ジュリエッタ井尻さんのペン字練習企画

 大阪よしもと芸人コンビ・ジュリエッタの井尻さんが、この自粛期間にお誕生日の人にペン字でメッセージを送る企画を行っています。

 その企画の経緯が以下のnote記事に掲載されています。

 「自粛期間だからデリバリーでひとりで誕生日を祝った」という後輩さんのエピソードを聞いて、井尻さんがこの自粛期間で始めたペン字の練習がてら、お誕生日の人に誕生日メッセージを書いてみようと思いついたとのことです。

 そのメッセージにはお誕生日おめでとう+井尻さんいわく「余計な一言」が書かれてています。井尻さんは4月お誕生日の方々のメッセージを書ききったあと、3月お誕生日の方々のメッセージにも取り掛かり、緊急事態宣言の延長を受けてGWに5月のペン字メッセージの受付をなさっていました。

 で、わたくし、図々しく応募してしまったのですね。5月生まれなので。

 新規ルールとして「近況でもパーソナルなことでもなんでもいいので書いて欲しい気持ちを送ってください」という項目が追加されていたので、最近のわたしの近況をさらっと書いてみました。500文字くらいになっちゃったから迷惑だったかなー……と思っていると、24時間も経たないうちに井尻さんからメッセージが届きました。

 そこには誕生日、名前、お誕生日おめでとうございますの文言だけでなく、わたしの書いた近況を踏まえたうえで、芸人さんのユーモアが足されたメッセージが書かれていました。

 井尻さんはこうやって一人ひとりの状況を文章から把握したうえでこの「余計な一言」を書いているんだな……と実感し、そのお心遣いに胸を打たれました。何日かに分けて、1日6~7時間かけてお書きになったそうです。

 いくらペン字が初心者で「練習」とはいっても、芸人さんの知恵という才能を使って書いていただいてるのもあるので、お礼のDMだけではどうも心が収まらず、心ばかりではありますがお礼の意味も込めて有料記事を購入しました。

 noteの有料記事を購入するのは初めてだったのですが、クレジットカード決済と携帯電話のキャリア決済があるんですね。後者を選び、note会員だったからかもしれませんがスムーズに購入できました。サポートも同じような手順でできるのかな。

 記事のなかではペン字メッセージを書いて感じた想いが書かれていたり、どんなメッセージを書いたのか実際の画像が(お名前はモザイクで)載せられていたり、それ以外にもいろいろと。参加した企画の背景とその後を知ることができるのは、参加者としてとてもうれしいものだなと思いました。

 そのとき、わたしの仕事のなかで「インタビュー」に通ずるものを感じました。受け取り手が自由に作品を楽しむことが大事で、インタビューの内容によって作品にバイアスがかかってしまうことを懸念する方々も多数いらっしゃるとは思うのですが、作り手の想いを知ることによって、その作品をより深く味わえるという側面は、大いにあると思います。

 もともとわたしは自分の訊きたいことを訊くというより、「お相手の話したいことを会話のなかから探す」というスタンスでインタビューをしているのですが、今後もそれを続けていけたらなと思います。

 井尻さんのペン字練習企画に参加して、いろいろ自分のなかでも考えることができました。とても良い機会と素敵な誕生日プレゼント、本当にありがとうございます! というボケもなにもない真面目なnoteでした。


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