自分の価値観に合った保育を探すため、6つの園を渡り歩いてみて感じたこと
保育士歴30年、6つの園を渡り歩いてきました。
お寺の園、太鼓やお茶などの稽古をする園、公立保育園、自然保育の園…。
保育と一概に言っても、その園によってま~ったく価値観は違うんです。
クリスマスひとつにしても、サンタの服を園長が着て子どもにプレゼントを配る園もあれば、宗教的な面で大々的にやるのはNGな園もありました(調子に乗って楽しんでいたら叱られました)。
寒風摩擦をしたり、土手を毎朝走ったりするスパルタな教育もあれば、自分の好きを追求することを大事にする教育もあります。
壁面に力を入れている園もあれば、まったくの不要という園もあって面白いんです。
ふり返ると…
その時いた園の方針は、わたしにとって大きな影響を与えていました。
スパルタ教育の園にいたころ息子は3~5歳でしたが、甘やかしていた自分に焦りを感じて、急に自立させようしたり、ゆったりの園に移動したらスピードを緩めてみたり。
今は子ども自らがやりたいこと、得意なことを発揮して動き、イキイキと過ごせる園が自分にとって心地いいと言葉にできます。
10年前、20年前のわたしは自分軸がないに等しく、価値観にぴったり合う園はどこだろう…。
ここも違う、ここも違う…とまるで出口のないトンネルを彷徨っているよう。
保育も子育ても、自分の本当に大事にしたいものが見えないまま、子育てに関するたくさんの情報をあれもこれも受け取ろうとして混乱していました。
一人ひとり個性も特性も違うから正解なんてないけれど、不安を取り払うために正解がほしかった。
誰かや自分に責められたくなくて、今できることは全部やろうと思っていました。
“こうならないために”
“こうなったら困る”
恐れのパワーが爆発していたんです。
恐れのパワーで動くと空回りします。
頑張った分が成果としてかえってこないことにイライラしたりと、悪循環が起こります。
苦しかった…。
だけど当時は、負の感情を見ないようにしていました。
弱音を吐いたら負けだって思っていたから、前向きにとらえて進むしかない!って頑張り続けました。
保育も子育ても仕事も、まずは自分が何を大事にしたいかが明確で、なぜそれを大事にしたいかという理由を知っていて、どこに向かうかを知っているということが大事です。
当時のわたしのように、進む方向に迷子のかたがもしもいたら…
頑張って前に進もうとせずに、周りに流されて苦しくなる前に、自分の声を聞こうって声をかけたいな。
自分の声を聞くためのコツもツールもたくさんあるので、自分に合ったものを選んでもらえたらと思いますが、わたしは自分にも相手にも優しいコミュニケーションツールNVCを活用しています。
無料体験会を開催していますので、タイミング合えばぜひ活用してくださいね。
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