ミッキーイズム

高校から始めたラグビーを競技スポーツで43歳まで継続。 引退後、小学生のラグビースクー…

ミッキーイズム

高校から始めたラグビーを競技スポーツで43歳まで継続。 引退後、小学生のラグビースクールコーチとして5年。子供達の成長の瞬間と関われた素敵な時間を経験。 これまでの経験を踏まえ子ども達に頑張る事、継続する事の大切さを伝えるべく小説の準備中♬ ラグビー歴:北見北斗ー早稲田大学etc

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  • 固定された記事

とある街中を歩いていると、タグラグビーコーチ時代の教え子に遭遇。 当時、彼女が小3〜小4の時教えていた。今や高3で春からラグビー推薦で大学進学が決まっている。 彼女は昨年末、女子ラグビー東軍代表として、花園開催の女子U18代表戦に出場。その勇姿を目に出来た。感動感激の一日となる。

    • #362 ときめき

      年が明けて毎週末あったラグビーが3月まで無くなり、学校も試験が終わり春休みに突入。 2月中旬以降から大学入試が始まる。 僕はウェイトトレーニングでジムに行く以外は喫茶店ウェイターのバイトに結構入った。多い週は5日入ることもあり、どんどん任せられる仕事の範囲が広がっていった。接客だけに留まらず、カウンターの中で飲み物やサンドイッチやデザートなども作る様になる。 朝一のモーニングタイムから入ったり、お昼の時間帯や夕方以降の時間帯と一通り経験した。 土日は競馬の馬券場が近かったので

      • 【番外その22 出会いは瞬発力⁈】

        私が連載している自分自身のラグビー史にも出てくる友人A.。 大学1年時に出会ってから、僕を応援し続けてくれている。 その彼がゴールデンウィークを終わってすぐにメールをくれた。 メールの内容は「GWはどうだった?俺は充実していた。良い出会いがあった。SNSにも投稿した。しばしば〇〇の話題にもなった。〇〇にも、その人を紹介したいな。」 (〇〇は私、メールの文面は一部編集あり) あるSNSでラグビーの話題を基に繋がった人と初めて会ったとのこと。 話は盛り上がり私のことも出してくれた

        • #361 師走の渋谷

          慌ただしく時が流れる師走の最終日前々日。 渋谷で友人Aと会っていた。友人Aは翌年の4月から始まる早稲田大学ラグビー部新人練習の再チャレンジへ向け、まっしぐらという感じだ。 彼は目をギラギラさせながら「どうだ。新人練習に参加する決意は固めたか?」と僕の顔を覗き込むように見てきた。 渋谷のセンター街真ん中辺りにある大衆居酒屋で焼鳥をかじりながら、友人Aの早稲田ラグビーに関する話は留まることを知らなかった。 あまり早稲田ラグビーの歴史を知らない僕にレクチャーしてくれた。 この年の早

        • 固定された記事

        とある街中を歩いていると、タグラグビーコーチ時代の教え子に遭遇。 当時、彼女が小3〜小4の時教えていた。今や高3で春からラグビー推薦で大学進学が決まっている。 彼女は昨年末、女子ラグビー東軍代表として、花園開催の女子U18代表戦に出場。その勇姿を目に出来た。感動感激の一日となる。

          【番外その21 6年経っても教え子】

          前回、ラグビースクールコーチ時代の教え子の話の続き。 教え子が出ているラグビーの試合動画URLを教え子のお母さんへ送ったところ、教え子と共に観てくれたとのこと。 そして教え子がとても喜んでくれ、今でも自分のことを気にかけて思ってくれている大人がいることを励みに思ってくれたとお母さんからメッセージを頂く。 僕は何かできないか考えた。メッセージ動画を撮って送った。 当時のラグビースクールコーチ用ポロシャツを引っ張り出してきて、着用し動画撮影。何度か取り直しの上、送信。 少しでも僕

          【番外その21 6年経っても教え子】

          【番外その20 踏み出す勇気】

          先月、ラグビースクールコーチ時代の教え子のお父さんが企画してくれた会。僕が3年間コーチとして担当した子達が高校卒業を迎え、そのお祝いと今年の1月に高校ラグビー全国大会で優勝した子のお祝いを兼ねて保護者の方々と一部教え子達が6年振りに集まった。 参加者は保護者の方々は20名を超え、教え子は3人。久々の再会となる方々が多く、盛り上がった。 今でもラグビーを続けている子達の近況は自然と耳に入ってくる。 しかしラグビーをやっていない子達の近況を知る機会はない。 中学でラグビーを辞めた

          【番外その20 踏み出す勇気】

          #360 早明戦

          12月第一日曜日。大学ラグビーのビックイベントと言える早明戦。 ラグビーサークルのシーズンは終わったが、イベントとして観に行くことになっていた。 シーズン開幕後、苦戦続きの早稲田。帝京大学に敗退し、1敗で早明戦に臨んだ。一方の明治大学は全勝をキープ。対抗戦4年連続優勝を掛けての1戦となる。下馬評では明治が圧倒的に有利。 僕にとっては大学ラグビーで目指している大きな舞台の一つ国立競技場での早明戦。 女子マネージャーを含む大勢のサークルメンバーでの観戦となったが、とても楽しみにし

