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僕のカメラTips

写真をSNSにアップするようになってから、色々な方々から様々なご質問をいただく事が増えてきました。技術的な部分については、なるべく細かく記事にさせていただきます。今回は、ある種メモ的な部分をピックアップして記事にしてみました。

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最新の機材や高額な機材を使用しているから、腕が良いカメラマンとは限りません。

最新の機材や高額な機材への憧れは、早い時期に捨てましょう。

同時にオールド機材が素晴らしい。

このメーカーが完璧。

という事もありません。

機材やメーカーへの盲目的な信頼や信仰心めいたものは早い時期に捨てましょう。

gibsonのギターを持っているから良い曲が出来る訳ではありません。

dysonの掃除機を買ったから部屋が綺麗になる訳でもなく、

staubのお鍋を買ってもZwillingの包丁を買っても美味しい料理が出来る訳では無いのです。

総額200万円のライカで撮ったから、この写真には価値がある、そんな事を言う人とは会話する必要は無いのです。

iphoneでも、チェキでも、写ルンです、でも素敵な写真が撮れます。

機械に高望みせず、とにかく心が動いたら写真を撮りましょう。

そして撮り続ける事です。

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写真を撮ったら、後から見直しましょう。

目指していた事、出来た事、出来ていなかった事を整理しましょう。

撮りっぱなしは良く無いです。

明るさだったり、構図だったり、自分の理想と現実のギャップに気づく事が大事です。

操作的な部分は面倒かも知れませんが憶えてしまえば良い事です。

そして、写真を編集する事で見つかる事、勉強する事も多いので編集をしましょう。編集ソフトを買う必要は無いです。おまけで付いている編集ソフトで十分です。

編集時に、撮影時に出来る事を見つけると、次回、さらに良い写真になるヒントになる筈です。

編集や加工が上手くなったら、編集の限界も見えてきます。すると次には撮影時に調整すべき点、カメラアングルやフレーミング、シャッター速度や絞り、ISO、理想のライティングが見えてくる筈です。

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被写体がいる場合は化粧室や虫刺され対策も考えましょう。

モデルさんにお願いしてロケで撮る時には、化粧室がある事が絶対条件です。綺麗な、衛生的に大丈夫な化粧室が無いロケ先は諦めるべきだと思います。もしくは十分な余裕を持った時間管理で撮影を行うべきでしょう。虫が多い季節には虫刺され防止にも配慮しましょう。虫に刺されないようにするスプレーや、もしも、刺された時に塗る薬の用意も忘れずに。処置が早いと、それだけ腫れも抑えられます。モデルさんの後日の仕事に影響を与えてしまう危険は極力排除しましょう。カメラバッグの中に撮影機材以外も準備して万全に。ちなみに僕の場合は、虫刺されの薬と、虫が来ないスプレー、ちょっとした怪我用に絆創膏や胃薬、めまい用の薬なども車に常備してます。メンソールのスプレーは虫が嫌いらしいので北見のハッカスプレーはオススメです(香りもイイ感じなのでリフレッシュにもイイですよ)。

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撮影の前に食事をするのは良く無いです

腹が減っては戦は勝てない、なんていう言葉があるようですが、撮影に関してカメラマンはお腹いっぱいに食べるのはオススメしません。満腹という幸福感が撮影のモチベーションを下げるからです。空腹で研ぎ澄まされた時の感性の方が、きっと撮影ではプラスに働きます。ハングリーな精神を忘れた写真は、どこかパンチが無くなります。僕はプロの現場でライブ撮影をしますが、リハから本番終了の6~8時間位まで飲み物は摂取しますが食べないです。トイレに行って素晴らしい瞬間を逃す方が残念すぎます。

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写真を撮るために遠くへ行かなくても良いです

素敵な写真が撮りたくて、ついつい、遠くへ行くと良い写真スポットがある。なんて考えがちですが、そんな事はありません。日常の中にこそ、普段の生活の中にこそ美しい一瞬が潜んでいます。隣の芝生は青く見える、なんて言った先人達の言う事は正しいです。撮るものが無いなんて言わずに、お気に入りのコーヒーカップにカフェラテを作って写真を撮りましょう。朝食のパンを撮りましょう。朝の光に照らされた食卓は平和で素敵です。雨の日は窓ガラスの水滴越しに風景を撮りましょう。長年履いたスニーカーすら素敵な写真になるかもしれません。

