山門文治(やまかどぶんじ)|コトバテラス

六年寝太郎です。高校中退後六年ニートしてから、23歳で文学部入学し、図書館籠もって本ば…

山門文治(やまかどぶんじ)|コトバテラス

六年寝太郎です。高校中退後六年ニートしてから、23歳で文学部入学し、図書館籠もって本ばかり読んでたら、無事に卒業したはいいけど肝心の就職をし忘れた男が、自棄っぱちにいろいろもがいてたらnoteにうにょんと出てきた話

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エッセイ百式観音に挑戦してます【重大発表】

はじめまして! もしくは、いつも山門文治をお読みいただきありがとうございます! 今回、タイトルに「重大発表」だなんて銘打ったのは、ある宣言がしたかったからです。 それは、ぼくの今後の方針にかかわる部分のとてもとても重要な内容です。 もうすでにご存知の方もいるかもしれませんが、今ぼくはいくつもエッセイを投稿しています。 その数、13個です。 なんで、こんなことをしようと思ったのか。 今後、ぼくがこの先生きてくためにやむを得えずです。 少しだけで経緯を整理してお話します。

    • 【厳選】解放区【エッセイ】

      このエッセイは、すこし力を入れて執筆しました。 というより、ぼくのコアに当たる部分をより明確にする目的で書きました。 「解放区」という聞き馴染みのない言葉を講義形式で、咀嚼しながら読み進めていただける内容にしました。 人によっては難解に感じられる人がいるかもしれませんが、何度も噛み締めれば、その分味わえるように丹精込めて書きました。 ぜひ、山門文治のエッセイを読むという体験をお楽しみいただければと思います!! この空間だけは、いったん法の外にしようぜ。 せーーーーーーー

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      割引あり
      • え?まだ「あいの里」観てないの?【エッセイ】

        Netflixオリジナルに、「あいの里」という恋愛バラエティがあるんだけど、これがやたらと面白いので紹介です。 どんな人に紹介したいかというと、 「恋愛バラエティって聞くとウッて気持ちになって身構えてしまう人」です。 そうそう、ぼくも苦手なんですよ。 恋愛バラエティ。 特に、湘南の一軒家で男女が共同生活するやつとかひとりの男を数人の女性が一斉に選ばれようとするやつとか(笑) なにがきついって、上流階級の人間の恋愛を下々のお前らにちょっと見せてやるって感じです。 別にそん

        • 愛想のカツアゲ【エッセイ】

          31歳にもなると、後輩という存在ができる。 後輩というのはだいたい、「そっすねえ」「笑笑笑」みたいにやたらと愛想がいい。お世辞なんかも言ってくれる。 ありがたい。 ありがたいのだが、ときどき疑問に思う時がある。 これ、おれカツアゲしてんじゃねえのかな? と。 というのも、ぼくはかなり人間関係にいろんな苦労をしてきた性質である。そんな性質が、いい反応のカツアゲをしてるんじゃないかという猜疑に連続している。 だからまず、むかしの自分を少しだけ詳らかにする。 初対面の人に「

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        • 山門文治の作家の仕事
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          38,883本
        • OYOMIMONO【エッセイ百式観音編】
          15本

        記事

          『世にも奇妙な物語』好きは安部公房がキライなわけがない【エッセイ】

          この文章は「今年(2024年)は、安部公房生誕100周年の年らしいよ!」なんて話を急にぶつけられても・・ と気が引けてしまうくらい控えめなあなたのための敷居をググッと下げた安部公房評です。 安部公房という作家の楽しみ方をお伝えできれば、というかぼくは安部公房をこうやって楽しんでますみたいな感じのが近いかと思います。 高校の授業でその名前くらい聞いた覚えはある気がするけど、なんとなく手に取るのをためらっていた人が読んでくれているなら、本稿はぴったりかもしれません。 じつは

