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【ローマ交換留学】授業の空きコマにローマ観光!!

こんにちは!
ローマ交換留学も一か月が経過し、ボチボチ慣れてきた今日この頃。本日は、授業と授業の合間の空きコマを使って、ローマの有名観光地を巡っていきます。

本日のルートはこんな感じ

歩くだけなら1時間(Googleマップより )

12時45分 午前中の授業終了!

12時45分、大学の授業が終わり次第、ルイス大学からボルゲーゼ公園へ徒歩orバスで移動します。ボルゲーゼ公園はローマ中心部にある憩いの場、中には素敵な花畑や池、美術館などがあります。街中での位置や役割、雰囲気からして、東京の上野恩賜公園に近い雰囲気です。大学から公園の端までは徒歩10分、メインゲートであるピンチャーナ門まではバスで15分強です。

公園内のお花
素敵な門と飲食スタンド

13時30分 ボルゲーゼ公園でお昼を食べる

大学から公園までの道中で、切り売りのピザを買います。
切り売りピザのお店では、ショーケースの中にずらりと四角形の大きなピザが並んでおり、好きな味を選んで任意の大きさにカットしてもらい、重さごとに会計をします。ローマ市内には、このようにお財布に優しく、短いお昼休みにも気軽にパっと買える切り売りピザ屋さんがたくさんあります。社会人が昼休みに立ち寄るお店として、日本における牛丼チェーンくらいの立ち位置なのかも。

テイクアウトして公園のベンチで食べます

14時00分 ピンチョの丘でローマを一望

ピザを食べ終わったら、ボルゲーゼ公園の端にあるピンチョの丘へ移動します。ここからはローマ中心地が一望できます。中央の一際大きなドームが、バチカンのサンピエトロ大聖堂のクーポラ(天井のドーム)です。サンピエトロ大聖堂より高い建物は作らない!というローマ人たちのアツい思いのおかげで、21世紀の今日でも、重厚感ある歴史的な景観を目にすることができます。流石は共和国憲法に風景保持を明記している国。

眼下に広がるのはポポロ広場です!

14時30分 スペイン階段で映画気分

ポポロ広場は上から眺めるだけにして、ピンチョの丘から公園の端を南下していくと、やたら混雑した大きな階段にたどり着きます。こちらが映画『ローマの休日』で有名なスペイン階段です。映画のように階段上でジェラートを食べると罰金をくらいます。また、周辺のジェラート屋はぼったくりの可能性が高いので、映画の再現は試みないほうが無難です。スペイン階段を上から降りることで、ピンチョの丘一帯の高台から下ります。

階段を登り切ったところにあるのはトリニタ・デイ・モンティ教会。無料で入場できます。
階段からスペイン広場を見下ろすと大混雑!!スリに気を付けましょう。

14時45分 トレビの泉で願い事

スペイン広場から徒歩10分で、トレビの泉に到着します。想像よりもかなり大きく、圧倒されます。コインを投げると願い事が叶うと言われていますが、人混みで財布を出したくないので投げ銭はしたことがありません。ちなみに右手で背面投げするのが正式な?投げ方らしいです。

ローマ神話の彫刻も素晴らしい!
振り返ると大混雑。

15時00分 おやつのジェラート

トレビの泉周辺にはたくさんのジェラート屋さんがあり、観光客で常ににぎわっています。私はこちらのお店に立ち寄りました。

観光地周辺はぼったくりのジェラート屋も多いと言われますが、上のお店はそこまで高くはなかった(観光地価格として妥当)ように思います。どこのお店も、だいたい3~5ユーロで複数種類の味を楽しめ、スモールサイズの単一フレーバーならもっと安いはず。7ユーロとか10ユーロとか請求されたらぼったくりです!!
ちなみに東京のジョリッティ(ローマ発祥の老舗ジェラート屋)はトリプルのコーンで1000円近くします。ローマと比べると高額ですが、黒ゴマ味、ほうじ茶味、ゆずジンジャー味など日本ならではの味が多いので、帰国したらまた行こうと思います!!余談でした!!※余談の余談・ジョリッティの新宿駅店、閉店したのですか!?

色とりどりのジェラート

16時00分 少し並んでパンテオン入場

世界最大のコンクリート及び石造りの建築物、古代ローマの完全なる遺構、全ての神々に捧げられた『万神殿』、世界史の資料集でもおなじみのパンテオンに到着です!現在の姿は、118年にハドリアヌス帝が再建したもの。テルマエロマエ時代の皇帝です。

堂々たる佇まい。約2000年前にこんなに立派なものを建てる技術があったなんて…!

平日の夕方に予約無しで訪れ、20分くらい並んだらチケット売り場に入れました。並び列は、建物の左側(=上の写真の手前側)の列が現金支払い、右側(=上の写真の奥側)がカード支払い、中央が予約者専用、と三本に分かれています。一般入場料は5ユーロでした(2023年10月現在)。第一日曜日は入場無料です。

天窓から外光が差し込みます。

クーポラの頂上の天窓は直径9mもあるそうですが、建物全体のスケールが大きすぎて相対的に小さく見えます。この窓は開きっぱなしなので、雨の日はドームの中にまで水が入ってくるそうです。
パンテオンの中には、有名な画家・ラファエロの墓があります。37歳で亡くなってしまった、ルネサンスの貴公子です。また、イタリア統一後の初代国王、世界史受験生にお馴染みのヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の墓もあります。
またまた余談ですが、筆者はパリのパンテオンにも行ったことがあります。ローマのものよりもずっと新しい(それでも18世紀頃の建築だが)ものですが、そちらにも著名な人物の墓がたくさんあり、非常に興味深かったです。またパリに行きたいけれど、トコジラミが怖いなぁ…。

17時00分 ナヴォーナ広場に到着!!

パンテオンから細い道を4分ほど歩くと、突然目の前が明るくなり開放的な広場に行きつきます。これがナヴォーナ広場、本日の最終目的地です。

お城のような教会とオベリスクが広場を飾る

広場内のサンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会は、聖アグネスという女性(少女)が殉教した場所に建てられたものです。私が訪れた際は、何らかの企画展でエル・グレコの絵画が展示されていました。

クーポラに描かれた絵画は圧巻
内部の彫刻も精巧です

17時30分 バスで大学に戻る

夕方の授業が始まるので、ナヴォーナ広場からバスでルイス大学へ戻ります。授業は夜の8時半まで続くのですが、ピザとジェラートのおかげで途中でお腹を鳴らさずに済みそうです。

大学のカフェテリア。まるで東京ディズニーシーのようです。


以上が、私が大学の空きコマでローマ観光を強行した際のスケジューです。短時間でローマを回らなければならないとき、参考になるかもしれません。空きコマチャレンジはイタリア国外からローマに来てくれた友人を案内するために企画したものでしたが、良い思い出になりました。今後もローマの街について記録していきたいと思います。

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