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🍺ビールに代わる日記🍺

プランナーとして考え続ける日々や経営しながら苦悩する日々をつらつらと書いていきます。読者の質問には全て答えていこうと思っています。 頻度:最低週1回(月4本更新〜) 対象:幅広く… もっと読む
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#世界

僕らの知らない世界の秘密

仕事なんかで色々とデザインやらを成立させていこうなんて価値観で生きてるとプライベートで欲しいと思うものは盛大に逸れていく。 我がスタジオではダサい灰皿が大量にあり、今やこれどうっすか?と世界中で見つかるダサい灰皿が情報をいただけるまでに至る。渋くてかっこいいものではなく、ダサいものでなければいけない。バランスなど取れていないようで世界に通底する共有値的美ではなく、独自の存在の主張が際立った「それはお前だけしかできないことだ」みたいなもの。 世界は美しく整えられ過ぎていて退

飲み会に行くためのだけの上京日記

あっという間に1日が過ぎていく。 集中しすぎて息を忘れる。ブハァとなって現世に戻るとアトリエは暗闇。思考の深海に潜って気付けば2時間。考え続けるも釣果なし。けたたましい音を立てて救急車が走り去り、赤色の光が部屋に差し込み過ぎ去って消えた。 灰皿はタバコの山。 おかしいさっき買ったはずの箱が残りわずかだ。 考えながら吸っていた。損した気がする。 うまく言葉とアイデアを見つけられず気持ちは足元を眺める。 グゥと腹がなり、体が何か食えと教えてくれる。 ラーメンでも啜って銭湯に行

新たな門出に、嘘が一つもない話を。

4月1日。嘘をついて良い日に、しっかり本当の話をしよう。 今日の日記は、期待と不安にがないまぜになった若者へ捧げる。 社会人になったのは約20年前。大学生になったのは24年前となる。 目が眩むほどの昔の話だ。当時と今とでは様々なことが違うだろう。 大学生でも、社会人でも、20年前と変わらぬことがあるとすれば「わからない」ということにたくさんぶち当たるということだと思う。 大学生であれば、全くの見ず知らずの人たちに一斉に出会う。 高校まではなし崩し的にクラスの誰かと仲良くな

その想いは届いているか

誰も知らない美しさというものが、誰もが知ってる美しさの何十倍、何百倍、何千倍と世界に溢れているんだなと富山の海辺で思う。笑えるくらいにダイナミックな海を見て、ぼーっとする。もちろん美しい。ズボンについた砂を払って後ろを見ると打ち捨てられた漁船が雨水を蓄えて横たわっていた。 かつて使われていた魚網がおよぎ、秋の訪れを伝えるトンボが僕の手のひらで休憩をする。ぼーっと船に溜まる水を眺めているとふわりと雲が割れ、光が差し込む。誰も知らない世界の美しい瞬間が目の前に立ち上がる。 ぼ

美しく魅せようとすることが根本的に違う可能性がある

今朝からのワクワク滋賀会議でなるほどなと学ぶことがあった。 「家を出ると周りに美しい自然が溢れているから、それで満足なんですよ」 それなりの規模の街に住んでいると見落としてしまうのが「人工による美しさ」に囲まれていると言うこと。いつしか自分もそれが当たり前と思っていた。富良野で生まれたと言うのに。 美しいものがすでにあるのであれば、人工的にデザインされた(美を設計された)ものを求めることは減るかもしれない。焚き火を眺めることや、川をぼんやり見つめることも、海のしじまに溶け込

眼差しが輝いていれば、この世界は美しい

朝から琵琶湖を眺めている。新しいプロジェクトの現場視察でいつもより荒れているという琵琶湖の波をぼーっと眺める。 滋賀の人は琵琶湖を海と呼ぶらしい。うん、このサイズはそりゃ海だ。 海が遠い場所で育つと、ずっと海への憧れがある。いうて山とかはどこにでもある。 LURRA°のたくみくんの車でおしゃべりしながら京都滋賀を往復する。 何かの話の流れで、こういう仕事がなければ会えてない人がたくさんいるよねと盛り上がった。お互いのおしっこ我慢も同時に限界がきて、公衆トイレに車を停めてる間

好奇心の根源をさがす

「好奇心を持ちなさい」や「ワクワクして仕事してる?」ということが、とても大切なことを誰もが知っている。しかし、これを作るのが最も難しいことも誰もが知っている。 主には自家発電によるワクワク醸成と、それを伝播させる力が必要だ。 どんだけ自分が落ち込んでいても仕事はある。ワクワクを思い出す、もしくはキープする必要もある。簡単に言われる「ワクワク」というのは意外とハードルとセンスがいる。なんというか人間力および、その維持だ。 全ての人がこの役割を担う必要はないが各社に1人はいた