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緩慢な動作だけど。 ゆっくりと身を起こした。 まだ弛緩があちこちに残ってる。 この…
乱暴に突いてくる。 でも苦痛じゃない。 後で沁みるかもね。 それでもこの肉棒はとま…
倒し込んだ。 形だけの抵抗があるが、頓着しない。 わかるぜぇ、こんな手合いは。 取…
城砦のような建物だと思った。 コンクリート壁に囲まれた瀟洒なビル。 身持ちの固い女の…
不思議だと、思った。 脳内に複数の人格が共存してる。 怯える神崎はかつて愛していた。…
口角が弛緩している。 目に哀願の色が強い。 情けない男だと思う。 なぜ惹かれていた…
後ろ手に拘束されている。 手首に血液が満足に通っていない。 手首ばかりか親指を纏めてタイラップで締め上げている。その手首辺りからロープが伸びて首に掛けてある。抵抗すればするほど、喉首がより締まるように。 それだけ素人の手腕ではない。 なぜこの女に入れあげたのか。 彼女の素性に類推を繰り返す。 或いはという推理に、背筋が戦慄いた。彼女は、θ上層部からの、おれに対する抹殺官かもしれない。脳核チップに不用意な遺言めいたことを書き記したからか。あるいはワインバーのVIP
洞窟のような場所にいた。 光を感じない漆黒の視界。 全裸なのか、何かを着ているのかも…
エレックカーに並んで座っている。 腕をりょうは絡めているが、隙間に金属製の何かを突き…
深呼吸をして心を整えた。 この一夜で、罪をいくつ積み上げるのか。 この一夜で、無垢の…
チャイムが鳴った。 天井照明が紫色に変化する。 それは警戒警報の色だった。 おれは…
女の首を絞めた。 それが愉しいらしく、軽く伸びをして寧々はもっと首を差し出した。妖に…
エレベータが上り出した。 寧々が脇から腕を絡ませてくる。 背中に嫌な汗が流れるような…
紫色の光で染められたホテル。 そのロビーの、コンクリ壁にもたれて立っていた。 外でそれをしていると、ご商売かと勘違いした酔客や、小銭しかない若餓鬼が群がってくるから。 その先には進めない。 指紋認証と静脈流のタッチパネルが通せんぼすんのよ。エレベータが拒否ってんの。この上でりょうが、くみし抱かれているのを想像しちゃう。それで興奮もしちゃう。そのなかに混じりたい昏い欲望が、乳首を硬く浮かせている。 アラームが鳴ったので身構えた。 背中にモーターの振動が響いてくる。