見出し画像

投資信託とは?~さわかみはなぜ直販スタイルなのか~

金融商品もクリック一つで買える時代。
「直販ファンド」って、いったい何が良いのでしょう?
 
創業以来、私たちさわかみ投信は大手金融機関の営業力を頼ることなく、自分たちの足で全国各地に出向き、セミナーを通じて投資理念を伝え、一つのファンドを丁寧に販売し続けてきました。
 
なぜ、わざわざ販売チャネルを限定してまで「直接販売」にこだわり続けるのか?
そしてなぜこんな非効率な直販ファンドが、平均寿命5〜6年と言われる投信業界で25年にわたって成長し続けてこられたのでしょうか。
 
今回は、実際に日々お客様と話しセミナーを開催する直販部社員(前職:証券会社、老舗高級ホテル従業員)が、実体験と肌感覚ベースで「なぜ私たちは直販であり続けるのか?」、感じていることを率直にお伝えします。
これを読んで「直販ファンドって面白いかも」と興味をお持ちいただけたら、ぜひお近くのセミナー会場に直接お越しください!きっと、直販ファンドの新たな魅力を感じていただけるはずです。


作り手と売り手が一体の安心感

3/6開催の佐賀セミナーの様子

直販とは、銀行や証券会社などを仲介せず、ファンドの作り手(運用会社)が直接、お客様へ説明と販売を行う仕組みのことです。
私たちは日本で初めて大手金融機関のしがらみが全くない独立系のファンドとしてスタートし、現在まで純粋な「直販スタイル」を貫いています。
つまり、自社で作った商品を、自社の人間が売っているのです。
 
これって、当たり前のことのように思われるでしょうか?
いえ、実はものすごい付加価値なのです。
 
通常、皆様が資産形成のご相談をされる銀行や証券会社の窓口には、運用の現場を知らない販売員が立っています。(ネット証券では人すら存在しませんが・・・)
彼らは販売のプロではありますが、当の商品がどのような過程で作られ、どのような人間によって日夜運用されているかということについて実体験を伴う知識はありません。
 
スーパーの店員さんに、「このダイコンはどこの畑で、どういう人が、どんな肥料で作ったの?」と聞くように、
あるファンドについての詳しい説明を販売金融機関の窓口で手に入れることは、実際のところなかなか難しいのが現状です。
ましてや取り扱う商品も数百に上るとなると、販売員には余計に一つ一つのファンドの商品性など勉強している暇はありません。
その結果、実際にはファンドの中身をよく知らない販売員が勧める商品に、大切な虎の子のお金を託しているという現状があるのです。
 
皆様の人生設計に大きく関わるファンドは、まさに伴侶にも劣らぬ「人生の同伴者」と言っても過言ではありません。
そんな大切なものなら、心から信頼できて、何かあったら身近に相談できる相手から買いたいと思いませんか?
そんな投資家の願いを叶えるのにぴったりなのが「直販スタイル」です。
 
私たちは運用と販売を自社で一貫して行っています。それも商品は一つだけ。
セミナーや各種のイベントでは、普段会うことのできない運用の責任者たちから直接、ファンドの説明を聞くことも可能です。
自分たちが理解し納得し自信を持ってお勧めできる商品を、自分たちの手で売ることができるのです。
一見当たり前のことのようですが、これを実現できるのは直販スタイルを貫けばこそなのです。

直販の現場で見えてきた「資金の純粋性」

2023年運用報告会の様子

さわかみ投信ではファンド仲間の皆様に直接お会いすることをとても大切にしています。
全国各地で開催するセミナーはもちろんのこと、
投資先企業とファンド仲間が出会う場である運用報告会や企業訪問ツアーも、直販スタイルに無くてはならない要素です。
 
なぜここまで投資家との対話を重視するのか?
それは、ファンドに集まる「資金の純粋性」を高めるためです。
 
私たちの行う投資は「長期投資」と言います。マーケットの価格変動に左右されず長期の時間軸を持って投資を行いますが、実は最も動かねばならないのが、暴落の時。
市場がパニックとなり皆が売り逃げに走る中で、さわかみファンドはぶれることなく安値で売り叩かれている優良企業の株式を買い挑むことで将来のリターンを積み上げるのです。
 
