見出し画像

【550部突破】天盃龍徹底解説

割引あり

こんにちは関東で遊戯王をしているしノんと申します。

今回は天盃龍の解説記事を執筆させていただきます。

2月24日に開催されたYACS八王子ではチーム3人全員後攻選択の天盃龍を使用し、ベスト4になることができました。

個人は5-0-1(5勝1分)の負け無し、チーム2人も社会人で忙しくあまり遊戯王をやっていませんでしたが、5-1と4-2と短期間(3日)の調整にも関わらず、高い戦績を出してくれました。

予選はチーム4-0全勝でトナメを確定させることができました。

最近では、後攻選択の天盃龍を使用し、東京3大会で7-2準優勝


天盃龍について教えていたルーナさんも、3月の日本選手権予選を勝ち抜くことができました。


その時に話したプランやカードの使い方、ワンキルへ向かう時の考え方などを中心に記載していこうと思います。

天盃龍は安くプレイが簡単な為、初心者、復帰勢、時間がない社会人にもおすすめなデッキとなっております。

5月の店舗代表決定戦や、今後開催されるYCSJでもとても強いデッキだと思うので気になった方は是非お読みください。

この記事を読んで
「天盃龍を使って勝った」
という声が聞ければとても嬉しいです。

天盃龍について何もわからない初心者の方にもわかるように解説させていただきますのでどうぞよろしくお願いします。

以下もくじとなります。



カード効果や展開など何もかもわからない初心者の方は最初から、天盃龍を触ったことがあったりある程度知っている方は天盃龍の採用カードからお読みいただけると幸いです。

天盃龍とは?

天盃龍デッキはざっくりと言うと大量の手札誘発と盤面干渉カードで相手の動きを止めて1枚初動でワンキルを狙う後攻がとても強いテーマになります。


天盃龍の強み

手札誘発の受けが非常に良い

「灰流うらら」と「幽鬼うさぎ」以外の手札誘発がほぼ効かず、「灰流うらら」と「幽鬼うさぎ」も合わせ持ちなら簡単に貫通することが出来ます。
多くデッキが苦しむ「増殖するG」も突っ張ってワンキルすることができる為、効きません。

動きの再現性が高い

常に後攻を選択し、大量の手札誘発で動きを止め、1枚初動でワンキルする為、同じような動きで毎試合勝つことが出来ます。


天盃龍のカード説明

天盃龍のカードは現在メインモンスター3種類魔法2種類エクストラデッキ2種類の全7種類となります。

天盃龍カード


1枚ずつカード効果を説明させていただきます。

メインモンスター

「天盃龍パイドラ」

① デッキから「燦幻」魔法・罠を手札に加えるかセットすることができます。
現状のサーチ先は「盃満ちる燦幻荘」と「燦幻開門」しかありません。

「燦幻荘」を持ってくる際は、特に意図がない場合は「ドロール&ロックバード」をケアする為、手札に加えずセットした方がいいです。


②永続効果でドラゴン族・炎属モンスターで発生する自分へのダメージを0にできます。

後述する「ファドラ」や「チュンドラ」でダメージステップ開始時に特殊召喚した場合は、ダメージ計算よりも前なので自分に入るダメージが0になります。


③天盃龍の下級モンスター共通のバトルフェイズにS召喚を行う効果となっています。


「天盃龍チュンドラ」

ドラゴン族・炎属がいると手札から特殊召喚することができます。

先攻ではシンクロモンスターやリンクモンスターを出す為の手数になってくれます。


モンスターが戦闘を行うダメージステップ開始時に「チュンドラ」以外のレベル4以下のドラゴン族・炎属性モンスターをデッキから特殊召喚することができます。

モンスターが戦闘を行うという所がとても重要で自身以外の戦闘でも効果を使うことができます。
自分が攻撃した場合も相手から攻撃された場合も効果を使用することができます。
ダメージステップでの発動なので「灰流うらら」を撃たれることもありません。「チュンドラ」で出した「パイドラ」も「灰流うらら」を撃たれることがない為、安全に特殊召喚→サーチをすることができます。


「天盃龍ファドラ」

①召喚・特殊召喚した場合かモンスターが戦闘を行うダメージステップ開始時に自分の墓地のレベル4以下のドラゴン族・炎属モンスターを対象として特殊召喚することができます。

