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教員手帳と週案の二刀流が意外と便利!【新年度準備】


教員手帳って?

 文字通り、学校で働く先生に特化した手帳です。
様々な企業が、工夫を凝らしたものを販売しています。

教員手帳の中には、有名な大学の先生が監修したものや、教員インフルエンサーが企業とタイアップして一から作り上げられたものなどがあります。

どの教員手帳にもこだわりが詰まっています。
有名どころでいうと、以下の4社です。

1.明治図書

 菊池省三先生が監修した「ほめ言葉手帳」には授業の気づきをメモする「座席表」や毎日のよさを蓄積する「ウィークリーページ」などが掲載されています。

齋藤孝先生が監修したが「教師力手帳」は、中学・高校の先生向けの手帳です。簡単にメモを残す「生徒指導記録」や計画的な授業進行とテスト範囲確認のための「学習内容確認表」などが掲載されています。

2.東洋館出版

 「先生スタイル手帳」は、教員インフルエンサーの樋口綾香先生がプロデュースしたもので、開発に現役の先生が一から携わったことでも有名です。
見た目がカッコよくスタイリッシュなデザインとなっています。

メモ欄には、罫線のページと方眼のページの両方が準備されているなど、こだわりの詰まった一冊となっています。

3.学事出版

 「スクール・プランニングノート」は、「忙しい毎日が変わる」がコンセプトの先生のためのスケジュール管理・記録ノートです。
小学校教師用、中学校・高等学校教師用、管理職用、事務職員用と様々なタイプが準備されています。

メインの週間計画表は、見開き1ページに「週案」と「子供の記録」が合体していることも大きな特徴です。

4.教育図書出版

 現役のベテラン教師である森川正樹先生がプロデュースした遊び心ある教員手帳が「TEACHER’S LOG NOTE」です。
「教室で使える学習ネタ」や「あなたの背中を押す言葉」「スピーチに使えるテーマ120選」など、教員にとって役に立つ情報が満載です。

また、自分自身の夢を記入する欄があるなど、先生自身も大切にし、モチベーションを上げてくれるような温かい一冊となっています。

「週案」じゃダメなの?

 でも、年度初めに学校から指定の「週案」が配られるじゃん!
授業の予定はそれに記録する事ができるし、その週案を毎週提出しないといけないんだから、別の手帳を買う必要なんてないんじゃないの?

はい。その通りです!

今、お持ちの週案に特に使いにくさを感じておらず、スケジュールの管理が上手くいっている方は、あえて教員用手帳を購入される必要はないかと思います。

ただ・・・・
「なんか、うまく言えないけど今の週案が使いにくい!」という方や

  • もっと大きい(小さい:A5)サイズが良い!

  • 週単位だけでなく、もっと先を見通して月単位で予定を管理したい

  • 部活動の予定も一つの手帳で整理したい

  • 授業での気づきや子供たちの良さを構造化して記録したい

  • プライベートの予定もまとめて管理したい(これは、賛否両論かも•••)

こんな、思いのある方に教員用手帳はオススメです。

そこはICTじゃないの??

 そもそも、私のnoteは授業や生徒指導におけるICT活用について発信することをコンセプトを行なっています。
だったら、「GoogleカレンダーやMacのカレンダーAppは使わないの?」
と思われるかもしれませんが、結論から言うと・・・

教員のスケジュール管理はアナログのほうが良い!!(持論)

なぜなら学校現場では、突然の予定変更があまりにも多いのと、すぐに記録をとらなくてはならない場面が多々生じるからです。

アナログであれば、そのような突発的な事態に臨機応変に対応する事ができます。(デジタルでポチポチ打ち込んでいる時間なんてないと言った方が良いかもしれませんね)

ただ逆に、時間割が突発的に変わることは稀ですので週案に関しては、デジタルで作成しています。
その方が管理や共有が単ですし、内容を次年度に引き継ぐのも容易だからです。

教員用手帳を1年間使ってみての感想

 実は、教員用手帳と週案の二刀流をちゃんと一年通して行ったのは、今年度(令和5年度)が初めてでした。

正直な感想は「意外に便利!」です。

特に、月ごとに予定を管理できた点が、見通しを持って業務に取り組む事につながり良かったです。
だから、来年度も二刀流を継続したいと考えています。

オススメの教員手帳

 私のオススメの教員手帳は、「先生の手帳(東洋館出版)」です。
この教員手帳の売りは、とにかくシンプルであることです。

「先生の手帳」には、余計な項目がありません。
それが、私は使いやすかったです。
私の能力の問題ですが、細かな項目があっても、それを十分に使いきれないんです・・・。

サイズもB5とA5の二種類から選ぶ事ができます。
私は、B5のものを使っていました。

特に、ブロック式のカレンダーのページは、見開きで向こう2ヶ月の予定を管理することができるため、非常に重宝しました。
学校行事の計画と立案にとても便利だと感じました。

また、見開きで1週間の予定を管理・記録することのできるページもあるため、急な対応が多い学校現場にも適した作りとなっています。

※上記リンクから、私が実際に使ってみてよかった「先生の手帳」の詳細をご覧になる事ができます。

おわりに

 もし、今までに教員手帳を使った事がなく、普段の週案に使いにくさを感じているのであれば、自分にピッタリの教員手帳を探してみてるのはいかがでしょうか?
大きな本屋さんに行けば、今回紹介した教員手帳は全て手に取って確認する事ができるはずです。

みなさんの毎日の仕事が少しでも良いものになれば幸いです。
次回こそは、ICTに関する記事を更新したいと思います!

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