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久しぶりの入管 その表と裏


東京入管

久しぶりに東京出入国在留管理局に行ってきました。特定技能外国人のビザの切り替え手続きです。なぜ、社労士のくせに、入管の手続きができるんだ!?って声が聞こえてきましたが、ある手続きをすれば行政書士以外でも取次申請ができるのです。

ただしあくまで取次申請のみ。行政書士が作成した書類を、本人や行政書士に代わって提出するだけなのです。簡単に言えばお使いです。出入国管理行政って厳しいですね。

ただ、提出するだけなのに、1時間半待たされました。これでも全然短い方です。混んでいるときは何時間も待たされます。いろんな国の子供たちが何も知らずに遊んでいる姿に、とりあえずは癒されながら、それでもイライラはつのります。

入管の職員って一般に言われるほど対応悪くないんですよね。むしろ親切に思えるくらい。多言語対応もしているし。ただしこれはあくまで表の顔。裏の顔は実際は見たことはありません。


ルポ入管

この本には詳しく書かれています。難民申請してもほとんど認められないこの国の実態。仮放免期間もいつ呼び出されるか、気が休まることはありません。牛久入管では、始終監視され、病気や、最悪の場合死に至ることも何度も、その実態が精緻に描かれています。

2021年3月、名古屋入管収容中のスリランカ人女性ウィシュマさんは体調の悪化を何度も何度も訴えましたが、まともな診療を受けさせてもらえず33歳の若さで亡くなりました。収容中のビデオもなかなか開示はしてくれませんでした。

他の公務員と違って、入管職員に裁量性が多く認められています。その理由は何なのか、謎に包まれています。

SDGsHelloWork 代表 岸本貴久

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