          『世にも奇妙な物語』好きは安部公房がキライなわけがない【エッセイ】

          おじさんと恋バナは対義語である。【エッセイ】

          今回のテーマはずばり理想の恋である。 色恋ネタは、意図的に書くのを避けてきた。 恥ずかしいからだ。 性癖を告白するみたいで、とても気が引けるし、おじさんの乙女ちっくな部分なんか読みたいわけがないと思って封印してきた。 だが、エッセイを書くって行為はきっとじぶんの中のタブーを氷解することで、そんな熱気に浮かされた吐露も書けなきゃならんと思うわけだ。 というわけで、今後は山門文治の恋のはなしを徐々に解禁していく。 手始めに、どんな女性が理想的か。 じぶんの中のアニマにスポットを

          おじさんと恋バナは対義語である。【エッセイ】

          男の友情の賞味期限は30歳【エッセイ】

          去年まで今ごろまで、毎週会ってるような男友達がいた。 会って、飲んだりするわけでもなく、たとえば代々木公園に行ったり、新宿御苑に行ったり、真夜中の世田谷を歩いたり、柏に行ってみたり、なぜか流山おおたかの森へ行ったり、 目的地に何かがあるわけでもなく、ただ漫然と集まって近況の報告をし合ったり、あるテーマについて侃侃諤諤の議論を交わしたり、げらげら笑い合ったり、 なんというか、青春っぽいことをしていた。 31歳になった。今ではそういう機会もめっきりなくなり、その代わり孤独を噛み

          男の友情の賞味期限は30歳【エッセイ】

          趣味難民に捧ぐ、かっけー趣味【エッセイ】

          趣味というのは、その人の人間性が出る、重要な要素である。 好きなものを好きだと言えればいいのだけど、 なかなかそうともいかないもので、見栄やら羞恥心のおかげで人には言えなかったり、TPOがそれを言うことを拒んだり、 趣味というのは、なかなか難しいものだ。 軽はずみに「◯◯が好きです!」 なんて言ったら、いわゆるオタクと呼ばれる人から「あれ知ってる?」「ふ〜ん、じゃあ、あれは?」みたいなセンター試験が勝手に始まり、その点数次第では、 「なんだ、好きじゃないんだ」みたいな矢が

          趣味難民に捧ぐ、かっけー趣味【エッセイ】

          梅田は新宿?心斎橋は渋谷?大阪を東京で当てはめてみた【エッセイ】

          ぼくは、東京出身なのだが大学は京都の大学に進学している。 というわけで、関東はもともと住んでいたし、関西にもそれなりに詳しくなった。 そんなふたつの故郷をもつぼくが、関西のありとあらゆる地域を東京に当てはめようという企画だ。 たとえば、梅田は新宿だし心斎橋は渋谷である。 これに関してはほとんど異論はないんじゃないだろうか。 こんな感じで、関西の地名を東京の地名に当てはめるとここだ!みたいな内容を書こうと思う。 あらかじめお断りしておくと、これは独断と偏見でぼくが勝手にやっ

          梅田は新宿?心斎橋は渋谷?大阪を東京で当てはめてみた【エッセイ】

          この本読んでみ、ぶっ飛ぶぞ【エッセイ】

          「人生で読んだ小説で一番おもしろかった小説は?」 こんな質問たまにされるけど、う〜んと考え込んでしまう。 候補だったらたくさんある。 村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』は何度も読んだ。 島田雅彦の『パンとサーカス』も傑作だ。 川上未映子の『ヘヴン』、辻村深月の『凍りのクジラ』 安部公房の『他人の顔』、三島由紀夫の『豊饒の海』、森見登美彦の『ペンギン・ハイウェイ』、太宰治の『人間失格』、カフカの『城』、石田衣良『ウエストゲートパーク』。 こんな風に夢中になって読みふけった、小

          この本読んでみ、ぶっ飛ぶぞ【エッセイ】

          お久しぶりです、山門文治です。【エッセイ】

          どうも、「マガジン営業法」の山門文治です。 と、同時に、創作大賞に挑んで散ったエッセイストだか旅ライターだかの山門文治でもあります。 ビジネス的な顔なのか、はたまた文学青年を気取りたいのか、「結局お前はどっちなんだい!」その両面宿儺的な感じが、みなさまを惑わせているのだと思います。(でも、どうじに一部の読者は愉しませてもいるんだろうなとも思っています。) この際だから、はっきりさせましょう。 ぼくのnoteでのスタンスと今後の立ち回り方についても。 「んなこたしらねぇおめ

