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旅の終わりに必ず泣いていた息子へ

奄美大島へ夫と旅行に来ています。

飛行機に乗るときに、わたしが感情にフタをしていたころのあるストーリーを思い出しました。

それは旅の終わりに、必ず泣いていた幼い頃の息子のこと。

沖縄へ行った帰りの飛行機で客室乗務員さんに「大丈夫ですか」と心配されたことがあります。
泣いていた理由は、旅が終わってしまうから。

今思い出すとたまらなく可愛いのですが、当時のわたしは負の感情が大の苦手。

だから「えっ、なんで泣くの?」とびっくりした気持ちをとっさに笑いにかえました。
「なんで泣いてるのよぉ笑」と。

笑いにかえてごまかせたはずなのに、息子のメソメソが30分を越えると限界になり…

「いつまでも泣かないの」「そんなに泣くなら旅行来ないほうがいいかな」と強制ストップさせました。

受けとれなかった自分を責めそうにもなりますが…深呼吸して、当時の感情とニーズを観察していきます。

《出来事と感情》
楽しかった旅が終わるとき、急に息子が泣き出して驚いた。ショックと慌てる気持ち、無力さも。

《ニーズ》
◉愉しさ⇨楽しかった時間を、楽しいまま終わらせたい

◉自己価値の承認⇨笑顔を見ることで、旅行にこれてよかったと思える

◉スペース⇨疲れているから負の感情に引っ張られたくない

涙を受容できなかった理由を辿っていくと、旅の手配や準備をひとりで頑張っていたわたしがいました。

その奥に見えてきたのは、自分がどうしたいかよりも、どうしたら息子が喜んでくれるかを考えて旅をねっていたことにも気づきました。

だから、笑顔が見たかったんだ。

泣くことはダメなことだと思い込んでいたけれど、どんな感情も大事なことを教えてくれるサインだと知っていたら、子育てが変わったなぁと感じています。


幼かった息子は成人して、今ハグしたらパンチされそうなので(笑)、当時の息子とわたしにエアハグを送ります。

今回の旅行では、どんな感情も大事にしながら、夫とふたりで愉しめたらいいなと感じています。

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