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思考をやめるとき

ふらっと友人が週末のオフィスを訪ねてくれた。出会ったのはだいぶ前だが、会う頻度は数年に一度くらいを重ね続けている。各々の旅先で学んだことを交換して、また話そうねと別れる。外は雨。

雨足が弱まるのを待って歩き出す。
会社のことや次の提案のこと、色々と思考すべきことがスタックしたときに大抵散歩に行く。そして、その先の銭湯に浸かり、近場の飲み屋か友人宅で飲ませていただく。

平均1万歩/日を歩く僕の暮らしは、考えることで埋め尽くされている。
そもそも考えることが好きだし、仮説的な答えに行き着いた時の爽快感が好きなのだろう。それについて考えてみようかといつ何時でもテーマをもらって考えだしたりする。考えるということの前には「わからない」がある。それが「わかる」に変わっていくことが好きなのだろう。

今朝起きて、アトリエに向かう準備をする。ギリギリ降り出しそうな天気だがギリいけるだろうと傘を持たずにでる。アトリエにこもって帰らないことも多い。僕の1番のストレスは「思考を止められる時」だ。なので携帯の通知も一切入らない。僕が考え事をしている空気は社員が一番知っていて、思考中は割り込まないようにしてくれている。そこで止めると何千万とか何百万、場合によっては億単位の着想を消してしまう可能性がある。大袈裟ではなく、そういうものだと思う。

アトリエに寄る前にスーパーで昼飯の買い出しをする。
太いアスパラ2本が売っていた。ベーコンのブロックとレモンを買って、パスタにでもしよう。なぜかやたらとアスパラが食いたかった。食材をポケットに突っ込みアトリエに。空気を入れ替え。タバコに火をつける矛盾。

お昼頃まで集中して、資料作成を進める。
道路に面したアトリエだが立地か建築の関係上、とても静かだ。
BGMはない。タイピングの音に、ときおり手書きの紙とペンが擦れる音だけが聞こえる。

ひと段落したのち、キッチンで料理をする。
料理といえど、僕の家庭科の成績は2だ。頑張ったのに2なのだ。才能はない。なので3工程以内でできる料理だけを頑張る。
ベーコンとアスパラを焼く。パスタを茹でる。ええ具合のところで混ぜる。以上だ。やはりアスパラがうまい。いい時期だ。もっと焼いて食いたい。ビール片手に、アスパラとか、野菜とか、時折肉も焼いてぼーっとしたい。

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