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走って減った靴底で背が縮んだ
ちいさい頃から通っていた文房具屋さんが閉店しているのをみてきた。
たしか先月末で閉店したんだっけな、と、はんぶん知りながらみにいった。
われながら卑怯だなとも思った。
すすけたクリーム色のシャッターの隙間からからっぽの店のなかをみた。
なかばあきれながら、その戻らなさ、すこし前までならあるいは、と思わされる、隔絶ではないへだたりの具合がたきつける戻らなさが胸のうちでくり返してやまず、からっぽな気分
Take care of that throat,
いきをふきかえすためのことばをお守りのようにいくつか持っておくと便利である。
ことばとは抽象である概念であるというかたりにつきあたることもしばしばあるが、ことばとはまずもってものである具体であるというのはいちどことばをつぶやいてみれば実感されるはずである。
それまで胸のうち腹のうちでうずまいていたあいまいに吹き流しのようなさまざまが口もとで形をむすび、やがて切実な具体として質感をあたえられ光を反射
16和音のナイアガラ
酒を飲んでうっかりそのまま寝たのですっかり冷えきった身体をちいさな震えが感覚とおく断続する朝、外に出てみると太陽が芝生を白く発光させて、しかし空気は漠として乾き、澄んでよく光を通すので、白い発光の印象だけがつよく、まわりの木々や遊ぶひとびと、高層の建物、その他事物の展開は薄膜を通したようにおぼろで、遠くある。やがて「揃っている」というあいまいにつかめない感覚がわたしの腹の底にじりじりと滲み出してき
もっとみるさっきまでの熱気はないけど
きょうは気持ちのよい秋の日でした。
太陽のしたで4時間あまり、すずしい風に吹かれながらぼんやりビルの屋上で古本を売る時間はとてもたのしかったです。
また来月もできると思うととてもたのしみです。
古本市のあとは総武線で友達の家に行き、冷凍ピザとスーパーの惣菜を食べながら酒を飲み、さまざまな話をしてから「ぼっち・ざ・ろっく」というアニメのことを教えてもらい、みました。
そのあとは昔のNHKの番組やアニ