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#145「はじめての仕事」(キャリコンサロン編集部)

あっという間に2月になりました。気づけば暦の上ではもう春。暖冬かと思いきや、急に寒かったりと、なかなか老体には試練です…
さて、今回のお題は「はじめての仕事」

憧れのアイスクリームやさん

わたしの初めての仕事は高校2年生の時のアルバイト。当時、校則の厳しい都内の女子校に通っていたわたし。親からは規則を守るようにと口を酸っぱくして言われていました。
髪の毛は肩についたら結ぶ。セーラー服の胸ポケットについたら三つ編み。
結ぶゴムの色は黒。ピンは黒の細いもの。
スカートの長さは膝から10センチ下。
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今でいう、ブラック校則オンパレードでした。当然アルバイトは禁止です。
しかし、あれほど規則は守れと言っていた親がアルバイトだけは認めてくれました。学校からなるべく離れた場所で、という条件付きで(笑)
というわけで、横浜のスーパーのフードコートの中のアイスクリーム屋さんでアルバイトが始まりました。

かわいらしい制服も着てみたかったし、アイスクリームをすくってコーンに乗っけるというのもやってみたかった。
でもいざ始めてみると、冷凍庫の前に立ちっぱなし。足元が冷える冷える…かわいらしい制服はフリフリのスカートだったけれど、下にジャージを仕込むという、むしろダサい格好に…
そして、アイスクリームをすくうのもなかなかの力仕事。やわらかいアイスクリームではすぐに溶けてしまいますもんね。。右手が常に筋肉痛でした。

親の思うツボ



ここで、17歳の私は「お金をいただく」大変さに気づいたわけです。
親がアルバイトだけを許したのも、「こういうことか」とも。
社会の一員として働くことの大変さ、労働の対価としてのお金であること。

中高一貫校でろくに勉強もせず、無駄遣いをしながら遊んでいる当時の私は親に対して申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいになったのを記憶しています。

親の思うツボだったな。


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