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苦手意識を克服!寛容力を育てる

こんにちは。ウェルビーヨガアドバイザー吉田紗弥です。

5月の半ばの爽やかな新緑の季節ですが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?

今日もヨガのお話でウェルビーイングに
なるヒントをお伝えしますね!

今から約2000年前に成立されたとされる
ヨガの根本経典、
「ヨーガ・スートラ」には
私たちの生活をより良くするための
賢者のアドバイスやヒントが書かれています。

その中から一説ご紹介します。

神に全てを委ねることによって、サマーディーは達成される。

パタンジャリのヨーガスートラ「インテグラルヨーガ」


この一説、なんだか怪しい・・と
思われた方もいらっしゃるかと思いますが、

最後までぜひ聞いてくださいね!

まず「神に全てを委ねること」を説明しますね。

私たちは、キリスト教の方だと教会へ行ったり、イスラム教だとモスクへ行ったりすると「神様」という存在を意識すると思います。

そして、私たち日本人は
神社に行くと、神様、という存在を意識するかと思います。

しかし、ヨガでは、神様というのは

私たちの目の前に広がっている全ての
世界を神様だ

と考えます。

また、この一説の「サマーディー」とう言葉は

簡単にいうと、

最高の至福感を表す言葉で、
まるで光のシャワーを浴びたような

とても幸せな境地

を表します。

ですので、この一説は

「目の前の世界、全てに身を委ねることで、
最高の至福感を手に入れることができる」

という一説になります。

私たちは、楽しいことや、
喜ばしいことが人生で起こるときもあれば、
苦手で嫌なことが起こることがあります。

楽しいことや嬉しいことは、
素直に受け入れるにも関わらず、
私たちは、自分が嫌いなことや、
苦手だ、と思われることは
拒否しがちです。

しかしこの一説の大事なところは、

その嫌いな事、
苦手な事を
受け入れて、身を委ねることこそが

私たちは、自分がまだ知らない、
大きな感動や、喜び
を手に入れ、人生を大きく
広げていくことができると教えてくれています。

例えば、
子供の頃、大人は子供に対して、

遊ぶだけでなく、
「しっかり野菜やご飯も食べなさい」
と言って聞かせたと思います。

その時子供は、
「食べるより、遊ぶ方が楽しい」とか
「ご飯よりお菓子を食べたい」とか
駄々をこねます。

けれども、それは
大人たちが子供たちの大きな成長や
健康を考えて
言って聞かせた言葉ですよね。

その言葉を受け取ることで
私たちもこうして健康で、
元気に大人になってこれたわけです。

そして人生も同じようなことが起こっています。

日常生活の中で、
自分自身の好きなことばかりではなく、
自分にとって嫌なことも起こることもあります。

けれども、
その世界から差し出される
苦手なこと、興味のないことを
頑なに腕を組んで、拒否するのではなく、
一旦受け入れ、
思い切って、
身を委ねることこそが

私たちの人生を、もっと充実させ、大きな感動や、
喜びにつながるのでは
ないでしょうか。



私のお話をさせてください。

私は学生の頃軽音楽部に入っていた影響で
音楽が大好きです。

そして社会人になってもなお、
音楽好きが止まらず

夜な夜な渋谷や六本木の
クラブに出かけて
DJの前で踊り散らかすという生活を
繰り返していました。

そして、今でも普段電車の中で聴く音楽や

家でかける音楽も
UKロック、ハードコア、パンク、流行りのポップスなど
元気の出る音楽をかけています。


そんなある日、

夫があるコンサートの誘いを受け、
私も一緒に行こうと言い出しました。

その音楽は
ブラジル音楽。

「はて?」と思い、詳しく話を聞くと、

夫の知人でブラジルの歌手の方で
ボサノバのような、ジャズのような音楽を歌っている方の
コンサートだというのです。

私の人生の中でボサノバやジャズは敷居が高く、

そもそも、カフェやレストランなどで
流れているような
「聞き流す」おしゃれな音楽、

みたいなイメージしかありません。


昔夫が買ったボサノバのCDとかは棚の奥で眠っており、
聞いたことは一回歩かないか・・。


正直、
「うーん🧐、 
なんか自分の好きなジャンルじゃないよなぁ」

と思いつつ

開催は平日の夜。

「なんだか、寝てしまいそうだなぁ・・・」と思い、

コンサートチケットの値段を聞くと
7000円とまぁまぁ高い値段・・。

場所を聞くと
どうもホテルに併設されていて、
おしゃれなカクテルや食事も楽しめるような
ライブダイニングだそう。

人生のうち
そんなおしゃれライブダイニングへ
行ったこともなく、

安いハコのライブハウスで
ギャァギャァ騒ぐ🤙🤘音楽に
親しんでいた私は

「なんか自分とは違うかも」
とあまりテンションが上がらず

けれども、夫の知人でもあるので
乗り気の全くないままついていくことにしたのです。


そして

当日、全くモチベーションが上がらないまま

渋谷へ向かって電車を降りると
外は雨。

雨という天気もあり気分は憂鬱。

ぼーっとコーヒーを飲みながら、
流れてくる音楽は
それこそ、
ボサノバっぽいような静かな柔らかい音楽。

「ボサノバとかジャズはこんな感じで
カフェでまったりするときに何気なく耳に入るくらいでいいんじゃないか」
と思ってしまいます。


しかし時間になって
その

ライブダイニングに向かうと・・・

雰囲気はまるで
海外のおしゃれ、老舗を思わせるような
ライブダイニング。

壁にはジャズシンガーやサックス吹きであろう
サインが並んでいます。

そして会場にいる人達は

年配のおしゃれなおばさまがたや
スーツを着ているイケおじばかり。


今まで来ていたライブハウスの雰囲気とは
全く違う
大人空間に驚き、なんと席はど真ん中。

そしていよいよ
音楽が始まったのですが、

なんとも優しくて
難しくもない、
メロディアスで
思わず肩を揺らしてしまう感じです。

歌っている女性は
とっても色っぽく、
ピアノやギター、
チェロ、ドラムの人たちが目を合わせ、
楽しそうに奏でるボサノバ、ジャズで
こちらも笑顔になれるようなエネルギー。

そしてポルトガルの歌詞はわからないけれど、

ある曲は
異国の地で寂しくなった時に見上げた空が
日本と同じ星座が見えた、という

切ない感じも
音が身体に染み渡るような...


今までなぜ
こんな素敵なボサノバやジャズに触れてこなかったんだろう!

と思うような充実感であっという間で、
寝るかも、
なんて考えていた自分がとんでもなく恥ずかしい気持ちに!


一つ背伸びし大人空間を肌で感じられた
貴重な体験となりました。

好きなジャンルの音楽ばかりを
聞いていた私にとって、

別の世界観を感じられる
ボサノバやジャズはこれからの私の生活に一つ変化を与えてくれたのです。


私たちは、人生の中で

自分にとって不都合だったり、興味の湧かないこと、
苦手意識があることが目の前に差し出されると

それを拒み、自ら世界を閉ざしてしまいがちです。


けれども、
目の前に差し出される世界をありのままに
受け入れた時

私たちは、自分の知らなかった
感動の世界が広がっているはずです。

まるで
泥の中から
美しい花を咲かす睡蓮のように、

私たちも目の前の
望まない世界をも受け入れ、

人生に感動という美しい花を咲かせましょう!


ウェルビーキャリアメソッド🍀

ウェルネスヨガアドバイザー 吉田紗弥

鬱・アトピー・喘息など万年不調から薬0、
病院通い0になった私が証明できること。

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