ダメージステップに蘇生効果を使用する場合は、「チュンドラ」同様、自身以外のモンスターの戦闘でも効果を使用することができます。
召喚時とダメージステップどちらでも蘇生効果を使用することができますが、「墓穴の指名者」や「DDクロウ」などの墓地メタカード(※「屋敷わらし」は除く)がダメージステップには発動できない為、特に意図がない場合は、ダメージステップで蘇生にした方がいいです。

②ドラゴン族・炎属モンスター全体に戦闘破壊耐性を付与する効果です。
自身だけでも場持ちがいいことはもちろんですが、「チュンドラ」の効果でダメージステップ開始時に特殊召喚して戦闘破壊耐性を与えることができるので盤面維持能力がとても高いです。


魔法


「盃満ちる燦幻荘」

①このカードを発動するだけで自分のメインフェイズ1の間、自分フィールドのドラゴン族・炎属モンスターは相手が発動した効果を受けなくなります。

意味がわからないくらい強い効果です。
「パイドラ」を安全に着地できることはもちろん「ブラックローズ・ドラゴン」や「トランセンド・ドラギオン」を安全に着地できます。

②メインフェイズに「天盃龍」モンスターをサーチすることができます。

相手の「幽鬼うさぎ」を受けてしまう効果な為、「パイドラ」や「ファドラ」などの炎ドラゴンの効果を通したい時は先にモンスターを召喚して効果を発動してからサーチ効果を使用します。

③バトルフェイズ中に破壊された場合に、自分フィールドのドラゴン族シンクロモンスターの1体攻撃力を倍にすることができます。

「バイデントドラギオン」の蘇生時に破壊する事で攻撃力を倍にしたり、「トライデント・ドラギオン」で破壊する事で攻撃力を倍にすることができます。
裏の状態で破壊された場合でも効果を使用することができる為、バトルフェイズ中に「パイドラ」でセットすることもあります。


「燦幻開門」

①4以下の炎ドラゴンのサーチ効果と手札から炎ドラゴンを特殊召喚する効果を持っていて、バトルフェイズ中に発動した場合はどちらの効果も使うことができます。

基本的にはバトルフェイズに使用しますが、このカードしか初動がない時は、「ドロール&ロックバード」をケアする為、ドローフェイズに発動することがおすすめです。


エクストラデッキのモンスター


「燦幻昇龍バイデント・ドラギオン」

①S召喚成功時に墓地の炎ドラゴンを蘇生することができます。レベル指定はない為、好きなモンスターを蘇生することができますが、効果を使用した後はドラゴン族以外は出せなくなるので注意が必要です。
②3回以上攻撃宣言されていると、自分のターン相手のターン問わず墓地から特殊召喚することができ、魔法・罠を割ることができます。
相手のカードを破壊することはもちろんですが、「盃満ちる燦幻荘」を破壊し、打点を倍にすることもできるので覚えておきましょう。


「燦幻超龍トランセンド・ドラギオン」

①S召喚成功時にフィールド上のモンスターを全て攻撃表示にすることができます。
戦闘耐性モンスターを上から叩いてワンキルする時に便利です。
②1つ目が攻撃可能なモンスターは攻撃しなければならない効果です。
相手のバトルフェイズ中にこのカードを特殊召喚し、①の効果で攻撃表示にしたうえで、相手モンスターを攻撃させ全滅させたりすることができます。
2つ目が相手がバトルフェイズ中に効果を発動できなくなる効果です。
「盃満ちる燦幻荘」→「トランセンド」の流れを作れば相手はメイン1からバトルフェイズにかけてこちらの炎ドラゴンに干渉することができません。「バトルフェーダー」や「速攻のかかし」、「聖炎王ガルドニクス」などバトルフェイズでケアできるカードはとても多く、このカードをメインフェイズに出してからバトルフェイズに入ることができるとそのゲームはほぼ勝利することができます。
③ 3回以上攻撃宣言されていると、自分のターン相手のターン問わず墓地から特殊召喚することができ、カードを1枚破壊することができます。
あまり使うことはありませんが「トライデント・ドラギオン」などでバトルフェイズに破壊して自己蘇生することで相手の盤面のカードを1枚破壊しながら3000打点追加できるので覚えておきましょう。


