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「想定外」が起こる時の考え方

こんにちは。
ウェルビーアドバイザー吉田紗弥です。
今日もヨガのお話で日常のよりよくしてくヒントをお伝えしていきます🫶


今から約二千年前に作られたとされる
「ヨーガスートラ」という本には、

私たちの生活をより良くするための
昔の人のヒントやアドバイスが書かれています


その中から一節ご紹介いたします。

「神に全てを委ねることによってサマーディーは達成される」

パタンジャリの「インテグラルヨーガ」


神に全てを委ねること、という意味ですが、
私たちは普段、キリスト教なら教会へ行った時、

イスラム教ならモスクへ行った時、
そして神社にお参りへ行った時など神様という存在を考えますね。


けれどもヨガの世界では神様というのは
私たちの目の前に存在しているすべてのこと、
起こる事すべてを神様の思し召しと考えます。



そしてこの一説の「サマーディー」という意味は簡単に説明すると、
光のシャワーを浴びたような、
とても幸せな状態を表します。

ですのでこの一説は


「目の前に起こるすべての事に身を委ねることによって大きな幸せを得ることができる」

という一説になります。


私たちは普段、
自分によって良いことが起こると
「神様ありがとう」と素直に思えるのですが、

自分の苦手なことや、想定外のことが
目の前に差し出されると「神様は意地悪だ!!」と
思ってしまう時があります。

けれどもその目の前に差し出されている
望まない現実の背後には
深い意味が含まれており、

それは必ず意味があり、

私たちは自分自身の可能性を
開いていくことができるのです。

「人生に意味のないことなどない」
ということです。


例えば、
学校ではいろんな授業や宿題が差し出されます。

中には苦手な科目もあるでしょう。

でも大人は、
子供に対して意地悪でその宿題や授業をしているわけではありませんね。


子供たちの成長、可能性を広げるために出しているわけです。

子供たちは苦手な授業に出て、
宿題をこなして
本が読めるようになり、
新聞や、小説、様々な書物を通して
世界と繋がっていくことができるでしょう。

そのために大人たちは
苦手だと知っていても授業や
宿題を出しているわけです。

人生も同じ事が起こっているんです。

この目の前に起こるすべての世界が、
私たちに向けて、
人生の想定外の出来事や
困難を出してきているわけです。

その起こること全てに身を委ねることで、
私たちはまだ見ぬ新しい景色を見ることが
できるはずなのです。


私の話をさせてください。
みなさん、モロッコという国に
行ったことがありますか?

アフリカの北の方の国でヨーロッパも近く、
日本から17時間ほどです。

私は大学四年生の頃、友人とバックパッカーで
モロッコに行くことになりました。

当時その友人はイギリスへ留学をしており、
旅行に慣れていたため、
モロッコの首都、カサブランカ空港に直接現地集合することになっていました。

当時私は、海外旅行は学生のみんなで
ツアーで行くことしかしたことがなく、
一人で飛行機に乗るのは初めての試みでした。

卒業したら社会人になる。
そこまで自由な時間は使えないないだろう、と
期待が大きくなっていました。

当時、一番安い航空券を買い、日本、ドバイを経由し、カサブランカ空港に着く、エミレーツ空港を利用しました。

名古屋のセントレア空港を夜中に出てまずはドバイに着くというものです。

学生のみんながグアムやハワイ、など
有名な観光地に行っている中、

「モロッコ」でバックパッカーなんぞ、
なんかめちゃええやん!

一緒に行く友人も留学しているし、安心だ!
と意気揚々に飛行機に乗りました。

ドバイまでは12時間ほどでしたが
夜中のフライトだったので
飛行機の中では爆睡。

しかし

爆睡して気づかなかったのか、
飛行機が大幅に遅れていたのです!



時計を見たら、
カサブランカ空港までのフライト時間が後30分ほどに・・。


きらびやかな空港内を
ダッシュで駆け抜け抜けました

空港内の、
「金」が有名なのか「金」が売っている
自動販売機、

なんと車まで売っている
ドバイの免税店を横目に


空港の中を楽しみたいと思う暇もなく
なんとか次の飛行機になることができたのです。

そしてようやく
朝方、カサブランカ空港に着き
荷物の受け取りを待っていると


全く出てこない・・。


待っても待っても出てこない...。


あまりに時間が経ってしまい、
嫌な予感を拭いつつ、
確認してみると、


私自身はダッシュしてフライトが
間に合ったけれど、

荷物が間に合ってなかったのです!!

ただただ狼狽えることしかできませんでした。
待ち合わせした友人が、スタッフに対応してくれたけれども、

「何が悪いの?こんなの普通だから」と
いったような態度で応じてもらえず、

泣く泣くカサブランカ空港の近く
のホテルで1泊し、
荷物を受け取ることになったのです。

バックパッカーとはいえ、
次の予定や、1日も時間を無駄にしたくなかった私たちにとってはかなりの痛手でした。

カサブランカ空港近くのホテルは高いし、
そこまで観光する場所もない・・。

「最悪だーー」と友人とぶつぶつ
1日を過ごしました。

そして次の日、ようやく荷物を受け取り、
少しカサブランカで時間を潰してから
予定していた、
田舎町のアズルーという場所へ行くことになったのです。

電車を乗り継ぎましたが、
もちろん日本のように、
時間通りに来ることもなく、
ずっと待ちぼうけ。

バスにも乗ったりしながら
移動で時間だけが過ぎていき、

とうとう最終的に時間が押し、
安宿のホステルまでタクシーで行くことになりました。

ずいぶん時間がかかってしまったなぁと
思ってがっかりし、


「あの飛行機が遅れていなければ時間を無駄にしなかったのに」

と悔しい気持ちが湧いてきました。
嘆いても仕方ないかなぁと思いつつ
なんだか不服な気持ちでいっぱいに。


そしてそんな気持ちになっている時、

ふとタクシーから窓の外、
空を見上げると
満点の星空。

夜空には無数の星が輝き
空を埋め尽くしています。

日本で見る夜空とは訳が違う。

ひしめき合い、輝きが強く
空が明るいのです。

感動し時間を忘れてしまいました。

後にも先にも
こんな美しい夜空は見たことがなく
今でもその光景が目に焼き付いているくらいです。

タクシーを降りて
ホステルにやっと着くと
あたりは真っ暗でしたが、
ほっとしたのかお腹が空いており、
優しいホステルのオーナーが
モロッコの有名な料理、タジン鍋とアラビアパンを持ってきてくれました。

その味が温かく
長旅の疲れで
心と身体に染み渡るような美味しい素朴な味。

最高に美味しい食事で
涙が出そうな、
安旅も豪華な最高の食事になったのです。


もし、乗った飛行機が遅れず
そのままアズルーに行っていたとしたら、

もしかすると
あの大空に光る星や


安宿の
最高な食事を食べることも
なかったかもしれません。

あの時最悪だ!と思った出来事は
結果として最高な出来事に
繋がったと思っています。


私たち目の前に広がるこの世界は
私たちに向けて様々な
困難や課題が差し出されます。

その望まない困難な現実を
受け入れ、
身を委ねていく時

私たちは
大きな喜びや感動を手に入れ
人生の可能性を広げていくことができるはずです。

まるで
宿題をこなして
大きく成長していく
子供たちのように

私たちも
起こることに
身を委ね
受け入れ
人生の可能性を
開いていきましょう。



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