(感想)悪は存在しない、だからこそ
(以下、筆者Xより転記)
映画『悪は存在しない』鑑賞。終わってタイトルがずんと重くのしかかるというか、劇中によく耳にしていた車などが発する低音のようにごうごうと響き続けるような印象。悪は存在しない、だからこそ苦しい。
何もかもが善悪で裁かれるものではないので、ここまではよし、ここからは悪、とはできないのだろう。善悪の区切りがないのなら、正誤の判断もできない。
あと、これはちょっと本筋から逸れる感想だけども、場を物語のために利用することの重さみたいなものを感じた。
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