天盃龍ワンキルパターン例


天盃龍のワンキルパターンは3パターン覚えておくだけでほぼ対応できるのでその3パターンを紹介させていただきます。


「パイドラ」

「パイドラ」1枚パターン

「パイドラ」召喚 → 「開門」サーチ
バトルフェイズに入って
「開門」を発動 → 「チュンドラ」SS

「パイドラ」攻撃 → 「チュンドラ」効果
→ 「ファドラ」SS「チュンドラ」攻撃
→ 「チュンドラ」シンクロ効果
→ 「バイデント」SS

「バイデント」効果  → 「パイドラ」 SS
「バイデント」、「パイドラ」攻撃
「パイドラ」シンクロ効果

「パイドラ」 + 「バイデント」 → 「トランセンド」 SS
「トランセンド」攻撃宣言  → 「ファドラ」効果 → 「パイドラ」SS

「バイデント」自己蘇生

「バイデント」、「パイドラ」、「トランセンド」攻撃
「ファドラ」シンクロ効果
「バイデント」+「ファドラ」 → 「トラドラ」 SS
「トラドラ」効果で「パイドラ」破壊して2回攻撃

※「トランセンド」や盤面の魔法罠を破壊すれば3回攻撃になります。

簡単に2万以上のライフポイントを取ることができます。


「チュンドラ」

「チュンドラ」1枚パターン

「チュンドラ」 効果 →  「パイドラ」 SS
「パイドラ」効果 → 「開門」 サーチ

「開門」発動 →  「ファドラ」ss
「パイドラ」攻撃 → 「パイドラ」シンクロ効果
「チュンドラ」+「パイドラ」→ 「バイデント」
※ここから先は「パイドラ」1枚パターンと同じ

「バイデント」 → 「パイドラ」SS
「バイデント」攻撃 → 「パイドラ」攻撃
「パイドラ」シンクロ効果

「パイドラ」 + 「バイデント」 → 「トランセンド」 SS
「トランセンド」攻撃宣言 → 「ファドラ」効果  → 「パイドラ」SS

「バイデント」 自己蘇生

「バイデント」、「パイドラ」 、「トランセンド」攻撃
「ファドラ」シンクロ効果
「バイデント」+「ファドラ」 → 「トラドラ」 SS
「トラドラ」効果で「パイドラ」破壊して2回攻撃


次は2枚のパターンです。


「パイドラ」+「チュンドラ」


「燦幻荘」+コストで足りない方の代わり

「パイドラ」召喚 → 「開門」サーチ
「チュンドラ」SS  → 「パイドラ」+「チュンドラ」で「バイデント」
「バイデント」効果 → 「パイドラ」SS

「バイデント」効果 → 「パイドラ」SS

「バイデント」+「パイドラ」→ 「トランセンド」

ここでメイン終了してバトルフェイズに入ります。

バトルフェイズに入ると「トランセンド」の効果で相手はバトルフェイズに効果を発動できない為、こちらの発動したカードが全て通るようになります。

「開門」発動 → 「チュンドラ」SS
「トランセンド」攻撃 → 「チュンドラ」効果→「ファドラ」 SS

「チュンドラ」攻撃 →「ファドラ」効果 → 「パイドラ」SS
「ファドラ」「パイドラ」攻撃  → 「バイデント」自己蘇生

「バイデント」攻撃  →「ファドラ」シンクロ効果 → 「トラドラ」SS
「チュンドラ」と「パイドラ」を破壊3回攻撃

「燦幻荘」が絡んだ時によくやるパターンになります。
「燦幻荘」があると炎ドラゴンがメインフェイズ1で効果を受けない為、「トランセンド」を成立させることでそれをバトルフェイズまで延長させることができます。
メインフェイズで皇帝の成立させ、バトルフェイズに入ることができれば、 ほぼワンキル確定となりそのゲームは勝ちです。

ここまでが天盃龍の基本的な動きとなります。
めっちゃ簡単にライフ取れるし、簡単な気がしませんか?


