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第18回大喜利天下一武道会 東京予選1(5/3)に挑んできました

※今回は流石にすべて書くのは無理そうなので、個人的な振り返りが多いです


2023年5月6日に生大喜利デビューを果たしてから、早いものでそろそろ1年が経ちます。

その時期に、たまたま大きな大会が重なりました。これはもう運命としか言いようがないでしょう。当然エントリーしました。この大会をもって、私シュヴァルツの生大喜利1年目が完結するわけです。

その大きな大会というのが、約2年ぶりに開催される、日本で最も大きな大喜利大会。2024年5月3日、Redさん主催、第18回大喜利天下一武道会 東京予選1です。


いざ、高円寺

というわけで、会場の座・高円寺へ。初の杉並です。一人で出向く場所としては史上最も西になります。この時点で怖い!

乗り換えをなんとかクリアして高円寺に辿り着いたとき、マジで一つも見たことがなさすぎてかなり困惑しました。この街で、しかもドデカい会場で、いきなり大喜利を……?

長丁場になるのでしっかりめに腹ごしらえをしてから、座・高円寺に向かいます。途中でコンビニのトイレに寄ったら、たまたま納屋の鍵さんと遭遇。お互いに「こんなところで……」とかなんとか言いながら一旦別れました。

その後は道中でアッサムさんに遭遇。いくら大きなイベントとはいえ、大喜利の人いすぎだろ!!と思いつつ、歩くうちに座・高円寺に到着。会場前には初ギプスがいました。

開場までは少し時間があったので、座・高円寺2のロビーで待っているうち、おだンゴさんや手すり野郎さん、首上オープンさん、俳句ガスコインさん、ぽるすさんなど見知った顔が続々来場。机の上に並べられた名札を見て、さすがに気分が高まります。

いよいよ12時になり、開場。審査セットと名札を受け取り、ホールの中に入りました。

デカい!!

双葉杯 弐のときもかなりデカい会場ではありましたが、その際はプラネタリウムのドームだったのに対し、座・高円寺2は劇場。ここで大喜利やれんのかー、と思うと次第に楽しくなってきて、奇声みたいなツイートを投稿してしまいました。

近くの席には、初ギプス、納屋の鍵さん、そして名切老父痰さんが着席。目の前にはえちえちさんが着席され、仲の良い人が近くにいることの安心感を噛み締めながら開幕を待ちました。

自分のブロック

予選1回あたりの出場者は63人。それが7人ずつ9ブロックに分けられ、各ブロック2名が2回戦に進出します。
投票は各ブロックの最も面白かった人に1票しか入れることができません。つまりブロック内のイチウケでないといけないということ。これは個人的にはキツいルールです。大喜利大会レイピアでのタコ負けの記憶が蘇るので……。

肝心のブロック分けは、開始の約15分前になって発表されました。ひとりひとりの名前が徐々に公開されていくので、自然と緊張感は高まります。
私はかなり早い段階で登場。Bブロックに出場することになりました。横並びのメンバーは以下の通り。

  • アントニオカッキーノ

  • おーはら

  • カニ

  • 手すり野郎

  • ダンテカーバ

おいおい勘弁してくれよ、と思いました。1名キャンセルにつき6人ブロックとなったのですが、にしてもキツすぎやしないか、と。

とはいえ、それで気分が落ち込むわけでもなく、むしろワクワクして笑いが止まりませんでした。ここまで良いメンタルで臨めることはなかなかないので不思議な感覚でしたが、1年目のシメだったことや、デビュー日の1問目でお隣に座らせてもらった手すり野郎さんと戦えることなど、様々な要因があって気持ちはだいぶ昂っていました。

本番と結果

Bブロック1問目は「『スピリチュアルすごろく』のマスに書いてありそうなこと」みたいなお題でした。
スピリチュアルがよく分からないので、「なんかこんな虐待で捕まった教祖がいたような……」という記憶を頼りに、1答目で「あなたは穢れている シャワー室に行く」と出したら、これが思ったよりウケまして。方向性が間違ってないらしいと分かったので、普段あんまりやらないブラックな回答をちょっとだけ意識しました。お陰でこの日初の配信カット認定を受けましたが……(さすがにその回答は書かないでおきます)。

2問目は「サッカーの審判が号泣。どうして泣いている?」みたいなお題。1答目に「この五角形、おかあちゃんの目そっくりや」と答えたのですが、振るわず。その後もあんまりお題の方向性を掴むことができず、また手すりさんをはじめとする横並びの方々が続々ウケているのが聞こえてきたのもあって、多方面に手を出しているうちにズルズルとスタミナ切れのような状態になってしまいました。

これは微妙なところだなー、と思いながら自席に戻ったのですが、周辺に座っていた方々からも「良かった」「面白かった」と言っていただけて、いくらか救われました。
正直、1問目に限って言うと自信はありました。ただ、2問通しでの評価となると各々の判断基準に委ねられるため、ちょっと厳しいかなと。とはいえ、決して不完全燃焼でないどころか、出し切って終われた感覚はありました。

結果発表は1回戦終了後の休憩を経て行われました。結果は以下の画像の通り。

シュヴァルツは計8票でブロック4位でした。1回戦敗退とはなりましたが、7人が「一番面白かった」と思ってくれたということでもあります。割と僅差だし、これって大進歩では!?

