男性にも生理があればいいのに。

子宮内膜症の薬を服用で8か月間なかった生理が久しぶりに来た。
腹痛、頭痛、出血のストレスが日常生活と仕事に支障をきたす。
生理がない人生ってどんなに簡単なんだろうって、思わされた。
セックスも気にせずいつでもできて、自由で快適な8か月だった。

そして、男性にも生理があれば、出産する機能があれば、世界のミソジニーはなかったと改めて考えさせられる。
女性だけが子宮を持ったせいで、子どもが産めるせいで、家父長制は、男を外で働かせ、稼ぐことが男の価値だと刷り込み、女に家事と育児をあてがい、結婚と子どもが女の幸せと刷り込んだ。
人によって、大事にしたい価値も幸せを感じる方法も違うのに。

女性の賃金が圧倒的に低いのも、伝統的性別役割分業に根付くもの。
世界のどの国も、まだ、同一労働同一賃金を達成していない。
男性社会でデザインされた場所で評価を得るために、「これだから女は」と言われないように、生理に苦しみながらも、働く。
そして、「子どもがかわいそう」と周りから余計なひと言にさらされながら、家でも家事を男性より圧倒的不均衡に大きく負担する。
生涯で計算すると、約6年9か月間が生理らしい。
こんな圧倒的なハンデを背負いながら、男性並みに生産性を上げることを求められる。

問題は家父長制だけじゃなくて、資本主義にもあるけど。
この二つ、一部の持つ者だけをひたすら金持ちにして、残りの大多数を犠牲する究極の悪のコンビネーション。

あー早く閉経したい。
毎日の自由と快適を手に入れるだけじゃない。
子宮内膜症によるセックスの制限もなくなる。

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