天盃龍の採用カード

天盃龍で採用されるカードについて考えを書きたいと思います。

誘発の選択について

天盃龍は後攻を選択するデッキなので誘発の選択はどの対面にも撃てるという軸で選択するべきだと考えています。


「増殖するG」

「灰流うらら」

「エフェクト・ヴェーラー」

「無限抱影」

この4種類はほぼ撃てない対面が存在しない為、固定で考えています。

その他の誘発

「ドロール&ロックバード」

サーチカードが流行っている環境ではとても強いカードです。
単体ではお祈りになってしまうことが多いですが、炎王や粛声などが流行っている環境では他の誘発との合わせ持ちで大きく相手の動きを制限することができます。


「幽鬼うさぎ」

粛声の「結界」、ミラーの「燦幻荘」、「ワカ-U4」などのペンデュラムゾーンのモンスターに加え、「マスカレーナ」などこちらのターンに起動する妨害にも強く撃てます。

「屋敷わらし」

ミラーと粛声に関しては類似カードの「DDクロウ」の方が評価が高いのですが、「墓穴の指名者」や、スネークアイ系統の「財宝狩りの悪魔」に撃てる点でこちらの方が見れる範囲が広いです。
幻奏の「オスティナート」にも撃てます。


「ディメンション・アトラクター」

パワーが高く1枚で相手の動きを大きく制限することができます。返しのターンにワンキルの要求値が上がること、「エフェクトヴェーラー」や「幽鬼うさぎ」などの墓地に送って発動する誘発と相性が悪い点、スネークアイ系統には最低限の盤面を作られてしまうことは懸念点です。


「深淵の獣マグナムート」

妨害として使える対面は選ぶもの通った時のバリューは非常に高いカードです。
このカードが有効に働かない対面にも「ディメンション・アトラクター」、「エフェクト・ヴェーラー」や「幽鬼うさぎに」墓穴を撃たれた際はこのカードで避けれることを覚えておきましょう。
エンドフェイズにドラゴン族をサーチかサルベージできる効果も非常に強力で、天盃龍をなんでもサーチすることができます。特に「チュンドラ」とは特に相性が良く、簡単に「トランセンドドラギオン」に繋げることができます。


「幻想龍ファンタズメイ」

通った時に手札を入れ替えながら盤面にモンスターを供給できるのでとても強いです。
ただミラーや粛声、神碑など全く撃てない対面に当たってしまった時に手札で腐ってしまうカードなので採用するかは考える必要があると思っています。


「DDクロウ」

粛声やアダマシアを重く見るなら採用圏内になるカードだと思います。


「原始生命体ニビル」

展開系デッキにとても強く、スネークアイ系統のデッキが先攻後攻どちらを選択するかわからない時なども入れられるのでかなり便利なカードです。
このデッキは先攻を渡された時でもライフさえ残っていれば返しのターンにワンキルに向かえばいいのでとても相性は良いと思います。

壺について

「強欲で貪欲な壺」

ワンキルパターンで使用する天盃龍は1枚ずつデッキに残っていれば良い為とても相性がいいカードです。
天盃龍というデッキは「燦幻開門」を通すことがとても重要なデッキなのでこのカードで「灰流うらら」を踏める可能性があるのもとても強いです。
このカードを発動してデッキの特定のカードが全て飛んで負ける試合はそもそも手札の質が良くなかったり、そもそも負けの試合が殆どだと思っています。
2枚入れているカードが全て飛ぶ確率は約8%
3枚入れているカードが全て飛ぶ確率は約2%
です。
強欲な壺だと思って強気に撃ちましょう。


「金満で謙虚な壺」

天盃龍はこのカードを発動した上から簡単にワンキルすることができ、EXデッキのカードの多くは特定の場合しか使わないのでほぼノーコストで撃てる最強のカードです。
初動を引き込むことはもちろんですが、先攻を渡された際に「カイザー・コロシアム」や「群雄割拠」を探しにいける点もとても強力です。
金満で謙虚な壺で4枚入っているカードを引ける確率は54%くらいです。
手札に欲しいケースが多い「カイザー・コロシアム+割拠」or「燦幻荘+テラフォーミング」が4枚になることを考えると半分以上の確率で引き込めるのは強すぎて入れない理由は無いと思います。


