ヨーロッパ文化教養講座(「世界ふれあい街歩き ボローニャ&パルマ」鑑賞記
2024/01/26
アフターコロナのイタリア2都市を1時間半で、街歩き。
撮影は2023年の10月ごろだが、日本と違って誰もマスクをしていない。
感想とコメント:
1.ボローニャ
何年か前にも街歩きで取り上げられた。その時も、ポルティコ(アーケード)の紹介とヨーロッパ最古の大学がある街だと紹介されていたと思う。
イタリアの大学は単位を全て取った後、論文を提出し、教授を前に口頭試験があり、それに合格して初めて卒業できるので、学生によって卒業する時期が違うらしい。日本に比べると入るのは易しく、出るのは難しい。
今回は、見事卒業した女子学生の卒業パーティを学食の中で、家族や友人としているシーンが良かった。ちなみに、イタリアは18才からアルコールOKとのこと。
学生が10万人くらいいるので、街は若い人で溢れている印象があり、元気をもらえそうな街である。
美味しいものの紹介では、当然のように、ボロネーゼのパスタがNO.1。
ただ、地元では、Bolognese と言わずに、Ragu(ラグー)と言ったらと思う。
2.パルマ
パルマと言ったら、パルマハム(クラテッロ)とパルメザンチーズ。
もちろん、紹介はあったが、今回の中心は、オペラの大作曲家ジュゼッペ・ヴェルディ。
ヴェルディが、パルマ出身だというイメージは無かったので、調べてみたら、パルマ県の西にある、ブッセート市(コムーネ)のレ・ロンコーレという地域の出身だった。
イタリアの県は、日本のイメージだと市と郡の中間くらいの規模。
ヴェルディは、日本的に例えると、
イタリア共和国
エミリア・ロマーニャ州
パルマ県
ブッセート(コムーネ)市
レ・ロンコーレ町
出身ということになる。
パルマ県の県都がパルマ市なので、街歩きしたパルマ市がヴェルディの街と言っても間違えではないのだろう。
ヴェルディの若いときの作品「ナブッコ」の中の「『行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って』Va pensiero」は、イタリアの第2の国歌と言われていて、このVa pensiero を歌えないとイタリア人ではないと言われているそうだ。
パルマの街歩きでは、ボローニャと違って人も少なく、特に若い人が少ない印象だった。イタリアも地方では特に少子高齢社会になっているのだろうかと思った。
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