任が何も言わなくても、時間割が掲示してあり、そうじ当番や会長が決まっていて、クラスの掲示物も勝手に出来上がっていました。
ほんと素晴らしいー!!

 合唱コンクールでは、担任が誘導しなくても自分たちで練習日を決めて、朝は7時に集合して、場所を探して勝手に練習してるんです。

 私は、本当に驚きました😀
私は20代でしたが、積極的に、楽しむことに貪欲な生徒たちを見て、いろんなことを学ぶことができましたよ😀


 先生という職業は、人生を普通に生きていたら会うことのできない人たちと出会うことができるのが醍醐味だったりします。
ほんと楽しかったなあ〜。

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