盤面制圧カード

「カイザー・コロシアム」

先攻を渡された時に強いことはもちろんなのですが後攻もかなり強いです。

具体的な場面でいうと「咎姫」、「ガルドニクス」「麒麟」の起動を防ぐ、相手を誘発で止めたけど初動がない時にモンスターセットや「ティフォン」横で数ターン稼ぐ、スネークアイ系統に「キキナガシ」や「ナイチンゲール」を出された時にこのカードを発動することによって盤面ロックし数ターンかけて解決するなど使い方は多様です。
盤面に添えられた「マスカレーナ」から「リトルナイト」で除去されたとしても「リトルナイト」をこのカードで踏めている時点で強いです。
そのおかげで「燦幻荘」が通ったりします。
ミラーにおいても後攻のワンキルを阻止することができ、「サタンクロース」や「壊獣」などを出されてもほぼライフを取り切られることはない為かなり強いカードです。


「群雄割拠」

粛声、スネークアイ系統に対しては1枚でゲームエンドまで持っていけるパワーを持っています。
後手から開いた場合もとても強く、スネークアイ系統のデッキが「キキナガシ」や「ナイチンゲール」で耐えるプレイが主流になってきた場合や、YCSJなどのシングル戦ではメイン採用でもいいと思います。


「禁じられた一滴」

誘発を引けなかった試合や誘発で弱った「マスカレーナ」+ α のような盤面に対してとても強いカードです。「ディメンション・アトラクター」と相性が悪いことは気になりますが撃てない対面が少ないので評価は高いです。


エクストラデッキ

「FAライトニングマスター」

先攻を渡された際に「カイザー・コロシアム」などの永続を守れるカードです。
この手のカードには珍しく無効条件がカウンターではなくレベルなので「エフェクト・ヴェーラー」も実質効きません。「幽鬼うさぎ」は効くので、注意しましょう。
おまけで守備貫通もついています


「ラヴァルバル・サラマンダー」

炎ドラゴンなので「燦幻荘」がある時は、安全に効果を使用することができます。
2枚ドローして2枚捨ててるので手札枚数は増えません。手札の質を高めるカードです。


「月華竜ブラック・ローズ」

相手の特殊召喚されたモンスターを選択して戻すことができます。
選択してと書いてありますが、対象を取る効果なので注意しましょう。


「オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン」

バトルフェイズ中のモンスター効果を防ぐことができます。
手札誘発の貫通や炎王や天盃龍などの戦闘を行うことで相手のリソースが伸びてしまう対面に対して使用します。


「鬼動武者」

役割としては「メテオバースト・ドラゴン」とかなり近いです。
相手モンスターへの攻撃宣言時に「開門」を発動することで誘発などをケアしながら安全にモンスターを着地させることができます。
「ユベル」や「ローガーディアン」に対してもとても強く一方的に倒すことができます。
相手によって効果破壊されると自身を蘇生できるので粛声の「威光」なども効きません。


「サイバース・クアンタム・ドラゴン」

攻撃力や守備力の高いモンスター、戦闘や効果破壊耐性のあるモンスターの処理ができます。
相手モンスターに攻撃された時もバウンス効果をしようすることができます。
「カイザー・コロシアム」とこのカードでライフを守る為にセットされたモンスターの上からダメージをとれるのもとても強いです。


「トライデント・ドラギオン」

ワンキルする時に大きくダメージを取ってくれる最強カードです。
「燦幻荘」を破壊して6000×3で18000です。


「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」

「バイデント・ドラギオン」+「パイドラ」or「ファドラ」で出します。
ETEDで発動しないバーン効果を持っていることが強いのと「バイデント・ドラギオン」のドラゴン以外特殊召喚できなくなる制約中でも出せる3200打点が強いです。


「厄災の星ティ・フォン」

「カイザー・コロシアム」と非常に相性が良いカードです。
後攻を取って初動がない試合、ダメージステップに入る前に「無限抱影」を撃たれてしまい何もできなくなった「チュンドラ」を変換して出すことが多いです。


「天球の聖刻印」

先攻はこのカード単騎でエンドすることが殆どです。
バトルフェイズに入ってから効果を使い「ファドラ」SSからシンクロ召喚に繋げる動きはとても強力です。
自分のカードもバウンスできるので覚えておきましょう。


