いちにちひとつ、小さな新しいことを
今年は「1日ひとつ小さな新しいことをしよう」とひそかな目標を立てていました。年が明けて早1ヶ月。思い返してみると去年より行動力が増してきたような気が。目標って意味があるのだなあ、と改めてしみじみ思いました。
そうはいっても大それたことをするわけではありません。あくまで小さなこと。いつもとちがうスーパーに行ってみる、とか、本屋さんでいつもは見ない棚をのぞいてみる、とか。それくらいのことです。
小さいことなら毎日続けられる。でも去年と比べたら明らかにフットワークが軽くなっているような気がして年始から幸先良い感じがしています。まずはこうやってフットワークを軽くしていくことが、いずれは大きいことにチャレンジする準備運動になるのかも、と思いました。なので今回はわたしが最近試している小さな新しいことをいくつか書いてみたいと思います。
新しい料理に挑戦してみる
昔から料理に苦手意識があるので、決まったメニューを繰り返し作る癖があります。失敗したくないんですよね。でも簡単に小さく始めればいいのかもと思ってやってみたのが「ぬか漬け」。ぬかをちゃんと管理できる自信がなくてこれまでずっと遠ざけていましたが実はひそかに気になっていたもの。
無印のぬかどこは簡単に管理できる!とテレビで見て、これならわたしにもできるかも、と思い挑戦してみました。明日食べる分を前日に漬けておくだけ、という方法でやってみています。ちゃんと漬かっていると感動!すこし塩気が強かったり漬かってなかったりと失敗はあるものの、比較的かんたんにできるので挑戦してよかった、と思ったひとつです。
あえて新しいメニューを頼んでみる
よく行くカフェでいつもと同じ飲み物を頼む。それも安心するルーティンなのですが、あえていつもとちがう新しいメニューを頼んでみるのも世界が広がっておもしろいかもしれません。もちろん失敗もあるのですが、それも含めて大事な体験。自分のことは知っているようで案外知らないもの。自分って意外とこういうものをおいしいと思うんだ!とか、前はきらいだったけど年齢を重ねるとこれがおいしいと感じるのか!など、いろんな発見があります。
GODIVA CAFEで頼んでみた「あつまれ動物の森」とコラボのホットチョコレート。ふだんクリーム多めのものは苦手なわたしですが、とてもおいしく飲めました。乳製品を飲むとお腹を壊しやすいタイプですがGODIVA CAFEのものはなぜかそうならない…?牛乳の質が良いのでしょうか?これもまたおもしろい発見になりました。
ずっと行きたいと思っていた場所に行ってみる
ずっと行きたいと思っているけど、機会がなくて行けていない場所ってありませんか?わたしはけっこうあります(笑)。そこへ行く用事があったらついでに行こう、と考えているとずっと先延ばしになってしまうこともしばしば。
わたしはキャロットケーキが大好きなのですが、ずーーーっと行きたかったのが吉祥寺のマーガレットハウエルカフェでした。しかし駅から少し遠いこともあって吉祥寺に用事があってもまた今度、また今度、という感じでなかなか行けず。これじゃあ一生行きたいと思ったまま死んでいくかもしれない、と思い(笑)時間を作って行ってみたら、めーーちゃくちゃによかったのです!なんで早く行かなかったのだろう!と思いました。なんで先延ばしにしていたのだろう!と。
カフェの雰囲気も店内の感じも良くて、ケーキも紅茶もとってもおいしく大満足。すてきなティータイムを過ごせました。行ってみたいやってみたいと思っているけど先延ばしにしていることを、いちど時間を作って少しやってみると思いがけないほどの感動を味わえるのだと知れた体験でした。
人に勧められたことをやってみる
あそこがいいよ、ここがおいしいよ、とおしえてくれる人がいます。そうなのかー、と聞いたきり行かないことが多かったけれど(笑)今年は聞いたらできるだけすぐに行ってみよう!と。てみやげにもらったパンがすごくおいしくて「このパン屋さんぜひ行ってみて!」と言われたので週末にすぐ行ってみることに。
「POINT ET LIGNE(ポワンエリーニュ)」というパン屋さん、行列だったけど素敵なお店でした!行列に並んでなにかを買う、というのがそもそも苦手なのでふだんならきっと素通りしてしまうだろうお店。でもあの人に勧められたのだから行ってみよう!とフットワーク軽く行ってみると、新しい体験ができるかもしれません。
並んでいると、他の人がなにを注文するのかがわかって売れ筋を知ることができる、という気づきもおもしろかったです。みんなが頼むものはきっとおいしいはず(笑)!とわたしも同じものを買ってみました。(そしてやっぱりおいしかった!)
興味のある小さなイベントに参加してみる
先日、三軒茶屋にあるブックカフェtwililightさんでのイベントに参加してきました。東直子さんの詩集『朝、空が見えます』の刊行記念イベントで、参加者全員が同じ空を見上げて一行の詩を作るというものです。20人弱の年齢も性別もちがう初対面の人たちが集まって思い思いの詩を作る、というのはなかなか刺激的でおもしろい体験でした。
ふつう文章というのは一人で書くものですが、みんなで書く、というのもまたちがったおもしろさがあるものです。同じ景色を見て書いたとしても、その内容にも文章にもどうしようもなくその人の内側がにじみでてきて、それが自分とは違うという体験がとても刺激になります。世間話やビジネスのやりとりではとても伺い知れないようなおもしろい景色を、その人の言葉を通して見つけることができるのです。
お互いに感想を言い合うのも楽しい体験でした。自分の内側から出た言葉を相手がどんなふうに受け止めてくれたのかを聞くのもうれしかったですし、同時に相手の言葉を自分がどんなふうに感じたのかをきちんと言語化して伝えるという行為も勉強になりました。詩を一行だけ書く、という小さな表現だったので自分にもできるかもと思いきって参加してみましたが、ほんとうに参加してよかった思えた体験でした。
新しい体験から得た気づきを書き残しておく
新しい体験で感じたことをこんなふうにnoteに書き残しておくのも良いかもしれませんね。小さな気づきの積み重ねがふと、誰かの心を動かしたりなにかの役にたつことがきっとあると思うのです。なにか参考になればうれしいです。
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