見出し画像

ヨーロッパ文化教養講座(「さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜(8)」鑑賞記)

2024/03/04
今回のテーマ曲は、ドヴォルザークの第9「新世界」から2楽章のラルゴ。
最も演奏頻度の高い交響曲のベスト10には入るのではないかと思う。
2楽章は「家路」という曲名で日本語の歌詞も付けられ、下校時間を告げる放送でもポピュラーである。

俊平は高松の母校の創立記念日に出席するために、「家路」についた。実家では、30年前に勘当された父(演 柄本明)が待ち構える。

勘当されたのは、俊平が燐家のドイツ人マエストロの影響で指揮者を目指し家出したためと判明。

一方、天音は遂に父親である白石市長に反抗して、海と一緒に家出し、俊平や響きがいる実家へ転がり込む。

最後に、天音が2ヶ月の特訓で見事にモーツァルトきらきら星変奏曲、海アレンジ版を力強く弾いて父親を感動させる。

コメントと感想:

1.俊平が母校の交響楽団で、ドヴォルザーク第9の2楽章を演奏するのだが、音が揃っていてあまりにも上手すぎる。

2.最後の天音のヴァイオリンは、丁度良いあんばいに、上手いアマチュアぽく弾かれていた。
誰が吹き替えをしたかと思ったら、なんと天音を演じる當真あみ本人が弾いたと知ってビックリした。
3歳からヴァイオリンを習っているということで納得した。

3.それにしても、柄本明の演技は上手い。息子の柄本佑も「光る君へ」の道長役で存在感のある演技をしていて、サラブレッドだと思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?