それが可能なのは、私たちのファンドに集まる資金の質が極めて純度の高いものだからです。
「資金の純粋性」なんてありうるのか?
そう思われるかもしれませんが、理念や哲学を共有したファンドにはそれがあり得ます。
 
通常、株価下落の局面では投資家は損失を恐れ、ファンドには資金引き上げの解約が殺到します。
いかに良い企業の株式が安値で放置されていようと、どれだけ優秀なファンドマネージャーがいたとしても、投資家から資金を引き揚げられたファンドには打つ手がありません。
 
しかし、例えばリーマンショックという経済の大暴落時にも、私たちはファンド仲間の皆様からご入金いただくことができ、安値で優良株を買い仕込める好機となりました。
暴落や下落局面の中で投資家の信頼を保ち続けられるということ自体、日ごろから運用者と投資家との対話がなければ不可能です。
さらに私たちは創業時からずっと「投資を通じて社会を築く」という理念を発信し続けてきました。この業界では珍しいくらいの正々堂々さだと思いますが、これはただのお題目ではありません。
投資が持つ可能性を訴え、それに共鳴してくださる方にファンド仲間となっていただくため、直販スタイルを貫いてきました。ファンド仲間の皆様こそ、さわかみファンドの最大の財産であり、25年の直接販売の歴史そのものなのです。

直販スタイルの「デメリット」?

大手金融機関に属さないために享受できるメリットの反面、「独立系」「直販スタイル」には使い勝手が悪いとみられてしまう面もあります。

新NISA制度との相性
私たちが扱うのは、自社の商品である「さわかみファンド」一つだけ。
そのため必然的に、当社でNISA口座を開設すると「NISA制度で買えるのはさわかみファンドのみ」ということになります。
多種類のファンドや個別株式への投資を望んでおられるなら、正直言って一般的な証券会社のほうが圧倒的に選択肢は多いでしょう。
 
ただ、選択肢の多さが投資家の皆様にとって必ずしも善であるとは限らないと私は思っています。
むしろ、「何を選んだらいいのかわからない」となってしまう可能性も無きにしも非ず。
 
自信を持って磨きこんだ唯一の商品「さわかみファンド」だけを私たちは扱っていますから、不便さと思わず、「信頼」の証しだと思って直販スタイルを楽しんでいただけたら嬉しいです。
 
それに、私たちのさわかみファンドも新NISA制度の「成長投資枠」の対象になっています。1200万円の上限投資額を当社で使い切った後、他社にNISA口座を移して残り600万円のつみたて投資枠を使い切る、といった方法も可能です。
NISA制度も、ぜひ自由な発想で納得のいく使い方を試してみていただけたらと思います。当社「ご縁の窓口」もいつでも皆様のお力になります!

【まとめ】直販スタイルでしか約束できない値打ち

直販スタイルには、投資理念と哲学を同じくする純粋な資金を集める力があり、資金の純粋性はそのまま暴落時のファンドの強靭性に繋がります。
常日頃から対話を重ね、理念を共有し、暴落時にも資金を投入してくれるファンド仲間の存在があってこそ、我々の長期投資が成り立つのです。
 
そうしたファンド仲間との結びつきを作り上げるのが、我々の「直販スタイル」です。
前職を含め、数多くのお客様に様々な現場でサービスを提供する機会に恵まれてきましたが、「直販」以上に一つのファンドの魅力を伝えきることのできる方法には、未だ出会ったことがありません。
 
直販スタイルにご興味をお持ちいただけた皆さま、ぜひ、ご縁の窓口までお気軽にお電話ください。
そして各種セミナーやイベントで直接お目にかかれる日を楽しみに、社員一同お待ちしております!


直販部 前川 真弥 Maya Maekawa


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!