ジャッキーがワンコに吠えた!
今朝、いつもどおりジャッキーとお散歩に行った。
ここのところめっきり涼しくなり、
朝は寒いくらいだ。
川には新顔の渡り鳥たちがやって来て、群れを成す姿を見るようになった。
季節は変われどジャッキーのお散歩は、
いつもの時間、いつものコース、
いつも会うお友達。
と言っても向こうはお友達とは思ってくれていないのか、
ジャッキーが鼻を鳴らしてキュンキュンと近寄って行っても、
無視をするか吠えるかだ。
なぜかはわからないが、
ジャッキーはコミュ障で、
他のわんこたちと友達になれないし、仲間に入れてもらったことがない。
たいていのわんこに吠えられ、
絶対に吠え返すことなく尾っぽを下げて逃げてしまう。
これまでいくら吠えられても吠え返したことが1度もなかったのだ。
今朝のお散歩の終盤。
家の近くまで帰ってきた時に、
50代くらいの男性が前方からヨークシャーテリアの2匹を連れて歩いてきた。
初めて見るワンコたちだった。
ジャッキーが視界に入るや否や
2匹は怒濤の如く吠え始めた。
気が狂ったように吠えている。
あーまたか、
かわいそうなジャッキー。
「また吠えられたねー。」
と声を掛けかけたその時、
ジャッキーが
「ウーー、ワンワンワンワン!」
となかなかの勢いで2匹に吠え返したのだ。
すれ違う時はすごかった。
3匹の吠えの応酬が異常で、
お互いのリードがなかったら
流血騒ぎになるんじゃなかろうかというくらいの吠え合いだった。
いつも温厚なジャッキーが
牙を剥き出しで吠えている。
吠えだけでなく、
襲い掛かろうという勢いだった。
そんなジャッキーの姿を
6年間ではじめて見た。
よほどひどいことを言われたのだろうか?
2匹から放送禁止用語をバンバン浴びせられたに違いない。
ジャッキーもやる時はやるんだ。
そんな新しい顔を見せたジャッキー。
家に戻るといつも通り、
ごはん♪ごはん♫
とクルクル回って催促し、
お手、おかわり、
と素直な愛らしいジャッキーに戻っていた。
6歳にして初めて見せた闘争本能。
いざとなれば頼りになる男かもしれない。
まだまだ私の知らないジャッキーが
彼の中に潜んでいるのかと思うと、
なんだかわくわくする。
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