          #359 東伏見で感じた思い

          同じ大学の複数のラグビーサークルから数人ずつが集まりチームが編成。 東伏見グランドで体育会ラグビー部と試合が行われる。 僕は14番右ウィングとして試合に出場が決まった。 試合当日、対戦相手の体育会の5軍には新人練で見かけた同級生が数人いた。 日々厳しい環境の下、練習や試合に打ち込んできているであろう体育会。 そのことは百も承知だったが、僕は少しでも爪痕を残したいという野心で一杯だった。 相手チームのフルバックは新入生。体が大きく、大型バックスの部類に入る。僕は試合中、彼を強く

          #359 東伏見で感じた思い

          #358 道は続く

          健闘空しく最終戦敗退。今シーズンが終わってしまった。 僕はこの試合でトライを取り、試合の流れを変えるチャンスが来たにも関わらず、生かすことができなかったことに落ち込んだ。 怪我が完全に癒えてなかろうが、結果を出せなかった事実は変わらない。 ニュージーランドに短期ラグビー留学に行って、勇んで帰国。 望んでいた結果を残すことは叶わなかった。 トライを取ることが大きな役割のウィングにも関わらず、1つもトライを取れていない。 僕は試合後恒例の飲み会に参加することなく、帰宅。 どうして

          #357 決戦の行方

          小雨の中、キックオフを告げる笛が鳴る。笛の音と共に一斉に飛び出す自チームフォワード陣。 激しくぶつかり合う両チームフォワード。相手チームがモールを形成し、そこからスクラムハーフがスタンドオフにパス。 パスを受けたスタンドオフが陣地挽回のタッチキックを蹴る。蹴り出されたところでラインアウトで再開。 自チームの戦略はセンターとフルバックの決定力を生かすべく、バックスにパスを供給し、バックスでライン攻撃を仕掛ける。 相手バックスのセンターにラグビー高校生日本代表候補だった選手がいる

          #357 決戦の行方

          #356 高まる緊張感

          最終戦の相手は慶応大学のチーム慶応獏の会。自チームが優勝するにはこのチームに勝ち、このチームが更に最終戦でも敗戦する必要がある。 前週の練習では緊張感が漂っており、1週間後に控えた最終戦へのチームの覚悟が見えた。 僕の負傷箇所はだいぶ良くなりつつあった。 1週間後の決戦へ向け、とにかくこれまで通りのリハビリとトレーニングに励んだ。 迎えた当日、前日から降っていた雨の雨足も少し弱まっていた 試合は予定通り開催されることを知る。 この日の試合会場は慶應大学の湘南キャンパスにあるグ

          #356 高まる緊張感

          #355 よもやの敗戦

          見切り発車で復帰した試合で負傷箇所悪化。 黙っていても患部の痛みで落ち着かない状況だった。 試合後は試合を観に来てくれた友人Aの家へお邪魔。何でも友人Aの母が 僕を連れて来るように言ってくれた様。 ご厚意に甘えて友人A宅へ。友人A宅は坂道を上ったところにあった。坂道を上るだけでも脂汗が出る位に痛かった。 友人Aの母は僕をもてなしてくれ、夕食をご馳走になった。 いろいろたくさん話をして友人A宅を後に。友人Aと友人Aの母とのやり取りでもやもやしていた気分も少しリフレッシュできた。

          #355 よもやの敗戦

          #354 焦り

          打撲した脛を知らず知らずのうちに庇っていたせいか逆足の大腿部を肉離れしてしまった。歩くのも辛い位に痛みが激しかったが、どうすることもできなく、自然治癒に任せるしかなかった。 歩行もままならず日常生活にも支障をきたす位の怪我。 数多くの怪我をした高校時代にも経験したことのなかった怪我だった。 1週間後に控えた所属リーグの開幕戦は残念ながら出場することが出来なかった。肉離れの痛みが中々取れなかったので、開幕戦は観に行くことも諦めた。 結果は後で知る事となるが、開幕戦はなんとか逆転

          #353 違和感

          悔しい敗戦に遠ざかって行った恋路。 ニュージーランドからの帰国と気になる子との恋が上手く行きそうな感触を得て、高揚感を感じていた気分から一転。 これまでの高揚感が嘘であるかの如くの落ち込み具合だった。 人を好きになるということは大きなエネルギーを生み出す。 上手く行っている時は生きる原動力に、その逆は萎れかかった植物の様に項垂れることとなる。 同級生Mも気になる子も僕に意識的なのか近づいてくることは無かった。 翌日は午前中に練習を行い、練習が終わると大騒ぎで写真撮影が行われた

          #352 意図せぬ涙

          夏合宿での最終練習試合で大学クラブラグビー強豪チームの一つである早大GWラグビークラブに敗退。 試合自体の点差は最終的に大差となったが、試合終盤まで自チームは食い下がった。 試合後、自チームでは珍しく試合に出たメンバーが熱く語り合う光景が見られた。いつもは勝っても負けてもあまり感情を出さずに淡々と試合を振り返るだけの主将が涙を流さんばかりの表情で悔しさを前面に押し出して語りだしていた。 僕は堪えてはいたが、途中涙が止まらなくなり、泣いてしまった。 もちろん試合に負けた悔しさは

          #352 意図せぬ涙

          #351 昂る感情

          試合前の練習で先輩方もいつもと違う緊張感を漂わせていた。そのことからこの日の対戦相手がこれまでの相手とは違うかなり手強いことを感じずにいられなかった。 相手チームはラグビーサークルではなく、準体育会という括り。 そのことがサークルチームとは違うという自負が強いのか威圧的な空気を感じた。 試合前練習が終わり、いよいよ試合が始まる。 両チームがハーフウェイラインを挟み向かい合う。 早大GWラグビークラブのメンバーの鋭い視線が僕らに降り注がれる。 何とも言えない緊張感の中、キックオ