ニホンミツバチ養蜂のオーナー募集 仕事記録#001

 仕事に関するメモをひとつ。

 4月に知人からのご好意でいただいた仕事があります。

 その仕事は、ニホンミツバチ養蜂のオーナー募集のランディングページを制作するというもの。

 レターのライティングを中心に、ページのディレクションもやります。と言うより、レターって「この部分だけ書いて!」って、その方が難しい注文で、ページ全体の構成を1から考案する方がまとまりのあるものが書けるんです。

 私はもともとミツバチに詳しいわけではないので、図書館へ行って関連書籍を読み漁ったり、先日は養蜂場まで視察に行きました。場所は、大分県日田市の標高500メートル程の山奥。電波の入らない、植林もされていない、そのままの自然が残る幻想的な場所でした。

 養蜂の仕事を受けておいてなんですが、私は虫が苦手です。しかし、山奥に生息する虫たちに攻撃性はほとんどなく、自分でも驚いたことに、すごく溶け込めていた気がします。笑 春になって元気いっぱいの昆虫たちと、まさに同じ空気を吸って呼吸していたな、と。それがとても印象的でした。山奥に生息する昆虫たちは、都会で出くわす虫とは性質が違うように感じます。きっと何か理由があるはず。

 次に印象的だったこと。養蜂のオーナー募集に先駆けて巣箱の設置をお手伝いしたんですが、そこに仕掛けるミツロウ?(名称間違ってるかも。聞いたところによると蜂の巣全部を煮詰めたものって言ってた気がする・・・)が、めっちゃ美味い!めっちゃいい匂い!!結構感動するレベルで。しかもそんな美味いものが、地面に雑に置かれた鍋の中に保管してあって、なんじゃこのクオリティ状態。私だったら絶対そのお鍋、大事に大事に保管してるぞ・・・。本当に、謎にクオリティが高くて驚きました。

 こんな感じで、忘れないうちに印象的だったことを記録として書いていきます。(完全に自分のための仕事メモです)

 で!コレがもう感動!感激!したことがあります。

 日田に視察へ向かう前に、参考書籍として『ニホンミツバチ』(佐々木正己著)を読みました。ミツバチの生態についてよく書かれていて、ミツバチは花の蜜を集めるだけと思っていたのですが、タンパク源として花粉も集めて食糧として巣に保管するのだそうです。花粉を集める際は団子のように丸めて、足にくっつけて巣に戻ります。書籍に掲載されている写真で色とりどりの花粉団子を足につけているミツバチを見て、「可愛いことするなあ」と印象に残っていました。

 ちょっとした知識ですが、その事前情報を持って実際に日田の山奥でミツバチの巣箱を観察していると・・・、書籍にあった写真の通り、色とりどりの花粉団子を足につけたミツバチたちが巣に戻ってくるんです!見た目の可愛さも相まって、もう感激。ミツバチたちの健気さを直に感じて、一発で虜になりました。思い返すだけでも愛おしいです。感激しすぎて、それくらい知っているであろう現地の養蜂家の方に花粉団子の説明を私がするという、謎な言動をとっていました。笑

 幻想的な場所、自然の豊かさ、ニホンミツバチという神秘的で魅力的な昆虫の存在、全てが素晴らしかったです。

 これは、レターの伝え方次第で人気爆発してもおかしくない。まさに秘境です。自然に心惹かれる人ならば必ずニホンミツバチの虜になるであろうと容易に想像できる。

 最後に、現地でいただいた自家製のハチミツについて。

 現地を案内してくださった養蜂家の方から、自家製のハチミツをいただいて帰りました。私は今現在ハチミツは摂っていませんが、以前に小さいサイズの瓶で2千円程のものを買ったことがあります。体にいいと謳っていたので買ってみましたが、効果もよくわからないし、味も秀でて美味でもなく、ほとんどそのままで仕舞い込んでいました。他にもいくつか高価なハチミツに手を出したことはありますが、瓶が空になったことはありません。

 一応そんな経験があるので、いただいたハチミツのクオリティは大体理解できると思っています。これがですね、今回いただいたものは「今までの中で一番美味しいハチミツ」です。これは仕事をいただいたから言っているのではなく、マジで、味わったことのないレベルの美味しいハチミツでした。美味!って感じです。

 瓶の蓋を開けると、ハチミツ独特の甘い香りと、ほのかに酸味を感じさせる香りが入り混じった、なんとも言えない贅沢な匂いがします。スプーンに1杯すくって口に入れると、なんだろう、「あの風景を思い出す」って感じの味がします。笑 贅沢な匂いの通り豊かな味で、甘ったるくなく、絶妙なバランスで酸味のある優しくて爽やかな味でした。驚くなかれ、たったの1週間で瓶が空になりました。それくらい美味しい。

 養蜂のオーナー募集も素敵なプロジェクトだけど、このハチミツも絶対に売れる。クオリティの高さがすんごいんだもん。

 正直、一度の視察では足りず、もう一度お伺いしたい。というか、ハチミツもうひと瓶欲しい。

 まだまだ始まったばかりのプロジェクトですが、日田の美しい自然、可愛いミツバチたち、現地の養蜂家の方々、この話を持ってきてくれた知人、関わる全てのものに喜ばれるように丁寧に仕事を進めていきたいと思います。

 おそらくまた進捗なりメモなりをアップするだろうと思います。あくまでも自分用のメモなので、読む人がいるかどうかですが。笑 もしかしたら、この投稿をきっかけに興味を持ってくれる人がいるかもしれないですから!


SAYAKA

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