今まで出場してきた大会では、1回戦から本調子を出すということが全くできず、その結果あっさり負けたり、敗者復活戦に回ったりといったことを繰り返してきました。
それでもこの日は、1問目からかなりウケて、自分以外に7人もの方々から票を獲得することができた。自分で言ってしまいますが、これはもう大健闘です。よくやったな、と思います。

思い出の列記

有料配信がある都合上、あんまりツボ上げ等をするわけにもいかないと思ったので、この日にあった色々な出来事を時系列で振り返ってみようと思います。とはいえ若干のネタバレを含むので、読みたくない方はこのリンクを使ってスキップしていただけるとありがたいです。




  • パンフレットを読んでいたら、応募フォームに項目があった「ライバル・注目選手」の指名数ランキングがあって、私のことを4名が挙げてくださっていた。嬉しすぎる!

  • 開始前に流されたオープニング映像がかなりカッコよく、ヨシダin the sunさんの「道侍!!」と、セブ牛さんの「こうやって、業績上げんだよ!!」が流れた際には拍手が起こった。私はこういう映像が大好きなので、なんか泣きそうになってしまった

  • その後登場された主催のRedさんが「1回戦敗退の方が映像に載るという、異例の……」と仰っていた。あれだけのブームを巻き起こした以上、載せないわけにはいかなかったとのこと

  • 謎の存在だった吉田拓郎さんは、有名な歌手と本当に同姓同名という芸人さんだった。ライバルにえちえちさんを挙げていた点は依然謎だった

  • 若手もベテランも強者ばかりのDブロックを勝ち上がったカラシンさんと有意義さんが見事だった。特にカラシンさんの1回戦2問目における畳み掛けが凄まじかった

  • にしやまさんが予選から爆発的なウケを何度も巻き起こしていたのが衝撃的だった。1回戦ではぺるともさんを抜いて1位通過。こんな面白い方にフォローされていたのにフォローバックしていなかったなんて、シュヴァルツのバカバカ、と思った

  • 昨年の段階で大喜利茶屋の回答を見て「この人面白いぞ」と思っていた名切老父痰さんは、生でもめちゃくちゃ面白かった。上記のにしやまさん・ぺるともさんと同じブロックに入ってしまったのが不運だったものの、それでも通過あるんじゃないかと思わせる強い回答が多かった

  • 投票用紙回収の際、スタッフを見たKouさんがしきりに名前を叫んでいたのが面白かった。司会の橋本さんも「名前を呼ばないように……」と言いつつもうひと笑い生み出されていて凄かった

  • Hブロックのマイクチェックで「オェェェェェェ」と聞こえてきたときは流石に笑った

  • そのHブロックに出場されていたてつやくらいむさんが面白すぎた。このブロックは全員ご一緒したことがなく完全初見だったが、一瞬で惹きつけられた

  • 橋本さんが時折出す暴言ツッコミは、この回答なら強めにイジってもいいだろう、という即座の判断が働いていたように感じて驚嘆した

  • 横に座っていた初ギプスと納屋の鍵さんが2回戦に駒を進めたときは本当に嬉しかった。自分が8票もらえたと分かった直後だったので尚更喜べた

  • 2回戦Aブロック1問目の1答目、題読み中にアントニオカッキーノさんが手を挙げ、沿ってるんだか沿ってないんだか分からない「テニス」という回答をされていた。後から知ったがこれは常套手段らしい。これが??常套??どういうこと??

  • にしやまさんは2回戦も面白かったが、それをぺるともさんが思いっきり捻じ伏せた試合だった。やはりシードにすべき方だったのでは

  • 2回戦も面白かったといえば、てつやくらいむさん。本当に凄かった。しかし同じブロックの宇多川どどどさんもめちゃくちゃ面白く、投票にかなり悩んだ

  • 1回戦・2回戦のピリついた空気とは打って変わって、エキシビションはカラフルなライトアップとノリの良いBGMで彩られ、入場の際には自然と手拍子が起こっていたのがとても良かった

