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【台湾旅2023 #08】夜は花園夜市・翌朝は郊外の街「塩水」へ

前回の記事はこちら。

2023年11月4日(土)、5日(日)の記録です。

林百貨でお土産をたくさん買って、宿に荷物を置いたら、夕飯を食べに夜市に繰り出した。台南の夜市は曜日によって場所が変わるので要注意。この日は駅から車で10分ほどのところにある花園夜市が開いている。台南の夜市はどこも駅からわりと遠いのよね…。
バスでも行けるけど,この時間はちょうどいいバスの便がない…ということで駅前からタクシーに乗った。

花園夜市は、高雄の六合夜市などと違って,繁華街の大通りを歩行者天国にした場所ではなく、町はずれの広場を使っている。広場の角が出入口になっていて、4辺に沿ってお店が並んでいるが、ものすごい人混みで歩くのも大変!

この夜市の特徴は、ゲームやおもちゃのコーナーがとても充実していること。

アナログなゲームに興じる人々。
年中お祭りみたい。

人をかき分けて,臭豆腐と牛排(ビーフステーキ)をどうにかゲット。

ここの臭豆腐は意外とマイルドだったな…。
牛排を焼いてるところ。

そして、一度試してみたかった「塩水鶏」というメニューにトライした。これは茹で鶏や鶏モツ、野菜などの中から好きな食材をいくつか選んで注文し、ボウルで調味料とともにあえてもらうもの。主役は塩やスパイスに漬け込んでから茹でた鶏肉だ。

野菜たっぷりでサラダ感覚で食べられる。夜市では野菜をしっかり摂るのが難しいのでこれはなかなか貴重!

手前のが塩水鶏。奥のはなんかのジュースだったかな…。

美味しかったけどひとりではちょっと量が多かったかな。それと、ビールに合うと思うんだけど夜市には酒がないのよね。繁華街の夜市だとコンビニでビールを買って屋台エリアで飲むことができるのに、こういう夜市だけポツンとある場所だとそういう悪い手が使えないのが残念だ。

デザートに選んだのは地瓜球と呼ばれるさつまいもの粉を使った揚げ団子のようなもの。

ぷにぷにの地瓜球

程よく甘くて、中は空洞。ポン・デ、リングのような食感だ。見た目の印象よりも軽くて食べやすい。

食べ物以外の屋台もあるので,食後、見て回ってもよかったのだけど,とにかく人が多すぎて疲れてしまった。商店街が夜市になってるところと違って、どちらに向かって歩いていいのかよくわからないのもちょっと苦手。
帰りはバスに乗って駅前の宿に戻った。

この日の歩数はこんな感じ。

翌朝は台南郊外の塩水という街に向かう。…とその前に朝ごはん。台南らしい朝ごはんといえばサバヒー(白身魚)のお粥なんかが有名なんだけど,以前食べた時は熱くて食べるのが大変だったんだよな…。

日本ではなかなかお目にかかれない肉圓(バーワン)を食べることに。
行ったのは宿から徒歩圏内の福記肉圓というお店。朝早くから開いている。メニューは肉圓のみと潔い。

肉圓はひき肉をプルプルの葛饅頭みたいな粉ものの皮で包んで煮たもので、甘辛いソースをかけて食べる。ツルッとしてて食べやすいので朝ごはん向けとされているらしい(夜市でもたまに見るけどね)。屑饅頭みたいなデンプンは、実際は葛ではなくてさつまいもや片栗粉で作ることが多いのだそう。

肉圓をとるとスープもつく。

辛さはそれほどでもなく、意外とあっさりしていて寝起きでも食べやすかった。

モーニングコーヒーが欲しいな…と、コンビニでよく見かけるおしゃれな缶コーヒーを買ってみた。

この見た目でブラックコーヒーじゃない!
甘いよ〜。

塩水へはバスでも行けるが、時間の節約のため、行きだけUberを使った。
ここでの目的は中華風の教会「塩水天主堂」を見ることなんだけど,10時のオープンまでに少し時間があるので,先に塩水八角楼を見ておく。

19世紀の木造建築がきれいに残っている。

1847年に建てられたもので、この地域の富豪であった葉家の邸宅なのだそうだ。

玄関のオブジェがおしゃれ。

続いて塩水武廟(月港武廟)へ。

武廟とは関羽を祀ったお寺のこと。
これが関羽の像ですかね?
立派な三重塔があるよ。
こういう、建物からドラゴンがわちゃわちゃ生えてる装飾、好き。
これも武道の神様かな?
天井には色とりどりの提灯が。
書画の飾られている部屋もあったけどよくわからない…。

台湾では大都市からバスで1時間圏内郊外にもそれなりに賑やかな小都市があって、こういう街にはちょっとレトロな趣が残っている。大都市はかなり近代的になっているけど,郊外の街には「古き良き台湾」が残っていたりするのだ。塩水もそんな街だった。ぷらぷら歩いているだけで楽しい。

商店と住宅が一体となった建築。
雰囲気のある路地裏も。
眼科の看板が面白い。
これは…傘屋さん?

この後いよいよ楽しみにしていた塩水天主堂へ!

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