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初めて自分の文章を添削してもらった

先日、初めて自分の文章を添削してもらう経験をした!


私は6月中旬からライターの勉強を本格的に始めるべく、SHElikesというオンラインキャリアスクールに入会。

基本的にライター講座は、講座動画を見る(インプット)→ 実際に課題で文章を書く(アウトプット)→ 添削をしてもらう(フィードバック)というサイクルで進むようだ

そこで第一回のレッスンを終えた私も早速課題に取り組み、
そして昨日!フィードバックが返ってきた!


こうしてnoteで自由に文章を書くことは、かれこれ4年くらい続けている。

だが今回の課題は、ライターとしてテーマや文字数、さらには今まで意識もしてこなかった構成案なども考慮して取り組むもの。

「なんだかライターっぽい!」とワクワクすると同時に「こ、これで良いのか……?」という不安や緊張もあり、普段とは少し違う心持ちで文章を書き上げていった。


【新たな学びと発見】
・文字数が決まっているって想像以上に難しいかも。
・構成案をまとめてから書き進めると途中で迷子にならない。
・見出しをつけると文章が引き締まる!
・私は「そんな」という言葉を乱用する癖があった。
・助詞(「は、」や「で、」等)のセレクトが意外と難しい。
・句読点の重要性をもっと理解していきたい。

多くの新しい発見があった一方で、根本的に「何を書こうか……」と内容に対して悩むことはなかった。

それは、今回の課題のテーマが「好きな本をおすすめしてください」という比較的書きやすい内容だったことも理由の一つだが、noteを通して自分の想いや思考を文章にすることを習慣にしていたおかげでもあると思う。


自分の文章に対する「初めてのフィードバック」を受けて、率直に「もっとライターとして上達したい!」とメラメラ意欲が湧いてきた。

ここからがスタート

たくさん学んで、経験して、ライターとして活躍できる人になりたいな。




【SHElikes ライティング課題】

実際に提出し、添削を受けて修正後の文章です。

テーマ:好きな本をおすすめしてください

私が紹介したのは、
岡本太郎著 『自分の中に毒を持て』

もし良かったら、以下文章を読んだ皆さまからの感想もコメント欄にお待ちしております!お気軽に!お願いしまっす!!



「行動することが怖い」私たちが見失っているものを教えてくれる一冊


新しい何かに挑戦したい時「一歩踏み出すのが怖い……」
そんな感情を抱き、なかなか行動に移すことが出来ない。

私を含め誰もが一度は経験したことのあるような状況だろう。
そんな時にあなたがかけて欲しい言葉はなんだろうか?

どこか無責任な「まぁとにかくやってみなよ!」
腑に落ちない「不安があるなら辞めた方がいいんじゃない?」

上記のように、どんな言葉も受け入れられない時にぜひ一度読んでみて欲しい本がある。
岡本太郎著『自分の中に毒を持て』

作者の岡本太郎は日本の芸術家。代表作は大阪万博のシンボルでもある『太陽の塔』や渋谷駅に飾られている『明日への神話』などがある。「芸術は爆発だ!」という名言を残し、非常にエネルギッシュで個性的な人物であった。
そんな作者の顔面ドアップ&少し攻撃的なタイトルの本書は、きっと初見で手に取ることを躊躇うだろう。

実際に私も恐る恐る本を開き、破天荒な岡本太郎の思想に圧倒されることを想像しながら読み進めた。しかし、意外にも想像と真逆で、本書は「行動したいけど出来ない」とくすぶっている私たちの背中を優しく押してくれるような言葉で溢れているのだ。


悩む理由は「本当はそっちに進みたい」から

私は、大学3年生の時に将来について悩み、大学を中退した経験がある。
就職活動の先に自分の「やりたいこと」を出来る未来が見えず、フリーランスという道を選択した。もちろん、頭がおかしくなるくらい悩み、恐怖と不安に襲われた。そんな時に自分に光を与えてくれた一節がある。

「あれかこれかという場合に、なぜ迷うのか。こうやったら食えないかもしれない、もう一方の道は誰でもが選ぶ、ちゃんと食えることが保証された安全な道だ。それなら迷うことはないはずだ。もし食うことだけを考えるなら。そうじゃないから迷うんだ。危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ。ほんとうはそっちに進みたいんだ。」(引用)

そもそも、私たちにとって危険は避けたいものだ。それでもなお選択肢に「危険な道」が残っている理由は、本当はそちらに進みたいからに他ならない。そんな思わずハッとさせられる核心的な一節で、私はこの本の虜になった。


何事とも比べない「自分の充実感」を大切にする生き方

一方で、「そうは言っても自分に自信がないから一歩を踏み出せない」という思いもあるだろう。​私自身、すぐに誰かと自分を比較して自己嫌悪に陥る癖がある。
そんな時に岡本太郎は果たして、どんな言葉を読者に投げかけるのだろうか?

「他に比べて弱くても、自分は充実して生きている、これで精一杯だと思えば、悔やむことも歎くこともない。人生はひらく。」「自信はない、でもとにかくやってみようと決意する。その一瞬一瞬に賭けて、ひたすらやってみる。それだけでいいんだ。また、それしかないんだ。」(引用)

正直とても意外だった。エネルギッシュな彼のことだから「何を弱気になっているんだ!馬鹿野郎ーー!!」くらい言われると思っていた。しかし、岡本太郎が私たちに伝えたいことはもっと根幹的なことであった。

「自分の精一杯を出し切ることに集中する」「まずはとにかくやってみる」生きるとは他人と比べて秀でることでも成功することでもないというメッセージを私たちに伝えているのだ。

「世の中うまくやろうとすると、結局、人の思惑に従い、社会のベルトコンベアーの上に乗せられてしまう。一応世間体もよく、うまくはいくかもしれないが、ほんとうに生きているのではない。流されたままで生きているにすぎない。」(引用)

「社会のベルトコンベアー」という辛辣な表現が用いられているが、実際私たちの生きる社会はまさしくベルトコンベアーの上なのかもしれない。

しかし、今私たちはただ流されるだけではない。自ら「挑戦したい!」と思えるものに出会えている。ならば、たとえ危険な道でも自信がないことでも、まずはとにかくやってみる。それが本当の「生きる」ということなのではないだろうか?


「成功」を求めてしまうのは自分を大切にしすぎている証拠

「人間は、必ずしも成功することがよろこびであり大事なのではない。闘って、後にくずれる。その絶望と憤りの中に、強烈な人生が彩られることもある。」「たとえ貧しくても、社会的に評価されなくても、無条件に生きている人のほうが素晴らしい。」(引用)

もちろん、頑張った成果として他者からの評価や成功を求めることはおかしなことではない。しかし現代社会に生きる私たちは、それらの副産物を得ることを目的にしてしまうがゆえに、本当の「生きる」を選択できない状況に陥っているのかもしれない。

挑戦したいことがあるのに「自分を大切にする自分」が邪魔をする。怖いのは、不安や世間からの目を恐れる「自分」がいるからなのだ。


まとめ

「自分の中に毒を持て」
本書にはそんな強いメッセージと共に、本当に「生きる」ことに挑戦する人の背中を優しく押してくれるような言葉が散りばめられている。

きっとこの本は「行動したいけれど、一歩踏み出すのが怖い……」そんな感情を持つあなたにとって、お守りのような一冊になるだろう。


『自分の中に毒を持て』
岡本太郎著


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