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教育版桃鉄を一週間使ってみて【適応指導教室】

 先週から本校の適応指導教室の生徒を対象に「教育版 桃太郎電鉄」を活用した学習支援を行っています。(導入の意図はこちら↓)

 この教育版桃鉄を実際に使ってみて、色々と感じたことがあったので、今回はそれを記事としてまとめようと思います。

良かったところ

 まず良かった点としては、『何よりも楽しい』ところですね!
教育版といっても、ほとんど通常の桃鉄と同じです。

ですので、適応指導教室の生徒も楽しそうにプレイしていました!
しかも、普段は同級生とコミュニケーションをとる機会の少ない生徒も、教育版桃鉄をきっかけに交流が生まれるといった場面もありました。

さらに、『教育版桃鉄ができる!』といった理由から、学校から足が遠ざかっていた生徒も登校するといった快挙も起こりました。

流石は桃鉄です。
子供たちにとってのブランド力は凄まじい。

ただ、今は『学び』というより『遊び』で終わってしまっているような感覚・・・。
今後の課題としては、教育版桃鉄に搭載されている地理の解説機能を効果的に活用し、探究学習や調べ学習に発展させていきたいなぁと考えています。

もっとこうだったら良いのに

 このように学習指導や自立活動への効果的な活用が期待できる教育版桃鉄ですが、もっとこうだったら良いのにという点もあります。

それは、「複数の端末を使って一緒にプレイすることができない」点です。

誤解されないように明記しますが、教育版桃鉄も通常版と同じように複数人でのプレイは可能です。ただ、1つの端末を順番に回しながらでしか遊ぶことができません。

つまり、4人1グループで同時プレイする場合、机を班の形にして、その真ん中にタブレット端末を置き、その画面を共有しながら、プレイしていくことになります。

もちろん、この方が子供たち同士の交流は活発になり、対話も増えるかもしれません!

ただ、適応指導教室には、それが難しい生徒もいるんです・・・

複数人で一つの端末を共有するメリットも分かりますが、

機能として、それぞれの端末を使って、個人の画面で同時プレイすることができたら良いのにと思います。

そうすれば、学校に登校することができない生徒とも教育版桃鉄を通して繋がることができます。

「教育版桃鉄を通して、家と教室を繋ぎ、離れていてもクラスメイトと交流できたり、協働的に地理の学習ができたりするかも」と思って導入した分、この点はアップデートを期待したいところです・・・・。

おわりに

 いかがでしたか?
皆さんの学校では教育版桃鉄は導入されていますか?
また、導入されている場合はどのように学習に活用されていますか?

何か良いアイディアがありましたら、コメントで教えてもらえると幸いです。

もし、この記事を読んで「うちの学校にも導入してみようかな?」と思ったら以下のリンクから申請することが可能ですよ。

次回の記事も読んでいただけると嬉しいです。

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