          お久しぶりです、山門文治です。【エッセイ】

          え?コーヒー1杯に5,000円ですって?【エッセイ】

          ぼくは、コーヒーが好きだ。 仕事をするときは、かならずと言ってほどコーヒーを飲んでいる。 あの苦くて黒い液体を胃に流しこむことが、覚醒へ向かわせ明晰な頭脳へと整えているのである。 そんなわけで大好きなのが、スターバックスだ。 この執筆にしたって、スタバでやっている。コーヒー1杯を注文して、椅子に腰掛け、書き終えるまで帰らないという姿勢を堅持し、椅子に腰掛け書いている。そう、この一文字を打ちながら、ズズッとコーヒーをすすりながら執筆している。 ぼくは、ブラックコーヒーのグラ

          え?コーヒー1杯に5,000円ですって?【エッセイ】

          雨のレパートリー、その数なんと400種類【エッセイ】

          「明日は雨らしいよ」 このフレーズはたいていネガティブな文脈で交わされる。 雨が降る、気分もなんだか沈む。 日曜日に遊びに行くって約束があると、大してあたりもしないのに1週間先の天気予報をみて、一喜一憂する。無論、一喜は、晴れのマークに対してだし、一憂は傘のマークに対してだ。 どうやらぼくらは、つくづく雨を憎んでいるようだ。 雨が降ると喜ぶ人がいるらしいが、それは農家と野球嫌いの野球部員くらい。ほとんどの人は、雨を拒み、太陽を受け入れる。 ぼくは、どうかというと、雨はそん

          雨のレパートリー、その数なんと400種類【エッセイ】

          西武新宿線にまつわるとあるアナウンスについて【エッセイ】

          ぼくは、都内に出るためには西武線に乗り込むことは欠かせぬエリアに住んでいる。生粋の西武線ユーザーだ。 すこし遠回りして、立川や国分寺まで行って中央線に乗り込むこともあるが、ほとんどは西武線だ。 西武線といえば、池袋線と新宿線が二大動脈が有名だ。 池袋線は池袋から飯能方面(その向こうには秩父)、新宿線は新宿から本川越へと伸びており、都心と埼玉県西部を結ぶ重要な路線である。 その沿線には、創業者堤康次郎の雄大な計画に基づく住宅街がいくつも整理されている。まさに、日本の中流階級

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          そういえば、ソーメン専門店ってないよな【エッセイ】

          実家でさ、母親がソーメンを出してきたんだよ。 視線がまどろっこしい。顔を見上げると母親が物欲しげに見つめてきている。 ずるりとすすると、ついつい口に出してしまった。 ——うまっ 母親がうれしそうな表情だった。 ——なに? 息子というのは、こういう時、なぜトゲっぽく接するのだろうか。そんなことをする必要なんてないのに、なぜかワンテンポ、気だるそうにしてしまう。 「いつもと違うでしょ?」と得意げだ。 しらんがなとは思いつつ うん、とだけ。たしかに、美味い。 なんというか、瑞々

          そういえば、ソーメン専門店ってないよな【エッセイ】

          世界観にドボンと没入できるオススメ小説7選

          おひさしぶりです。 山門文治です。 最近の更新が乏しくなっている件については、折をみてお話します。 さてさて、読書の秋に近づいてまいりました。 この時期になると、なぜだか無性に読書がしたくなりますよね。 そんな人のために、今回は、「世界観にドボンと没入できるオススメ小説7選」を紹介します。 ぼくのガチの主観で、この本は面白いって小説を7冊紹介します。 小説のネタバレは極力避けながら、その作品をどう楽しめば、もっと楽しめるのか、どんな人におすすめかなどを説明します。 小説

          世界観にドボンと没入できるオススメ小説7選