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【執筆記】「お前の小説、出版社の社員さん全員のランチ代くらいは稼げるんだろうな?」

※ここで言う「お前の小説」(自作)

結局私は創作大賞を獲りたい

「お前の小説、出版社の社員さん全員のランチ代くらいは稼げるんだろうな?」

「出版社の利益になるぐらいには売れるんだろうな?」

最近そんな自問自答をしている。

そして、note 創作大賞に応募して以降、2つの気持ちが並行して心の中に棲み続けている。

私A「創作大賞というイベントに乗っかり、新規読者を開拓できたら十分かなぁ」
私B「えっ、大賞取る気もなく応募してる訳?」


いやいや。
いやいやいや。私Bよ。
謙虚さの欠片も無い。
これで中間選考も通らなかったら、めちゃめちゃ恥ずかしいんじゃない?

いや?
「謙虚さの欠片」
↑↑↑
あって得することある?あ、心証いいとか?君元々友達少ない人生だし今更心証気にしてもしょうがなくない?

「めちゃめちゃ恥ずかしい」
↑↑↑
誰に対して?
どうせ君のこと誰もそんなに見てないって。
そして他人に「落ちてやんのプププ~」って思われたところで、君に影響なくない?
そもそもこの1年間全然関わったことない人から一方的にブロックされたりしてるし、
恥だの傷付くだのって時間が解決すること知ってるよね。


結局私は創作大賞を獲りたい。


これ。
どんなに自分を誤魔化そうと、結局残る気持ちはこれですよ。

「お前の小説、ビジネス成立するくらい売れるのかよ oi!」

ただ、「(小説で)創作大賞を獲る」とはつまり、「商業出版されるクオリティである」と言うことであり、
「商業出版されるクオリティである」とはつまり、「ビジネスとして採算が合うと判断できる商品である」
と言うことだ。

エンタメ小説は、芸術品とかじゃない。
出版社は遊びでやってるわけじゃない。
それなりにプロモーションにコストをかけたとしても、それを回収できるくらい売れるものしか売りたくないだろう。常識的に考えて。
昨年の受賞作。


小説としての魅力があるのはもちろんだし、明らかに採算合うでしょう、売れるでしょう。

はい、そこで自作です。

「お前の小説、作者名伏せて近所の書店に置いたとして、家族・職場の同僚・友人・ご近所さん、誰かしら買ってくれそうな人いる?」

っていう話ですよね。

「いや、手に取って読んでもらえれば魅力が伝わる!」とかじゃないんよ。
手に取ってくれる人、周りに居そう?って話ですよ。

私の小説、層と層の狭間にある説

冷静に自分の小説の属性を省みるとですねぇ

・ラノベという盤石な市場には含まれない
・その割には文体がラノベに近いほど軽い
・目の肥えた読書好きの大人にとっては幼稚感ある
・じゃあティーン向けかと言うと、それにしては地味


え、刺さる層なくない?
大体、 こういう記事で「なくない?」っていうノリ持ち出す時点で、 インテリジェンスある大人は敬遠するよね~わかるわかる~。

総合すると、「商業出版に耐えうるクオリティかどうか」以前に、買ってくれる人が全然見えないスーパーカテゴリエラー状態なんじゃない? という話。

うわー救いがなーい!
でも私は書いてて楽しいの。どうするこれ。

結論 足掻きはする

現時点で「あきらめる」という選択肢はない。
私は、20 日で 10 万字書けたという実績がある。7 月頭まで構想に七転八倒してもギリ間に合う。
道は二つ。

1.既存の作品を精一杯商業として成立するくらいブラッシュアップあるいは特定のターゲット層に寄せる

2.自分の武器を把握し、もう一本新たに書く


素晴らしいことに、たぶんこの 2 つは同時進行でできる、はず。

これで結果出なかったとしても、 本腰入れて作品に向き合って改稿した経験や、 自分の掴める読者層を追求しそこに刺さる作品を作った、と言う経験は、絶対無駄にならない、はず。

7 月まで、改稿に集中し続けようと思ってたけど、一旦第 2 の選択肢について検討しようと思います。

やれるだけやったろ。

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