2024/04/12オンライン即興作品七首,

貝殻の塔階段まで三浬みづつかば水没寝臺へ夫人・夫

支那の売人に罌粟の花燃ゆるものは愛・麻酔・飼犬

くしやくしやにひらく水芭蕉枯花より晩冬落雪鳥花図に目

大時計十一時五十分ほどをフォークロアの花束の静まりて眠れ

即現実手に余る地下劇場102階まで想像力の世紀よみがへれ

おほよそは自我の固執にとどまりてあつらへらる現実に止まる

箱庭の中へ死にゆきぬ智慧の実も腐りきつたり 食卓のうへ

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