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他の人の写真を見続けるよりも、写真を撮りに行きましょう。

憧れのフォトグラファーの素敵な写真を見続けていても、イイねを押しても、フォローされたとしても、そんなに良い事はありません。むしろ自分の写真を撮ることの方が大事です。影響を受けすぎて、憧れのフォトグラファーの写真を真似しても、自分自身のオリジナリティーが欠落して素敵な写真とは言えません。そんな写真でイイねを沢山もらってもコンテストで賞をもらっても無意味な経験です。

写真は自分探しの旅でもあります。写真は自分と向き合う事が大事です。

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お酒と写真の相性は良く無いです

写真を見たり、あるいは人と写真を語り合う時、写真とお酒の相性は良くありません。そんな場所で交わされる芸術論や会話は、ただのノイズでしかありません。思い出話をする写真なら大丈夫でしょう。その時くれぐれも、お酒と思い出には溺れないようにしてください。

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白黒の写真がアートであるなんて迷信です

アートの本質は、もっと違う所に存在しているはずです。本質を追求する事が大事です。キャンバスの上以外に絵の具を置く事を否定する画家と話をしていても意味は無いのです。落書きとバカにされた壁に描かれた絵も、今や高額なアートです。白黒の良さとカラーの良さをお互いに尊重しましょう。

カラーで現像中、迷いに迷って白黒に逃げるのもヤメましょう。

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カメラを買った時に付いてきたストラップは捨ててしまいましょう

おまけで付いてきたストラップは捨ててしまいましょう。そして、お気に入りのストラップを探して装着しましょう。カメラという機械が、あなたの道具になる瞬間を味わえます。できれば、良いストラップにしましょう。職人さんが作ってくれたストラップは長く使うほどに愛着が湧いてくる事でしょう。出来れば質の良い革のストラップにしましょう。使うほどに柔らかくなる、それでいて丈夫な革のストラップは美しく、使いやすく、そして安心です。カメラを買い換えた時は、長年使った、そのストラップを使いましょう。

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近づく事、離れる事、足を使いましょう

写真を撮ろうとした瞬間、ここで撮ろうと決めた場所から、もう一歩前に進んでファインダーを覗き込んでください。あるいは、もう一歩下がってください。ズームレンズを動かして、撮る範囲を近づけたり離れたりは卒業しましょう。足を使って前後に移動する癖を付けましょう。慣れてきたら、今日は35mmで撮る。とか85mmで撮るという縛りを自らのミッションにしてみましょう。

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アイレベルから上げ下げしてみましょう

カメラを構える時、楽な姿勢で撮りがちな人は、楽じゃ無い姿勢で撮りましょう。普通に立って目線でカメラを構える事をやめてみましょう。腰の位置にカメラを持って撮ったり。カメラの角度を水平以外にしてみましょう。ファインダーを使わずに液晶を使ったり、もっと色々な位置とアングルで撮る挑戦をしてみてください。普段の見え方と違う写真は、新鮮な驚きに溢れている事でしょう。カメラを持つ高さを変化させる事で人とは違った視点が手に入ります。棒立ちでカメラを構えるのも卒業してみましょう。女の子を撮る時はステップなんかを持っていると便利です。上から女の子を撮ると、普段とは違った写り方をしてくれます。花も横からだけではなくて真上とか下から撮ってみましょう。

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他の人の写真を批評してみましょう

現在は他人を褒める事が美徳とされていますが、あえて自分自身の中で批評してみましょう。ただし批評した後は、自分自身でも写真を撮ってみましょう。自分自身の中で批評した後、実際に撮影する事で、実は想像以上に難しい事やフォトグラファーの苦労を知ります。的確な批評は正義です。適当な批評が悪なのです。批評するという分析をすると、自分自身の写真を撮る際、注意すべき事や心がけなければいけない事が見えてくる筈です。

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自分のスタイルを持つ事、貫く事

人の真似をしていても仕方がありません。自分自身のスタイルを持ちましょう。そして貫く事が大事です。写真には流行というかブームがあります。コントラストを下げた写真が人気になったり、ブラックポイントを下げた写真が人気になったり、フィルムライクな写真が人気になったり。ブームに乗る事も重要なのかもしれませんが、本質的な自分のスタイルを持つ事が大事です。ブームへの対応力も重要ですが、同時に自分のスタイルを磨きましょう。

