【温泉】Geysir(ゲイシール)とStrokkur(ストロックル)の間欠泉(アイスランド)
今日ご紹介する温泉は、入浴施設ではない。アイスランドにある、Geysir(ゲイシール)とStrokkur(ストロックル)の間欠泉だ。間欠泉とは、一定周期で、地中から地上へ、水蒸気や熱湯を噴出する温泉のことだ。
この2つの間欠泉は、アイスランドの首都レイキャビクからは、車で2時間ほどの場所にある。アイスランドでポピュラーな3大観光地をめぐるルート「ゴールデンサークル」の目的地のひとつだ。
「ゲイシール間欠泉」は、1万年前から活動していたと言われる巨大な間欠泉だった。今世紀に入るまでは頻繁に噴出していたが、現在は活動を停止しているという。そして、現在は、その近くにある「ストロックル間欠泉」が定期的に 20m~40mの噴出を続けているという。
私は、こちらへは、GetYourGuideというサイトから申し込んだ現地発着のバスツアーで訪れた。
バスを降りて、自由行動となった。皆、ガイドさんが示したストロックル間欠泉の方向を目指して進む。
その道すがら、こちらの湯だまりが目に留まった。現在活動を停止中というゲイシール間欠泉だろうか。
のぞき込むと、お湯が煮えたぎって、波立っているように見える。しかし、蒸気が噴出するほどの勢いはなさそうだ。
そこから数百メートルほど進むと、「ストロックル間欠泉」に到着した。アイスランドで最も有名な間欠泉だということで、観光客がその周りを囲んでいた。寒く、強い風の吹きすさぶ日に、じっと立ったままでいるのは少しつらかったが、カイロをにぎりしめながら見学した。
しばらく眺めていると、約5〜7分くらいの間隔で、熱湯が定期的に噴き出していることが分かった。そこで、スマホカメラを構えて、噴出のようすを捉えてみることにした。
まず、1回目。
湯だまりの中央に、少しずつ波が現れる。噴出のサインだ。
中央部分が盛り上がってくる。
そして・・・キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
強風にあおられ、真上に上がるのではなく、横方向に崩れてゆく。
次は、2回目。まず、波が立つ。
次に、中央部が盛り上がる。
そして・・・、また、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
今度は、まっすぐに真上に上がった。
しかし、やはり風にあおられ、横方向に崩れる。
そして、3回目。今度は少し遠くから眺めてみた。
今度は・・・あらら、ちょっと勢いに欠ける、小さめの噴出だった。
何とも、不思議な現象だった。間欠泉のメカニズムは、地表近くにマグマがあり、その近くに流れている地下水が貯まり、行き場を失って地表へ噴出するということだ。
太古の昔からの大地の営みに、畏敬の念を抱いた旅となった。
ご参考になれば幸いです!
こちらのエリアについては、「Guide to Iceland」のサイトの説明が詳しい。
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