わたしについて⑥ 〜餓死寸前〜
大学卒業後は、ある元国会議員の秘書をしていたんですが、うちの事情を考えると公務員の方がいいと思い、教員採用試験を受験しようと決めました。
ただ、試験日まで半年間しか時間が無かったため、「半年間で、沖縄にあるすべての参考書を制覇する!一度で受からなかったら諦める!」と目標を立てました。
うちを立て直すため、一度で受からなかったら止めようと思っていました。
眠くならないように24時間18℃に室温を設定し、食べる時間ももったいない、トイレに行く時間ももったいない、1日の勉強時間は23時間!と決め、朝の6時から7時までを寝る時間にしました。
沖縄中の本屋から参考書を買い漁って、解いていない問題は無いというくらいに勉強しました。
学生時代は『キン肉マン』というあだ名があったように、気力体力には自信があったので、半年間なら持ち堪えるだろうと思っていました。
でも、半年経ったある日、鏡を見ると、「顔がない😗」と思わず呟いてしまいました。本当に顔が無かったんです。
顔に肉が付いていなくて、目の周りは黒く、体重計に乗ったら33kgでした。
半年間で16kgくらい減っていたんです。
試験には合格しましたが、歩く体力どころか、寝る体力も残っていませんでした。寝ることにも体力がいるんだと初めて知りました。
病院に行くと、医者に言われた言葉は「餓死寸前」でした。
そこから、私は2年くらい寝たきりになってしまったんです。。
〜つづく〜
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