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カメラを過保護にしない事

カメラを過剰に保護しない事です。道具を大事に使う事と過保護にする事は別です。使い倒す事が重要です。カメラの傷に愛着を感じる位使いましょう。シャッターパーツを交換するくらい撮りましょう。写真は撮れば撮るほど上達します。カメラは取り出しやすいバッグに入れましょう。過剰な保護をして取り出しづらくなっているなら、撮影の妨げになっているという事です。移動の際はカバンに入れて撮影場所では、肩から、あるいは首からカメラをぶら下げっぱなしにしましょう。ただしカメラをぶら下げているという事を常に認識しましょう。小さなお子さんやドアのノブにカメラ本体やレンズをぶつけてしまう危険があります。大型レンズを得意げに装着した人が、人とぶつかった時に、文句を言いたそうにしているトコを良く見ますがお門違いです。危ない物をぶら下げて歩いているのはカメラを持っている人なのです。電動ノコギリや包丁を肩から下げているつもりで十分注意して歩きましょう。液晶は硬度の高いガラスで保護しましょう。レンズは保護フィルターやUVフィルターで保護しましょう。これだけで大丈夫です。

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自分のnoteを作ってみましょう

SNSで写真をアップしているとスレッドの中、どんどん写真が見えづらくなったりします。色々なテーマで写真を撮る人だとアカウントを複数持つ人もいるようですが、noteを作ってマガジン形式にした方が手っ取り早いです。noteだと、もしかすると見知らぬ誰かがサポートという形で、あなたのクリエイターライフを応援してくれるファンになってくれるかも知れません。イイねをいただける事は素晴らしいのですが、お金にならないのは悲しすぎます。noteには誰かに支援してもらえる可能性があるのです。そして自分自身のマガジンを作り、カメラtipsを作って公開しましょう。

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フリーモデルさんとの撮影には注意が必要です

フリーモデルさんとの撮影には色々注意が必要です。意識の高いフリーモデルさんなら大丈夫です。が、中には難しいフリーモデルさんも少なくないのです。社会人として問題が多い人、学生だから許される的な考えの人も多いのが現実です。

フリーモデルさんという言葉は定義が難しいのが正直な印象です。事務所に所属していないモデルさんというのが本来の意味かと思いますが、今や、その定義は一層曖昧な物に変容しています。誰もがカメラマンで、誰もがモデルを名乗る混沌とした時代でもあります。

フリーモデルさんの多くは、商用撮影というよりも撮影会モデルさんのフリー版という感じです。なので多くを求めてはいけない存在でもあります。有償、無償という2種類に分かれていますが料金に関しては自己申告なので高額なフリーモデルさんなので良い写真が撮れる。無償のフリーモデルさんなのでイマイチな写真しか撮れない。という訳でもありません。ここも選択が難しいところです。

契約が存在していなかったりマネージャーさんも居ないので、撮影前、撮影中、撮影後も色々とトラブルも少なく無いと聞きます。なので撮影前に入念に確認作業をする事をオススメします。

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モデルとは言うものの、事実上、一般の人を撮る事になります。フリーモデルさんの気持ちを尊重して撮影することを肝に命じて撮りましょう。

カメラマン側の著作権的なものは放棄した方が早いと思います。何故なら彼女達は突然、被写体活動を辞めてしまう事も多いのです。彼氏に反対された。親に叱られた。主人に反対された。子供の友達の親から馬鹿にされた。会社に内緒で被写体活動していて社内で悪い噂になった。友人に知られて恥ずかしくなった。などなど理由は様々です。そんな時に今までアップした写真を、どう処理するか?までお話した方が良いのでは?と思います。突然、「被写体辞めるので今までネットにアップした写真、消してください。」なんて無責任な事をlineなんかで送ってくるフリーモデルさんも実際にいるようです。

僕の場合は、怪しい雲行きの人の写真は綺麗サッパリpc内もSNSからも削除しています。後生大事に出来るような写真が撮れるフリーモデルさんが少ないのを実感しているからです。明確な目的が無いモデルさんと撮った写真は、何も心に響かない写真になってしまう事の方が多いのが事実です。偶然を見つけるつもりで撮った写真に、素敵な偶然が起きなかったのなら、その写真は残念な思い出にしかならないのです。僕にとって素敵な写真が撮れる瞬間は、お互いが努力している時です。お互いがリスペクトし合っている時です。写真を撮って、その写真を見せて、お互いが何か閃いて写真に何かを残そうと挑戦している時、良い写真が撮れています

