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京都市「カルチャープレナー」の創造活動促進事業:文化と経済の好循環創出に向けたラウンドテーブルへの広井良典教授登壇

広井良典教授が京都市の「カルチャープレナー」の創造活動促進事業:文化と経済の好循環創出に向けたラウンドテーブル(第1回)に登壇しました。(23年10月13日、誉田屋源兵衛)

京都市は「カルチャープレナー(文化起業家)」が創造する価値の新しい価値軸や社会的インパクトを京都から提唱し、文化芸術に投資する新しい潮流を京都から生み出すとともに、創造的な人々の更なる集積や定着に向けた今後の京都の都市デザインについて議論する「カルチャープレナーの創造活動促進事業」を今年度から実施しています。

その事業の一環として、「文化と経済の好循環を創出する都市」の実現に向けた道筋等について議論する「ラウンドテーブル(全4回)」がスタートし、その第1回において広井教授のほか住田孝之氏(住友商事グローバルリサーチ(株)社長)及び渋澤健氏(シブサワ・アンド・カンパニー(株)社長)が登壇し、活発な議論が行われました。

ラウンドテーブルにおいて広井教授は、①京都を日本の他の地域から切り離して考えるのではなく、日本各地そして世界をつなぐプラットフォームないし開かれた文化の拠点として位置づける、②サステナビリティあるいは環境のテーマを文化と結びつけてとらえる、③「点」ではなく「面」に注目し、歩いて楽しめるコミュニティ空間など都市デザインの再編、④あらゆる面での若い世代への支援の重要性等を指摘しました。

なお本事業に関連して11月に実施されるリサーチ・ツアーでは、宇沢国際学館の占部まり氏が社会的共通資本についてレクチャーを行う予定です。

*関連サイト
https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000317745.html
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社会的共通資本と未来寄附研究部門の取り組みをご支援いただく窓口として「人と社会の未来研究院基金」を設けています。
特定の一民間企業からの寄附で運営されることが多い通例の寄附講座とは異なり、様々なセクターから参加をいただくことを目指しております。https://sccf.ifohs.kyoto-u.ac.jp

また、社会的共通資本がなぜ今必要なのか、Beyond Capitalismとして今後どのように社会的共通資本と未来を拡張していくのか、企業に求めることやアカデミアとしてのあり方も再考する各種イベントを実施しております。
https://sccf-kyoto.peatix.com

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