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アラフォー共創マガジン【共同運営】

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アラフォーのクリエイターのみなさん同士が繋がって共創できる場がほしいなと思い、アラフォー共創マガジンを作りました。 アラフォーのアラフォーによるアラフォーのための共同運営共創マガ… もっと読む
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2023年5月の記事一覧

「ゆとり世代のオッサン」が残りの人生を面白可笑しく過ごすために大事なコトとは

「ゆとり世代のオッサン」が残りの人生を面白可笑しく過ごすために大事なコトとは

ゆとり世代も本格的に「オッサン」「オバサン」になった。

まぎれもなく私パラディソもミドルサーティを抜けアラフォーに突入したが、この先の人生を心穏やかに、面白おかしく過ごせるようにしたいものです。

今回は、世に憚る「理論」や「法則」を応用することによって、40代以降の人生を歩いていく道しるべを作っていこうと思います。

10,000時間の法則趣味や好き好んで実践する個人的活動は間違いなく人生を面

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【長編小説】『薫香の女君』第3話「甘美な白と食事」

【長編小説】『薫香の女君』第3話「甘美な白と食事」

 穏やかな春から、爽やかな初夏、しっとりとした梅雨を経て、季節は、夏へと移る

四人の住まいのも、移りゆく時に合わせて、さまざまな花が咲き誇った。

 愛(まな)は、宮の邸にて、写し書きの仕事をする。
 青黒(しょうこく)は、宮中の見回りの仕事。簡素に言うと、人間や悪霊など、悪さをしている者を取り締めてるっと言っていたが、天皇に支える検非違使(けびいし)や陰陽師の下部である式神とは違い、自ら単独で

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【長編小説】『薫香の女君』第2話「紫と安らぎ」

【長編小説】『薫香の女君』第2話「紫と安らぎ」

 宮での仕事が忙しくなった。
 愛は毎晩、帰りが遅くなり、遂には、自らの住まいにも仕事を持ち込まないと、ままならない状態になった。
 青黒は、どんなに遅くても妻を送迎し、家では、肩や腰を労わり揉んでくれた。
 王龍は、朝、昼、晩、深夜と英気の養う食事を施した。時折、休息の間に出す柚子茶が、特に心を和ませた。
 一角は、愛の写し書きの仕事を手伝う。すらすらと手慣れた手つきで、あっという間に山ほどの仕

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【長編小説】『薫香の女君』第1話「ある1日の香り」

【長編小説】『薫香の女君』第1話「ある1日の香り」

(あらすじ)
この物語は、あらゆる神獣や鬼が現世にいた平安時代。
令和時代から転生した女性の愛(まな)、
麝香(ムスク)の香り漂う鬼の青黒(しょうこく)、
柑橘(シトラス)を香り放つ龍の王龍(ワンロン)、
薫衣草(ラベンダー)が芳しい一角獣(ユニコーン)の一角(ひとづの)、
 の、穏やかな1妻3夫の物語である。

 令和時代より、この平安時代に目が覚めて、まさか三人も夫ができるとは思わなかった。

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