撮影したフリーモデルさんからの突然の削除依頼とか経験したく無いなぁ、何回撮っても同じポーズの写真ばかり撮っていて、このままでは写真を勉強する上で不安だなって方は、きちんとしたプロカメラマンに依頼して講師になってもらい、しっかりとした学習テーマを決めて、モデルさんの撮影を勉強する事をオススメします。カメラメーカーのカレッジもありますので、そちらのポートレート専門講師に教えてもらうのが一番だと思います。その際撮影した写真は恐らくネットにはアップ出来ないと思いますが、ネットにアップしたい方は事前に確認していただいた方が良いと思います。

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僕が遭遇した困ったフリーモデルさん

写真データのセレクト、アップロードはフリーモデルさん自身が行う、カメラマンサイドからのアップロードは不可。レタッチもフリーモデルさん自らが行う。ポージングなどもフリーモデルさんが決める。という制約を当日聞かされた事もありました。しかも遠方まで行って、、、。カメラマンはシャッターボタンを押すだけの人なのでしょうか?。アップロードや公開範囲、データの取り扱いに関しては撮影前に確認した方が安全です。ちなみに、その時撮った写真を僕自身でレタッチした物を、レタッチサンプルとしてフリーモデルさんにlineで送ったのですが、フリーモデルさんが勝手にフォトコンに応募して入選してました。好き勝手な事を言うフリーモデルさんには、カメラマンの権利は無視されがちなのです。

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精神的に病んでいて撮影以外の相談をしてくるフリーモデルさん

撮影モデルとして依頼しているのですが、かなり精神的に病んでいるようで撮影以外の相談をしてくるフリーモデルさんがいました。残念ながら、そういったケアを僕に求められても、どうしようも出来ません。被写体募集であって友達募集では無いのです。撮影を円滑にするためにご機嫌を取る事はありますが、勘違いされると大変です。皆さんもお気をつけください。お金を貸してください、なんてフリーモデルさんもいましたね、、、。

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約束の日程を守れないフリーモデルさん

ビューティー系ストロボライティングの実験や練習のために、スタジオを抑えてフリーモデルさんと約束したのですが、当日、突然キャンセルされた事があります。フリーモデルさん側はカメラマン側がキャンセルの時にはキャンセル料が発生します!などと言っていたのに、フリーモデルさん自らがドタキャンしても一切、こちら側にはキャンセル料金が発生しないというのも理不尽です。スタジオのキャンセル料金や、こちらのスケジュールには興味が無い、というのは大人としても問題があります。社会人として働いているそうですが無責任な社員さんなんでしょうね。その日はスタジオに無いライトスタンドを数本、ジャイアントアンブレラ、メタルビューティーディッシュ、メーカーさんからお借りしたストロボ等大量の機材を持ち込んでいたので、用意しているカメラマン側からすると本当に悲惨でした。カメラ好きな一般人カメラマンがカメラだけ持って、手ぶらで「はい、笑って〜」な撮影しか知らないというのもフリーモデルさんに多いです。これでアシスタントやスタイリスト、ヘアメイクまで用意していたら相当な赤字です。

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努力していないフリーモデルさんには要注意

仕事で職業モデルさんを撮ることが多い人間から言わせていただくと、フリーモデルさんの多くはプロのモデルさんを甘く見ています。両者の間には凄まじい温度差があります。

職業モデルさんは、ポージングの勉強や洋服を綺麗に見せる勉強、メイクの勉強、体型の維持、肌のメンテをしていますが、フリーモデルさんの多くは勉強していません。なのでポージングや表情のパターンが極端に少ないです。動きながら撮られる、という経験が少ないので凝固したポーズが多いのも特徴です。短い時間の間に多くのポージングをして、写真を、一枚でも多く撮ってもらう。というモデル側からの熱意あるアプローチは大事です。カメラマン側のアプローチが加わると更にバリエーションが増え、結果、良い写真が多く撮れます。

