野村ノート 書評 〜仕事と人間力〜

こんにちは。
読書部部長の増田です。

皆さんは野球見ますか。
僕は大がつくほどの野球好きです。

シーズン始まって1ヶ月ですが、熱中しまくってます。
僕が野球好きなのは”間”です。
球技で一球ずつ止まる競技はあまりなく、野球の特徴と言えると思います。

そこでの思考バトルが僕が野球を愛する理由の一つです。
◾️ 紹介する本

さて、今日紹介する本はプロ野球好き、とりわけ野球脳に感動してしまうタイプなら誰しも読むこの本です。

野村克也氏は選手としてもHR歴代2位、監督としても歴代2位の勝利数を上げています。
野村監督は野球を考えるスポーツにした、偉人だと私は思います。

そんな彼の思考の根本が詰め込まれているのがこの本です。


◾️ 人生と仕事は連動している

これは彼が監督時代意識していたことだと言います。
この後出てくる話から僕が解釈したのはこういうことです。

「仕事は人格ができていないとうまくいかない。人格ができると仕事もできるし、人生も豊かになる。」
実に、論語と算盤的だなと。思うに、野村氏は野球の練習だけではなく、読書や勉強もかかさなかったのではないかなと。


◾️ 印象的なエピソード

それ故、指導にも人間力が出ているなと感じます。
それを表すエピソードだなとおもったのが江夏とのエピソード。

江夏は当時阪神のエースとして大活躍。
南海(現ホークス)に移籍し、野村とチームメイトになった時も威張り散らかしていたそう笑
そんな彼はエースとしてのプライドがありましたが、同時に結構障害で50球も投げられない体になっていました。
そこで野村監督は当時の日本野球界ではいなかった”リリーフ”としての活動を提案します。

しかし彼にはプライドがあったので当然拒否。
野村監督は相当頭を悩ませたそうです。

そんな中ある時こういう言い方をしたそうです。
「お前、リリーフの分野で革命を起こさんか」
これで彼は承諾したとのこと。

相手のプライドをたてることができる言葉遣いができるのも、人間力がある方だなあとつくづく思わされます。

最後まで読んでくださりありがとうございました!