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🍺ビールに代わる日記🍺

プランナーとして考え続ける日々や経営しながら苦悩する日々をつらつらと書いていきます。読者の質問には全て答えていこうと思っています。 頻度:最低週1回(月4本更新〜) 対象:幅広く… もっと読む
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2024年2月の記事一覧

手前の退屈は手前の責任

退屈というものが苦手だ。人は何だか自動的に退屈を環境のせいにしがちだなとも思う。退屈な状況を生み出しているのは、いつだって自分のせいだということを忘れてはいけない。 苦境を苦しい状況と捉えてしまうのも人間あるあるだ。苦しいの境目が苦境なのだとした、その境目は楽しいと苦しいの境目がそこにあると思っている。苦境を感じる時にこそ、よくできるチャンスセンサーが働いているラッキーと思うバカポジティブな性格で生きている。 退屈と感じる心も、苦しいと感じる心も、常に自分自身の数メートル

銭湯の先生たち

老人に学ぶべきことの多さに驚いている。僕の倍ほど生きている先輩たちなので当たり前だが、それだけ生きてるからこそ気づけたことや、もう取り返しがつかないことをたくさん教えてくれる。僕は彼らを先生と読んでいる。 平常運転時には週に1回、多忙極まる時には週に最低2回は銭湯にいく。疲れを癒しにいくことが目的であったが、ここのところ別の目的がある。先生たちに会いにいくためだ。 常連たちのルーティンはDNAに刻まれているのか?というくらい正確だ。僕は大体8時か9時台に銭湯に向かうと、毎

江戸と令和と人情

土曜日は母校の校友会に呼ばれたり、確定申告に追われたりと半日ほど労働に勤しんだ。今週は酒まみれの1週間で抜けるのは土曜のみ。読みかけの本を片手に早めに布団に突き刺さるも、あまりの物語の良さと美しい完結で目が覚める。 江戸時代の若き侍が自身の道を見つけ出していく話と聞くと退屈そうな話に聞こえるだろうが、町民の聞き込みや視点、そして彼らの人生を見ているうちにストレートだが人情という言葉が脳天に大きく現れる。 今まさにこの時代に失われつつある人の情が江戸時代と令和で巨大な差分を

オシャレなオフィスになれやしない

働く場所について考えていた。同業はどこもかしこもオシャレでイカしてる。かたやオシャレなものを納品しなければいけない弊社のスタジオは「飲み屋」なのだ。ヌエの1番の特徴とも言われるのが酒なのも他社と違いすぎる。らしいといえばらしいのだが、なぜ働く環境までオシャレにできるのかずっと不思議に思っていた。 仕事では揺るがなく洗練されたものを納品していく必要がある。そりゃもう結構な追い込みをかけるのだ。そして世の中にでていく。オシャレな仕事として出ていくが誰もこの現場を知らない。良く言

理想って凶器かもしれない。

本当は、隠居のように自然あふれる山奥か海辺で静かにアイデアを考え、幾ばくかのお金で暮らしたいと果てしない昔から思っている。そのために努力を重ねるも、不思議とその理想から遠ざかっていくジレンマを感じる。 この仕事は天職である一方、本当にありがたいことにこれは松倉に依頼したいという指名が増える。年々とプロジェクト規模も大きくなる。会議に欠かせない存在となるし、できれば現地で、もしくはスタジオで対面したい。となる。 結果、日本中を移動したり、連日打ち合わせと酒を浴びる日々となっ

1000kmの旅

朝イチから2本のmtgを終えて、新潟県津南町へと向かう。片道約470km。ストレートに進んで6時間半ほど。道中後半は雪道は確実。場合によっては通行止めで津南入りが難しい可能性も孕んだまま車を走らせる。 今回の視察には、nounの小久保(崇仁新町/ズの森)とLUURA°のたくみんくん(LUURA° / 東山企画)、そして僕と社員の乙彦。おじさん四人で修学旅行的なドライブ旅(仕事です)。 小久保にはフィールドの資産発掘のために、たくみくんは食の資産開発のためにとざっくりな視点