ポージングの勉強にも色々あると思いますが、多くのフリーモデルさんは出来上がった写真だけを見て勉強したつもりになっています。勉強すべきは、そこに辿り着くまでのプロセスだったり、あなたが見ている一枚は、あくまでも大量の撮影データからセレクトされた一枚であり、それ以外にNGになったカットが多数、もしくは、そのOKカット以外にも多数の素敵カットがあるという事です。流れるような動きの中で数十枚撮った中から選ばれた一枚、顔の角度や視線、手の動き、肩の動き、服のシワなどなど様々な要素があるのです。しかし、多くのフリーモデルは蝋人形にでもなったように静止ポーズだったりします。静止する事も時に必要ですが、静止ポーズしか出来ないというのは表現として幅が無さすぎます。これは考えるに一般の方が写真を撮る時に、誰でも撮れるようにする。という撮影会モデル独特の風習なのかな?なんて見ています。「歩いてください」と頼むと慣れない靴でギコチナイ動作で歩き、「そこで振り向いてください」と声をかけるとギコチナイ表情で振り返る。そんな人にお金を出すのは、なかなか勇気が必要です。

「カメラマンがモデルを育てる」なんて事を言う人がいますが、フリーモデルさんに同じ理屈を適用してはダメです。育てても、彼女達は遅かれ早かれ、どうせ辞めるのです。熱心に被写体としての想いをSNSで語り、その翌月には被写体を辞める人だらけなのがフリーモデル達の実情なのです。そして辞めた後、名前を変えて、こっそりとフリーモデルに復帰して、そして、また辞めるのです。

有料にしている時点で彼女達フリーモデルはプロです。事務所に所属していないだけで、顧客からお金をいただくプロの仕事人なのです。努力しない人間にお金を支払ったり、時間を使うほど僕はお人好しではありません。努力しているフリーモデルさんの品位を落としているような、努力をしていないフリーモデルさんが多いので、フリーモデルさんに依頼をする時には十分注意が必要です。

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全く別人なフリーモデルさん

フォトショップなどを使いすぎてSNSなどの写真が全く別人の顔、全く別の体型になっているフリーモデルさんもいます。当日お会いしてビックリします。本人と気づきませんでした。当然、お断りして撮影しませんでした。美しくありたい、美しく見せたいという気持ちは理解出来ますが、たとえフリーと言えどもモデルさんという職業で顔も体型も写真と違うのは、ちょっとした詐欺です。

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そしてフリーモデルさんのファン達は怖い

フリーモデルさんをアイドル扱いしているファンも多いです。写真を楽しむ、と言うよりもコアなファンミーティングと化しているコミュニティも存在します。お誕生日なんかには高額なプレゼントを贈ったり、要求したり、まるでおじさま達が貢ぐキャバ嬢のようです。独特な価値観を共有しあうコミュニティは、その特殊な世界観で判断基準を歪めています。いいね!の数だけは一流モデルか芸能人か?みたいな凄い事になっているのも特徴です。コミュ力が巧みなフリーモデルさんだと、まるでブレーメンの音楽隊みたいに人の心を操ってしまうようです。一度染まると目が覚めるまで抜けられないかも知れませんよ。

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飲食代金はタダと思っているフリーモデルさん

写真好きなおじさま達やお兄さんのファンが多いフリーモデルさんに多いです。ランチや飲み物代金を払わされるなんて事も多いです。洋服やアクセサリーのおねだりも多いです。ランジェリー撮影がしたいので下着を買って欲しい。僕は、そんな撮影に興味無いので買いませんよ。僕は親戚でも彼氏でもありませんから勘弁してください。気持ちよく撮影して良い感じのが撮れて、ちょっと時間があれば、お礼として、ランチやディナーの代金をお支払いする事はありますが稀です。

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遊び感覚のフリーモデルさん

遊び感覚で被写体をしているフリーモデルさんは、とにかく撮られているという事を楽しみたいだけ。時間つぶしして、ご飯代もタダ。チヤホヤされて有名人感覚。インスタに写真をアップしてイイね!が沢山付いてると幸せ。なんて人も多いです。自分自身の価値を楽しみたいのかもしれませんがカメラマンとしては迷惑な話です。フリーモデルさん選びは気をつけましょう。タダより高いものは無い。のです。

カメラマンでありフリーモデルさん

最近は自らも写真を撮影するカメラマンであり、被写体としてフリーモデルもしている。というマルチな才能を発揮する人も増えてきているようです。両方頑張る事は素晴らしい事です。しかし、モデルの時はモデルに徹するべきです。カメラマンの時はカメラマンに徹するべきです。

「売れないカメラマンにコーヒーを一杯飲ませてやるよ」っていう心優しい方、サポートおまちしております。コーヒーは我慢して交通費や制作費に充てさせていただきます。