  • とはいえ何故か大喜利中はピリついていた

  • ピリついてはいたが、徐々に下ネタ、というよりチンコ回答が増えていって、運営陣も「しかし予選1はちんちんが多かったですね」と言及せざるを得なくなっていた

  • 捨てみせさんが(内容の系統は違えど)私に続いて配信カット認定を受けていて、よかった一人じゃなかった、と思った

  • エキシビションでのメカイノウエさんが面白かった。終盤になるほど回答のインパクトが増していって恐ろしかった

  • ライバルのえちえちさんと、たまたま横並びでエキシビションに参加できて嬉しかった

  • 同じブロックのオフィユカスさんやKouさんが思いっきり暴れてくださったので、だいぶ気持ちが軽くなった状態で臨むことができた

  • とはいえ、ひとウケくらいはしたかった。苦手な画像お題だったとはいえ、もっとやれる余地はあったように思う

  • エキシビション後半からチンコが増えていって(チンコが増えていって??)次第に橋本さんもツッコミというか絶叫しはじめた

  • その中でも、鞘さんがずっと造語や変な物の回答を繰り返されていて、凄みを感じた

  • 入場時の音楽と手拍子に乗せて、oさんがキレッキレのダンスを披露されていて、会場が軽くどよめいた

  • エキシビションの最後は所謂「大喜利お題」で、この日のチンコに関する悪ノリの集大成を見ることができた。森もりさんやおーはらさんといった手練れのプレイヤーがふざけまくり、鈴木マキアートさんが全てを捨てたかのような堂々たる回答をされ、最後はエイトさんがなぞかけでシメるという、フルコースみたいなブロックだった。チンコのフルコースって嫌だな!!

  • 結果発表のタイミングでハプニングがあったものの、会場の温かさがそれをなんとかしていて、やっぱりこの界隈好きだ、と思った

  • 進出されたMAさん、ぺるともさん、宇多川どどどさん、という顔触れを見ると、この方々と、この会場で、この空気感の中、一緒に大喜利をやれたことのありがたみが感じられた

  • ぺるともさんの「だからシードにしておけって……」に会場が湧いた

  • 宇多川どどどさんの「関西から来てアウェーな上に、今回のルール厳しいでしょ? だから、より凄いと思います」というコメントに笑いつつも、本当にそうだと思った。このルールの中で勝ち上がれる人は本当に凄いし、勝ち上がれなかった方々も決して面白くないわけではない、それどころか面白い方ばかりだということは胸に留めておきたい

  • お笑いの賞レースみたいな「本戦進出」のボードが出てきて驚いた。ガチの大会じゃん。実際ガチの大会ではあるんですけども




箇条書き終わり。大会自体は予選なのでそれほど長くはありませんでしたが、充足感に溢れていました。

終わりに

予選1が終了。まずは近隣の席に座られていた方々と健闘を称え合い、その後はしらすさんや俳句ガスコインさんなど、よく一緒になる方々とお話。福岡から弾丸で参加したというなごみもちさんとも少しお話することができました。

この日は何人もの方々に褒めていただけて嬉しかったです。くま骸さんやカニさんからは1回戦終わりの休憩時に「これ行ったんじゃないか」と励ましていただき、おだンゴさんからは終了後に「真っ直ぐな回答でウケているのを見て、自分も真っ直ぐでいこうと思った」と言っていただけました。その他にも本当に沢山の方々に褒めていただきました。この場を借りて感謝申し上げます。

そもそもの目標が「自分以外から票が入ったらいいな、2回戦いけたらそれはもう凄すぎるな」くらいの気持ちだったため、ブロック4位とはいえ、私には十分すぎるものでした。お陰でかなり快く終わることができ、本当にありがたい限り。

会場の外では人だかりが出来ていて、この気分の高揚感に乗じて色んな方にご挨拶を……出来ればよかったのですが……あまり出来ず……。それでも、茨城の方だという安田さんとお話することができたので、茨城大喜利会や千葉喜利の存在をお伝えしました。チバラキ勢に限らず来てくださいね。思ったより近いですよチバラキ。

他にも、この日はスタッフだったいいさんや、予選2に出場される収蔵さん、はがねさん、日直、寺井さん、三ル貝さん、ドブさんといった方々とお話できたのは良かったです。
三ル貝さんからは「大喜利合同誌ExT vol.3」も購入しました。感想noteもおいおい書きます!


冒頭に述べた通り、この日が生大喜利1年目最後の予定でした。その予定を快いものとして終えることができたのは本当に収穫というか、この1年間で自分がやってきたことは間違いではなかったということを立証できたような気がしています。全然勝ててはいないんですが、個人的目標は果たせたので。

もう若手を名乗れなくなりそうなのが本当に恐ろしいですが、それでも気分だけは最若手のつもりで、そして何より楽しむことを忘れずに、今後も生大喜利を続けていけたらと思います。

改めまして、主催のRedさん、司会の橋本さん、運営スタッフの皆さん、出場者ならびに観覧の皆さん、ありがとうございました!


そして、シュヴァルツは生大喜利2年目のスタートを、柏で……。

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