大場さやか

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    hoshiboshiメンバーの記事をまとめています。星々に住む人々のあれこれ。 https://hoshi-boshi.jimdofree.com

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    主に石川県金沢市での、演劇・ダンスの観劇記録です。

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あれもこれもみな杞憂に終わるべし 耳を揃えて返っておいで

    • 我が身などいくらでも打て雨風よ 守りたいのはサクサクのパン

      • (感想)悪は存在しない、だからこそ

        (以下、筆者Xより転記) 映画『悪は存在しない』鑑賞。終わってタイトルがずんと重くのしかかるというか、劇中によく耳にしていた車などが発する低音のようにごうごうと響き続けるような印象。悪は存在しない、だからこそ苦しい。 何もかもが善悪で裁かれるものではないので、ここまではよし、ここからは悪、とはできないのだろう。善悪の区切りがないのなら、正誤の判断もできない。 あと、これはちょっと本筋から逸れる感想だけども、場を物語のために利用することの重さみたいなものを感じた。

        • 粛々と今できることできるだけ余所見しないで今この場所で

        あれもこれもみな杞憂に終わるべし 耳を揃えて返っておいで

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          特筆すべきだと思われないちょっとした出来事も、振り返ると立派に思い出だったり、時には分岐点だったりすることもあるのではないか。どうってことのないあたりまえでありきたりな時間こそが、大事だったと思う日が来るのかもしれないし、そんなこともないのかもしれない。わからないから残してみる。

          特筆すべきだと思われないちょっとした出来事も、振り返ると立派に思い出だったり、時には分岐点だったりすることもあるのではないか。どうってことのないあたりまえでありきたりな時間こそが、大事だったと思う日が来るのかもしれないし、そんなこともないのかもしれない。わからないから残してみる。

          唐突に思い出されて聴く曲がまさか本音であるはずがない

          唐突に思い出されて聴く曲がまさか本音であるはずがない

          細い月、見てる?見てない?どちらでも。あなたの光、背にして奥へ

          細い月、見てる?見てない?どちらでも。あなたの光、背にして奥へ

          (感想)クリエイターの苦悩

          (以下、筆者Xアカウントより転記) 映画『燃えるドレスを紡いで』鑑賞。チラシにもなっている、ケニアのゴミ集積場に立つ、デザイナー・中里唯馬氏の姿が強く印象に残るため、環境汚染の問題が主なのかと思っていた。その問題も含んでいるのだが、この映画は中里氏が、現実を直視した後にどう行動するか、を追った作品であった。 大量生産された服のゴミ。ケニアの人々からは「もう服は作らないで」の声も上がる(ゴミ処理場があることで暮らしている人もいる)。それでもデザイナーは、服を作ることで生きて

          (感想)クリエイターの苦悩

          推しメンバーを決めることが、沼への入り口

          推しアイドルグループが雑誌に掲載されているというので、その雑誌を買おうと思った。こういったアイドル系雑誌は、私はセブンネットで注文してセブン-イレブンで受け取ることが多い。目的の雑誌の表紙と特集は、別のグループであったが、私はこのグループも好きである。ただ「推し」と言えるほどではなく、何曲か好きな曲がある程度だ。 雑誌には特典が付いているようであった。それは表紙を飾るグループのメンバー分あった。好きな特典を選べる。どうしよう。推しと言えるほどではないグループなので、推しのメ

          推しメンバーを決めることが、沼への入り口

          下を向き続けていたら、上を向きたくもなる

          今日は落ち込んだ状態で書くので、暗い内容になることが予想される。そういった内容が苦手な人は遠慮なくスルーしてほしい。 なぜ落ち込んでいるかというと、自分の駄目なところがいくつか意識されたためである。急に駄目になるわけではないので、ずっと駄目な状態ではあったのだろうが、調子がいい時は良い面しか見ていないし、忙しい時は反省する暇もない。よって、気持ちが下向き気味、かつ、時間に余裕がある場合に、私は自分の駄目さに気付いて落ち込みがちである。 がちである、ということは同じ事を繰り

          下を向き続けていたら、上を向きたくもなる

          いつか指折らなくたってわかりたい言葉はまわり短歌ははずみ

          いつか指折らなくたってわかりたい言葉はまわり短歌ははずみ

          動けば、動く

          AをすればAができるとか、AしないとAできないとか、どんな言い方でもいいのだが、そういうことである。何もしないでAが起きることはまずない(希にはある。他人の行動のおこぼれにあずかるとか)。 連休中はあまり外出しなかった。混雑は苦手だし、なにより財布が寂しかった。家で本を読むぞと思っていたが、それすらも進まず、主に寝ていた。体調が悪かったわけではないので、やる気がなかっただけだ。 そうやって何日も家に籠もって寝て過ごしていた連休中、ここに書けそうなネタを見つけられなかった。

          動けば、動く

          子供だった大人だけど、毛が生えたほどしか違わないから苦笑

          子供だった大人だけど、毛が生えたほどしか違わないから苦笑

          何もないときはないのだけど何も感じられないときはままある

          何もないときはないのだけど何も感じられないときはままある

          (掌編)それは彼女のもの

           離れに牛乳瓶を持っていく。何も言わずに彼女は瓶を受け取る。  いや、彼女なのかどうか実は知らない。彼なのかもしれない。そもそも、彼とか彼女とかそういった区別のあるものなのかも知らない。ただ、その人、人と呼んでいいのかも知らないが、その生きものは、多分、僕が持っていく牛乳を毎日飲んで、生きているのだ。  それも推測なので、牛乳を飲んでいない可能性もある。飲む以外に何に使うのか想像は膨らまないが。牛乳の他に何かを飲食しているとも思えないので、毎日、牛乳1瓶を飲んで、それは生

          (掌編)それは彼女のもの

          出かけるか出かけないかで迷いつつ着替えたから大いに讃頌

          出かけるか出かけないかで迷いつつ着替えたから大いに讃頌