目に見えることだけが、全てじゃない

上手く言えないけれど、
「目に見えることだけが全てじゃないよ」
と感じるときがある。

なんというか表面上のことだけではなくて、
もっともっと深い所にこそ
本当に大切な意味が隠されているような。

星の王子さまによく似た言葉がありますね。
好きな言葉です。

例えば「妊娠」も1つの事実ではあるけれど、
人によってどんな経過を経て授かったか
本当に千差万別だ。

この世界に全く同じ人が１人もいないように。

そして、
「出産」までの経過も本当に様々。

正直、苦労は、
全く同じ経験をした人でないと真の意味では
分かり得ないと思う。
まあそれは、ごくごく自然なことだよね。

たとえどんなに深く想像を巡らせたとしても。
(でも、寄り添って思いやることはできますね)

私は、本当にありがたいことに
たまたま悪阻がほとんどなかった。

妊娠中なのを知っている方と
ときどき悪阻の話になると、
「それは楽だったね」と言われることがある。

確かにそうなんだけれど、
よく心の中では
「でも、授かるまでは採卵も手術もしたし
本当に大変だったよ…」と思う。

逆の立場に立って考えると、
私は本当の意味では悪阻の過酷さを
ちっとも分かっていないだろう。

友達や先輩から
「大変だったよ」とよく聞くけれど、
自分に経験がない分あくまで想像になってしまう。

だから、
その分思慮深くありたいなあとしみじみ思う。

今、友達が悪阻で年末から入院している。

いつも妊娠中の（不妊治療中も）、
様々な話を聴いてもらっていた分、
こんなとき自分にできることは何かなと悩む。

どうか本当に
1日でも早く体調が回復してほしい。
そして、笑顔でまた会えたらいいな。