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モネの池

GW中の1日
思い切って遠方に転勤になった息子に会いに行ってきた。

能登半島地震で
会社が被災し 休業と相成り
これからどうするのか と路頭に迷う息子を
勤務する会社はちゃんと 考えていただき
県外のグループ店に転勤という道をつけてもらった

地震において
私の家族も想定外なことが突如として起き
戸惑いもある中
変化に如何に強くなれるか
精神の筋トレだと思うしかないと親子で納得している次第です

営みを続ける道をつけてくださったことに
感謝しかない

私も様々忙しかった4月から
5月は少し落ち着いてきた 今日この頃
思い切って 息子が転勤になった遠方に行ってきた
久しぶりに息子に会えたこと
慣れない県外での生活を心配しておりますが
なんてことない 元気にやっていることに安堵してきた次第です

子供は親が思っている以上に
成長しているものでして・・・
(心配はなんだったのか)
都会に馴染んでいる様子

せっかくなので
帰り道
以前から行ってみたかった
モネの池に寄ってみました

岐阜県関市
東海北陸自動車道 美濃インターから
山手に30分

「名もなき池」
だったのがSNSのおかげで
突如として有名になり
観光地となった
「モネの池」

湧き水ならではの
高い透明度
優雅に泳ぐ鯉
その光景が
クロード モネの世界観であることから
「モネの池」と言われるようになったわけで

GW中ですから
思った以上に観光客はおいでましたね
駐車場に入る混雑 渋滞
仮設のお土産物屋さんやキッチンカーさん
想像以上に池を鑑賞するにも時間がかかった

本来は
観光地ではなかったので駐車場の整備
渋滞するため警察のお世話になることもあったとか
今では交通整理する交通警備の方を雇っている様子

地元 関市では
「地域の宝磨き上げ事業」として
平成28年度に事業費を新規で計上し周囲の整備をおこなったとか
つまり オーバーツーリズムによる地元の介入がないといけないぐらい
バズったということですね

所謂「嬉しい悲鳴」なのかと
整備をするということは
それなりの経済効果はあるということ
(または 地元の方に迷惑かからないようにする配慮)

宝磨き上げ
技術や能力を向上させることですが
価値を見出すということでもあるかと

私たちはどんなことに価値を見つけるのか
更なる付加価値をつけてくのか

本来は貯水池だった
なもなき池に地元の方が
雑草を取り除き睡蓮を植えて鯉を放ったところ
一躍有名になるという時代

ホント
何が起こるかわかりません
地道なことが価値のあるものとして扱われることもある
価値があるとみなされると
人が押し寄せ 対応が大変になることもある
その対応ができるかどうかなんだと思う

モネの池
観光客がたくさんいる中
拝見してきました

池を泳ぐ優雅な鯉と
周囲の森林という緑
インスタ映えは間違いなくすると思います

観光客増加で遊歩道の地盤沈下もあり
池の水が濁ったという話も聞いてきましたが
こうして駐車場も遊歩道も整備していただき
(トイレも設置していただき)
一観光客として
マナーを守り 順番もついて鑑賞しないとなと思いました

じゃないと
富士山目隠しみたいなこともあるワケで

何れにせよ
この景色を守っている人がいることを
わたしたちは忘れてはいけないなと思う

なぜなら
そこに「価値がある」
または
「価値を生み出した」
ということを知っているから

鑑賞するわたしたちは
その気持ちに対して敬意を表し鑑賞する必要もある
それが
マナーを守るという姿に現れるのではと思う


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