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【詩かもしれない】やっぱり三日月


三日月が見えると
見える頃になるとウキウキする

今日は正真正銘の三日月、旧暦三日の月である

夏に向かって日足がずいぶん延びてきたから、西の空に細い月が見えるのも、ずいぶん遅い時間になってきた

今日はカレーライスを食べ終えた19時半、カメラを手にして外に出てみた

日没時刻はとうに過ぎ、でもまだ地平のあたりに太陽の名残がある

三日月が、目の高さより少し上に見えている

地球照もばっちり確認できる

カメラの設定を合わせる
カメラを持った肘を、堤防の階段に座った膝に固定した状態でギリギリぶれないシャッタースピードにする

暗くなるにつれ、それは遅くなる

8分の1秒

三日月が好きなのは、見ている間の空気が好きだからかもしれない

暗くなっていくのを楽しめる気持ちの余裕

10分くらいの間に何枚も撮って、ああ、今日はここまでにしようと、素直にその場を離れることができる余裕

最後は肉眼でしっかり見て家に戻る

そこにいてくれてありがとう

なにがあってもそこにいる安心感

と共に食器を洗う


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