「ストライカー・ドラゴン」

「リトルナイト」に向かう際にドラゴン族をリンクモンスターに変換する役割と盤面に残った「パイドラ」を墓地に送り「ファドラ」で蘇生し効果を使用します。


「SPリトルナイト」

戦闘で破壊できないモンスターや永続魔法・罠を突破する為に使います。


「ドリトルキメラ」

炎2体+「開門」の時に「次元障壁」の上からライフを取り切れるリンク2です。
1900 + 2000 + 2100 +2200
で8200取ることができます。
咎姫から出すリンク2としても強く咎姫でこのカードを割ると墓地から炎を回収できるので「灰流うらら」や天盃龍を手札に加えることができます。


「灼熱の火霊使いヒータ」

相手の墓地に炎属モンスターがいて自分の盤面に天盃龍が残ってターンが返ってきた時にモンスターを召喚して出すことが多いです。
そのまま咎姫に繋げて天盃龍モンスターを蘇生して効果を使いワンキルに繋げます。


「賜炎の咎姫」

ヒータから出して墓地の天盃龍を特殊召喚し、効果を使えるようにします。


「レイジングフェニックス」+「ジーランティス」セット

要求値は高いですが、あると次元障壁を越えてワンキルすることができます。

1番少ない手数でいけるパターンが「ファドラ」+「チュンドラ」+ 相手の墓地に炎 +相手の場にモンスターです。

手順として簡単に書きます。

「ファドラ」召喚 「チュンドラ」SS

2体でヒータSS 相手の墓地の炎SS(うらら想定)

「咎姫」で「ファドラ」SS
「ファドラ」で「チュンドラ」SS

「咎姫」+「チュンドラ」 「レイジング」

「レイジング」→「ジーランティス」

「ジーランティス」効果で盤面のモンスターを
全て出し直して
「咎姫」効果で「ファドラ」と相手モンスター破壊してSS
「レイジング」自己蘇生効果で
「ファドラ」対象で4400でSS


これでワンキルとなります。
要求値が高いので1度も成功したことはないです。


天盃龍のプレイについて

ここからは天盃龍のプレイについて簡単に話します。

実際に想定される場面で考えてみましょう。

対面のデッキはスネークアイです。

「スネークアイ・エクセル」に対して「無限抱影」を撃ったところ1伏せでターンが返ってきたとします。

ターンが帰ってきてあなたの手札は「チュンドラ」とワンキルには関係ない4枚です。

「チュンドラ」を召喚してバトルフェイズに入ります。

「チュンドラ」の攻撃宣言時に相手の伏せカードが発動されずにダメージステップ開始時に入ったとしましょう。

「チュンドラ」の効果で「パイドラ」を特殊召喚して、「開門」をサーチすると思います。

エクセルが破壊されて700ダメージ入りました。
パイドラも攻撃します。
700+1700で合計2400入り

相手のライフは5600です。

ここで考えることは「チュンドラ」の攻撃宣言時までに相手の伏せカードが開かれなかったのでおそらく伏せカードは「無限抱影」ではないということです。

「無限抱影」ではないと仮定した場合次に警戒すべきカードはなんでしょうか?


おそらく想像したカードは...



「墓穴の指名者」ではないでしょうか?


ここから先あなたはどうプレイしますか?



「チュンドラ」+「パイドラ」で「バイデント」を特殊召喚し、蘇生効果で「パイドラ」特殊召喚するとします。

相手はパイドラを特殊召喚されると、
「パイドラ」1700
「バイデント」2600
「トランセンド」3000
で負けることは容易に想像できる為、「パイドラ」の蘇生は絶対に防ぎたいはずです。

伏せが「墓穴の指名者」の場合はほぼ確実に「パイドラ」に撃つと想定できます。

大丈夫です。

まだ手札には「開門」があるので残りの5600は「ファドラ」を特殊召喚してすぐに取ることができます。


「開門」発動。


相手の手札には「灰流うらら」があり「開門」がとめられてしまいました。

相手のライフは5600なので「バイデント」で殴っても3000残ってしまいます。

どのようにライフを取ればよかったでしょうか?

自分ならこのようにライフをとります

ここから先は

13,110字 / 74画像

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?