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教育版桃太郎電鉄の導入【適応指導教室】

はじめに

 私は今年度、適応指導教室の運営を担当しています。

適応指導教室とは、「不登校生徒等に対して学校の余裕教室等において、学校生活への復帰を支援するために、個別カウンセリングや教科指導等を組織的・計画的に行う」場所です。

教室には入ることは難しいけど、学校には頑張って来てくれる子供たちの学習の機会を保障する場所といったところです。

今年度は、この適応指導教室にいる生徒に対して、1人1台端末を効果的に活用することで、学習の個別最適化を促進していきたいと考えています。

さらに、ICTで子供たち同士を繋ぎ、協働的な活動へも少しずつ参加させてあげられたらと思っています。

そこで本年度の取り組みとして行う第一弾が「教育版桃太郎電鉄」の導入です。

教育版桃太郎電鉄とは?

 あの有名な桃太郎電鉄のゲームを学校などの教育現場のカリキュラムを想定して学習機能を追加したものが『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~』(通称:教育版桃鉄)です。

この「教育版桃鉄」には、通常の桃太郎電鉄にはない、駅周辺の地理情報を表示する機能が追加されています。

また、先生が管理ツールからゲームをコントロールできたり、社会の授業で使えそうな白地図が準備されていたりします。(あと、ボンビーがいません)

私が「教育版桃鉄」を導入する上で個人的に「素晴らしい」と感じたのは、
何といってもWEBブラウザ上でプレーできることです!(アプリのインストールがいらない)

しかも学校教育機関への 導入は無料です。

導入方法

 上記のホームページから、学校の情報を登録し申請すれば5日〜7営業日程度で学校IDが発行されます。そしたら、すぐにでも授業で活用することができます。

現場で働いていると、手続きが簡単なのはとても助かりますよね。

ただ、本校の自治体のセキュリティーが強すぎて、最初は生徒のタブレットで教育版桃鉄のサイトを開くことができませんでした。(多分、ゲームとして判断されたため・・・)

これに関しては、市の教育研究所のIT担当に電話したら、数日で設定を変更してもらうことができました。

余談ですが、教育版マインクラフトも一緒に導入しようと考え、同時期に申請を始めたのですが、こっちの方は道のりは長そうです・・・

生徒の端末にアプリをインストール、生徒の個人ライセンスの購入、端末の設定の変更の申請など導入に向けて超えなくてはならない壁が沢山あります・・・。

Microsoft 365 for EducatioのA3かA5のライセンスを導入しているリッチな自治体はすぐに教育版マインクラフトも使えるはずです。(何とも羨ましい)

おわりに

 話がズレてしましましたが・・・
今年度は、この「教育版桃鉄」を効果的に活用して、適応指導教室の生徒の学習や自立の支援を一層充実させていきたいと考えています。

実際に生徒が活用するのは来週からです。

どこかで「教育版桃鉄」を活用してみての感想や学習上の効果などをまとめたものを記事にしたいと思います。

次回の記事も読んでいただけると嬉しいです。

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