見出し画像

教員向けICT認定資格のすゝめ vol. 6【Kahoot! Certified for Schools】

Kahoot! Certified for Schoolsって?

 「Kahoot! Certified」 は、Kahoot!のエキスパートになるために設計された教員向けの認定資格です。

コースを完了すると、Kahoot! に関する基礎知識を学ぶ事ができるほか、
卒業証書とデジタル・バッジを獲得することができます。
(デジタル・バッジの一覧は以下に掲載)

Kahoot! Certifiedのコースは誰でも無料で受講する事ができます。
そのため、現職の教員だけでなく、教員を目指している学生さんも受講することができます。
ただし、その場合は、証明書を受け取ることはできません・・・・。

そもそもKahoot!とは?

 Kahoot!は、教室の中でクイズ大会を開けるアプリケーションです。
授業の「導入」では学習の動機づけ、「まとめ」では知識の定着をサポートする強力なツールになり得ると考えます。

生徒は、参加コードを入力することでクイズに参加する事ができます。
※以下の画面に参加コードを入力します。

クイズは基本的に4択問題で、早く答えるほどポイントが多く入ります。
全ての問題を終えると、ベスト3が発表されるため、子供たちは大盛り上がりです。
イメージとしては、テレビのクイズ番組を教室で行うことのできるWebアプリです。

しかも・・・
基本的にGoogleアカウントがあれば、無料でクイズを作ることができます。
つまり、GIGAスクール構想で配布されたアカウントがそのまま利用できるということです。

また、生徒の端末にアプリをインストールする必要もなく、Webブラウザから利用する事ができるのも大きな強みです。
加えて、Windows、Mac、Chromebookのどの端末でも使えます。

まさに、1人1台端末にとても相性の良いアプリと言えます!
※Kahoot!へのログインはこちらから

認定方法

 それでは、Kahoot! Certifiedの認定を受ける方法を紹介します。
Kahoot! Certifiedには「必須コース」と「上級コース」の2種類があります。
さらに、必須コースは3種類、上級コースは5種類と学習内容によってコースが細分化されています。

ただ、どちらのコースも受講方法は同じです。

  • まず、Kahoot! Certifiedページに移動します。

  • 受講するコースを決めたら、そのコースのPDFガイドをダウンロードします。

  • 次に、コースで定められている、ビデオを視聴し内容を学習します。

  • 内容を理解したら、そのコースの「参加コード」を入力(PINを送信)して、全10問のKahoot!(クイズ)に挑戦します。

  • そのコースの認定を得るには、最低でもクイズの80%以上に正解する必要があります。

  • 合格すると、Kahoot!アカウントのメールアドレスに証明書とデジタル・バッジが届きます。

もし、80%以上、正解できなかったら・・・。

再受験することが可能です。
しかも、問題は出題順が違うだけで内容は一緒です。

ただし・・・
再受験まで、1週間程度まで待つ必要があります。
なぜなら、新しい PINコードが毎週月曜日に生成されるためです。

「どうしても待てない!すぐに挑戦したい!」という場合は、
アプリをアンインストールしてからインストールし直し、ログイン後に PIN を再送信するという方法もなくはないです。

ただ、一つネックなのが・・・
テストが英語なんです(もちろん、問題だけでなく選択肢も・・・)。
問題の難易度より、英語の読解が一番大変かもしれません(笑)

認定資格の種類

 これ以降は、コースの種類と獲得できるデジタル・バッジについて簡単に紹介したいと思います。

1. 必須コース

必須コースには、以下の3つのコースが定められています。

  1. Bronze(初級)

  2. Silver(中級)

  3. Gold(上級)

Bronzeコース(初級)をクリアすると、Silverコース(中級)にアクセスする事ができるようになります。
これらのコースは、自分のペースで進める事ができるため、カレンダーにリマインダーを入れたりする必要もありません。

Bronze(初級)

 Bronze(初級)コースは、Kahoot! Certifiedの最も基礎的なプログラムです。コースを完了するすると、 Kahoot! の作成や開催の方法、課題の割り当て方や評価方法を理解する事ができます。

※Bronze(初級)コースを完了すると以下のバッジが貰えます。

Bronze badge

Silver(中級)

 Silver(中級)コースでは、Kahoot! で利用可能な全ての質問タイプの詳細を理解することができます。
(Kahoot! では、四択問題以外にも、並び替えや穴埋形式のクイズを作成する事ができます)
また、オンライン学習における、Kahoot! の開催や課題の割り当て方を学ぶ事ができます。

※Silver(中級)コースを完了すると以下のバッジが貰えます。

Silver badge

Gold(上級)

 Gold(上級)コースでは、Kahoot! のより発展的な使い方を学ぶ事ができます。
例えば、生徒のパフォーマンスを分析し、形成的な評価を行うための手法を学ぶ事ができます。(生徒の見取りや「指導と評価の一体化」に関する内容といったところです)
より多くの機能を活用して、Kahoot!の効果を最大限に活かしたい先生にオススメです。
※Gold(上級)コースを完了すると以下のバッジが貰えます。

Gold badge

2.上級コース

 Goldコースの受講が完了したら、Kahoot! のより深く発展的な活用方法を学ぶことのできる上級コースに挑戦する事ができます。

上級コースも必須コースと同様に、PDFのガイドとビデオ視聴をもとに、学習を進めていきます。
また、受講が完了すると証明書とバッジが貰えます。
必須コースとの違いは、任意の順序でコースを受講できることです。

各コースは、Kahoot!アンバサダーが作成しています。
そのため、どのコースも明日の授業に活かせる内容となっています。
ただ、注意が必要なのは、上級コースの内容が必須コースの知識を前提に構成されていることです。

上級コースの種類は以下の5つです。

  1. Mentor

  2. Coach

  3. Rocketeer

  4. Globetrotter

  5. Master

それぞれの、コースを完了してもらえるバッジは以下の通りです。
どのバッジも可愛らしいデザインですね。
※Master badgeは本記事のトップ画として掲載されています。

Mentor badge
Coach badge
Rocketeer badge
Globetrotter badge

現在、新しいコースが準備中!!!

 なんと!!現在、新年度に向けて新しいコースが準備中となっています。
(2024年3月21日現在)
詳しい内容は「近日公開!」とのこと。

ただ、「各コースは新しいコンテンツ形式のストーリーで構成される」とのこと。
また内容は、「ヒントやコツを読み、ビデオを視聴してからカフートに参加し、卒業証書とバッジを取得する」とのことですので、大まかな流れは従来のものから変更はないようです。

※新しいコースへの挑戦は以下のリンクから(現在は準備中)

おわりに

いかがでしたか?
もしあなたが、普段からKahoot!を使って授業をされているのなら、是非ともKahoot! Certified for Schoolsに挑戦してみてはどうでしょうか。
Kahoot!の活用方法の幅がさらに広がるかもしれませんよ!

Kahoot! Certified の新しいプログラムが始動したら、詳しい取得方法を更新しようと思います。
よろしければ、次回の記事も読んでいただけると幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?